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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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ハゼパーティ(前編)

 さて、ハゼパーティ当日です。

 皆でハゼ釣りするけど朝からガッツリという訳では無く、少し早目の昼飯にしてもらって最寄り駅に集合する。


 俺は雪華をバイト先に送ってから合流する余裕があるので、一緒に家を出る。妹弟は折角の連休なのに兄の俺と遊べずに少し残念そうにしているので、明日は遊んであげようと思う。


 雪華は多肉植物販売会に向けて休日はなるべくフルで働くシフトにしている。まあ次の祝日は天気次第だけど栗拾いに行く予定だから休みだけどな。ハゼ釣りはまた二人で行こうな、と伝えるとハゼ釣りにこだわる必要は無いと言われた。


 最寄り駅に行くと厳さんと昌史が着いてたので声をかける。

「二人ともオッスー。他の人達は来てるの?」

 厳さん「よう!まだみたいだぜ?俺は昌史と一緒に来ただけだからな」

「今更だけど、二人は連休デートとか大丈夫なのか?」

 厳さん「俺は明日、一緒に出かけるぜ。まあ、夜は一緒にゲームしてるんだけどさ」

 昌史「俺は昨日したし、明日は音楽活動に付き合う予定だ。それと内宮、申し訳ないが釣れたハゼを少し貰うことは可能か?家族に振る舞いたい」

「いいよ。厳さんにも渡すしな、なら気合い入れて釣らないとな」

 厳さん「俺んちもいいのか?」

「当然だろ。今日のバイト終わりの後片付けを義姉さんにお願いするんだからさ」

 中学時代は二人と釣りはしなかったのか?というとしてない。昌史は部活動があったし、厳さんはインドア派だったからな。だから、こうして釣りに一緒に行けるのは嬉しかったりする。


 三人で会話をしていると新山君や女子組も到着したので、釣り場へと移動する。十人の大移動なのでバスの後方を占拠する形になったけど幸い混雑はせずに済んでホッとする。


 このメンバーは悪ふざけで危険な事はしないと思うけど、ライフジャケットを着ていないので注意するように伝える。


 俺はいつも通りの手慣れた感じで竿に仕掛けを付けていき、腰のべルトに装着したエサ入れから青イソメを針に付けて一人一人にやり方を教えていく、が教えている時にもアタリはあり釣り上げられるハゼに歓声が上がる。

 注意点として、見慣れない魚が釣れたら触らないように言っといた。河口域では数は少ないけど見た目がハゼに似ているナべカもいるからだ、ヤツは鋭い歯があるので噛まれたら出血するから注意が必要だ。


「ハゼって普段からこんなに釣れるの?」

 釣りはじめてから時間は過ぎて釣りになれた頃に釣り上げたハゼを持ちながら鳳来さんが質問してくる。

「そうだね。ハゼは釣れるときは大量に釣れるよ!ただ、釣れるからといって食べられない数を釣るのは、俺は反対だけどね」

「なるほどね。じゃあ今日は好調なんだね」

「そうだね。大きさもいいし、美味しいよきっと」

「内宮君。ハゼは泥抜き?とかいうのはしなくていいのですか?」

 鳳来さんの針にエサを付けながら話しをしていると烏野さんが質問してきた。

「河口域の小型魚は必要ないよ、特にハゼは海から(のぼ)ってきてるからね」

「「へえ〜」」

 烏野さんと鳳来さんが感心したような声を出す。


 途中、明槻さんがバイト時間のため帰ることになったけど他のメンバーの釣りは続いている。

 明槻さんも「釣りは初めてだけど楽しかった」と言ってくれたので嬉しい。


 時間は15時になろうとしているので、そろそろ止めるか話し合おうと思っていたら。

「内宮君、すごく引っ張られるんだけど!」

 と、少し焦り気味の笹嶋さんの声で急いで向かうと結構なしなりなので交代する。

「笹嶋さん、大丈夫?」

 竿を受け取った俺はバラさないようにしつつも、笹嶋さんに声をかける。

「うん。焦ったけど平気」

「よかった」

 他の皆も何事か、と集まる中でようやく釣り上げる。

(無事、釣り上げられて良かったぜ。皆が注目する中、バラしたら恥ずか死ぬよ)


「内宮君、これ何?()()()とも違うよね」

 釣り上げたのは俺だけど、釣った笹嶋さんがビックリした表情で聞いてくる。他の皆も興味津々だ。

「スゴいよ、笹嶋さん。これはクロダイ!立派なタイの仲間で高級魚だよ」

 えっ、と皆がザワつくのも無理はない。高級魚というインパクトは抜群だ。

「とりあえず、記念撮影しよう。桃瀬さん、頼める?」

「あ、うん」

 笹嶋さんのスマホを桃瀬さんに渡して、笹嶋さんにはまずは針の上あたりの糸を持ってもらい、ぶら下げた状態で一回。次は針をハズして頭と尾ビレを、胸の位置で持った状態で一回撮影する。

 何やかんや皆の撮影大会となってしまった笹嶋さんとクロダイであった。


 撮影大会が終わり、笹嶋さんに尋ねる。

「笹嶋さん、これ家族で食べたいなら三枚におろしてあげるけど、どうする?」

「う〜ん」

 悩む笹嶋さんに考えてもらっている間に、他の皆には釣りはそろそろ止めるか聞くことにした。ハゼパするには十分な数を確保できたからな。


 皆の意見は終了でいいんじゃないか、となったので後片付けを開始する。

 手伝いを申し出てくれたけど、大丈夫と断りつつサクサクと片付ける。

 釣れたのは、マハゼ・チチブ・メッキ・クロダイになる。前回、雪華と来た時に釣れたコトヒキは釣れずに代わりにメッキが釣れた形だな。前回と今回の両日ともボラが釣れてないのが意外だった。


 帰りのバス車内でもスマホを操作しながら「うーん」と呟く笹嶋さんなのだった。

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