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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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ハゼパーティに向けて

 金曜日の放課後に鳳来さんから話があるとの事で一緒に喫茶店へと来た。メンバーは俺と雪華、それに鳳来さんと明槻さんだ。

「このメンバーだとバイト先と変わらんね」

 鳳来「まあね。内宮班の半分はバイト仲間だしね」

「そんで、どうしたよ?バイト関連?」

 鳳来「ハゼパ関係。結論から言うと先生達との合同でOKとなったわ。開催希望は三連休の日曜ね。釣りする内宮のスケジュールは不明だけど、夕飯ついでにやりたい人が多いから21時終了目安でどうかしら?」

「おお!なら蔵持先生に連絡しておくよ、時間もいい感じだしさ。高校周辺のレンタルキッチンだと1時間使用でこの値段だから16時から借りる感じでどうかな?俺は仕込みがあるから」

 高校周辺のレンタルキッチンを調べたスクショを見せる。空き状況も一緒に確認出来る画像だ。

 鳳来「いい感じね。場所については内宮と先生達で決めちゃっていいわよ」

「了解だ。で、釣りする人はまだな感じだよね」

 鳳来「いいえ。全員参加よ」

「は? マジで?」

 鳳来「マジよ。みんな、やってみたいんだってさ」

「失礼な言い方になるけど、下津木さんは上品そうだから参加しないと思ってたよ」

 明槻「ノリノリだったよ」

「そっかー、全員かー。嬉しいけど大変になるから複雑な心境だな」

 鳳来「うちらで用意するのある?」

「靴は汚れていいのをお願い。俺や雪華が釣りするような場所では無いけど、靴の汚れはあるからそれが嫌なら辞退したほうがいいと思うよ、誰も責めないの前提で。漫画やアニメで見るような堤防では無いからさ、場所は違うけどこんな感じだから」

 砂地というよりも半分泥地の風景画像を見せる。

 鳳来「なるほどね。通達しておく」

「俺は完全に裏方に徹するから生き餌が苦手でも魚を直接触れなくても俺がやるから安心していいよ。竿に関しては人数多いから文句は受け付けないって事で一緒に通達しておいて」

 鳳来「わかったわ」

 こうして鳳来さん達との話し合いは終了した。明槻さんが一緒に来た理由はこの後、雪華も含めて三人がバイトだからだった。


 バイト先に三人で向かうと姉御先生が事務所にいた。お腹が大きいから自宅に居たほうがいいと思うけど、ここなら誰かしら居るから安心出来ると言われたら何も言えない。現在は姉御先生の母親が毎日来て家事をしてくれているらしい。


 一旦帰宅して雪華のバイトが終わり迎えに行く時間まで資格試験の勉強をして過ごす。朝輝が遊んでと言ってきたけど、ご飯になるからダメと言ったら少ししょんぼりした顔になった。だけどご飯はキチンと食べないとだからな、ここでの甘やかしは良くないのだ。


 雪華を迎えに行く時間となり、バイト先に向かう。今日は曇り空というのもあるので明槻さんを自宅マンションに送ることにする。鳳来さんと烏野さんの彼氏持ちは俺と同様に迎えに来てくれる日もあるとの事。ただ、一度も会ったことが無いんだよね、会ったとしても何を話したらいいのかわからんけど。


 帰宅中、雪華にハゼパで先生方含めたサプライズ企画の為に一人で釣りに行くと言ったら「ズルい!」と言われた。雪華はバイトがあるじゃんと伝えたらシュンとしてしまったけど今回ばかりは一緒には行けない、雪華には危険な場所で磯釣りをする予定だからだ。ちなみにそこで冬場にも、とある高級魚を釣りに行くけどその時にも雪華は連れて行かない。

 そんな場所で釣りしないで雪華と一緒に釣りが出来る防波堤とかにしてやれよ、と言われるかもしれないけど防波堤では釣れない魚なのだ。


 雪華との就寝前のいつもの時間は雪華の頭を胸に抱きながら自宅用にも釣ってくるから今回は勘弁してくれと言いながら宥めておいた。雪華も何かを感じとってくれたらしく「Ei voida au(仕方ない)ttaa」と言ってくれた。その後はキスを何度かして雪華は自室へ戻った。


 蔵持先生からも了承の連絡が来たので、内宮班のメッセージで通知しておいた。

 レンタルキッチンは多澤先生に任せて大丈夫とのことなので、お任せすることになった。


 あとは釣りの助っ人だけど、現在奥さんと喧嘩中とのことなので、この釣りで仲直りしてもらいたいけど、どうなるかはまだ不明だ。

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