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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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ハゼパーティ(中編)

 ハゼ釣りを終えた俺達は最寄り駅へと戻ってきた。ハゼパで自分達が食べる分は確保してあるので、家族分も振る舞いたい希望者には天ぷらにしたものか生魚の状態がいいか確認してもらったところ天ぷらにしたものが多数になった。まあ当然だよな、油ものは手間かかるし。そんな中で生魚希望の下津木さんと新山君にはジッパー付き保存袋に入れてからスーパーのレジ横にある買い物袋に入れて渡す。


「じゃあ俺は釣り道具を家に置いてくるから鳳来さん後はお願いね。高校に到着前に多澤先生に連絡すれば迎えに来てくれるから」

 鳳来「わかったわ。下処理はしておく?」

「蔵持先生と相談して決めていいよ。蔵持先生なら下処理の仕方がわかっているから」

 鳳来「了解よ」

「新山君と下津木さんは生魚だから油で揚げるとは言っても一旦持ち帰ったほうがいいから、学校近くで鳳来さんに連絡して会場に行ってね」

 新山「わかりました」

「昌史、悪いけどこれ頼むな」

 昌史「ああ」

「じゃあ皆、また後で」

 昌史にクーラーボックスを渡した俺は一旦帰宅する。


 帰宅した俺は道具の手入れを明日する事にして、前日の一人釣りで確保した魚介と()()()()を保冷バッグに入れて再び出かける。

 高校に到着した俺は多澤先生からの情報を元に借りてくれたレンタルキッチンの部屋へと行く。どうやら、マンションの上のフロアの一部がレンタルキッチンとして開放されているみたいだ。

 部屋へと到着した俺はチャイムを鳴らして少し待つと鳳来さんが出迎えてくれた。

 部屋は広々としているし、高層マンションではないけど、上層階なだけあり景色もいい。なので、皆は部屋内を探索中のようだ。


「内宮ごめん。多澤先生は蔵持先生と安中先生を迎えに行ったから、下処理してないんだ」

 申し訳なさそうに鳳来さんが報告してくる。

「大丈夫だよ。それよりさ、冷蔵庫に必要なのが無いから誰かに買い物頼める?鳳来さん以外で数人お願い」

「了解よ」

 行くのは、厳さん・烏野さん・桃瀬さんに決まったので買い物リストを渡す。

 烏野「パン粉はいらないのですか?」

「今日は天ぷらにするから必要ないよ。大根は半分にカットされている上の部分があればお願い。ここに戻る前のスーパーで鳳来さんに連絡してくれる?追加がある場合に備えて」

 烏野「わかりました」

「じゃあ、お願いします」

 高校近くにスーパーがあって助かったぜ。


「さて、じゃあ下処理をしちゃいますかね」

 まずは冷蔵庫に持参した食材を入れてから刺身用の魚から捌く。多澤先生からは「まな板の汚れは気にせずに」とは言われていたけど念の為にまな板シートを使う。

 鳳来「うちらに手伝えることある?」

「魚の下処理だけは俺がやるよ。烏野さん達が帰ってきたら、色々手伝って」

 鳳来「わかったわ。何だかゴメンね、内宮の負担が大きくて」

「気にすること無いって。俺自身楽しんでるからさ」

 鳳来「お人好しで心配になるわね」

 昌史「いや。内宮はお人好しじゃないぞ」

 鳳来「どういうこと?」

 鳳来さんは昌史の発言が気になるみたいで向かって行く。


 俺は昨日釣ったカゴカキダイとキュウセンを三枚おろしにして冷蔵庫に。ハゼは()()()に処理しておく。大型のオキナメジナはウチで三枚おろしにしてきたので、ここで捌く必要は無い。

 ハゼはマハゼのみを皆には食べてもらう。チチブは数が少ないのもあるけど、最初は美味いのを食べて欲しいので自宅用です。

 魚の処理の最中に多澤先生達と新山君と下津木さんが来たので一休みしてもらう。


 その後すぐ烏野さん達が戻ってきたので鳳来さんと笹嶋さんには天ぷらの衣作り、昌史には大根おろしを作ってもらう。

 まずはハゼの天ぷらを多澤先生に見てもらいながら鳳来さんに作ってもらう。これは各自の自宅用だ、ここで食べる分はまだ揚げない。


 自宅に届けるのに鳳来さん・烏野さん・厳さん・昌史が出ていった。バイト中の明槻さんの分は烏野さんに頼んだので「買い物含めてパシリみたいにしてゴメン」と謝っておいた。烏野さんからは「気にしないで。内宮君より楽だから」と言ってくれた。厳さんと昌史には申し訳ないが雪華と明槻さんのバイトが終わるので迎えに行ってもらう。


 雪華と明槻さんが到着して、皆が戻ればハゼパになる。その事を楽しみにしながら、食材の調理を進めるのだった。

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