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0.竜美 拓人転生する

 7月中旬、高校2年の1学期の期末試験を終えた俺、竜美拓人は、ホームルームを終えた後全速力で学校を後にし、ゲームショップへと向かった。


 ゲームショップに全速力で向かってるくらいだから当然そうなんだが、俺の趣味はゲームだ中でもRPGさらにいえばモンスター育成ゲームが特に好きだ、ポ◯モン、デ◯モン、ド◯クエ、エトセトラ、様々なゲームをやってきた。

 そして、今日は待ちに待った新作ゲームの発売日なのだ、新規IPのモンスター育成ゲーム、この会社が出すゲームはどの作品も大当たりで今回のゲームも期待が高い。

 楽しみすぎて、ほとんど眠れていない、とは言ってももともとテスト勉強で寝れてないんだけど、まーともかくテストも終えて1学期も、終盤のこの時期に発売夏休みは思う存分やってくれと言わんばかりのタイミングだ!


 そうこう考えてるうちに俺は、予約をしたゲームショップに辿り着いた、店に入りすぐさま俺はレジへと向かい、予約のレシートを店員に渡してついに俺は、新作ゲームを受け取った。


 ゲームを受け取った俺は興奮が冷めぬまま店を出て家へと向かい駆け出した、そう赤い光がさす家への道へと駆け出した。

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 •

 •

 ん?どこだここ家へと向かっていたはずの俺は唐突に見知らぬ真っ暗な空間に来ていた。


 俺が、そう考えていると前から突然絶世の美女がやってきた、しかし俺はそんな美女の顔より少し下に目がいってしまう胸がとてつもなくでかいのだ、何カップと聞かれると分からないけど多分Gぐらいなのではないだろうか、あれってどういうふうに決めてるんだろうな


「こんにちは、私は魂の管理者エーテル」


 魂の管理者?何をいってるんだこの女は、推定年齢20はいってるのにいまだに厨二病なのか、美女じゃなかったらかなり痛いぞ、いや美女でも痛いのには変わらないけど


「魂の管理者って何どういう設定、ていうかここは何処なの、俺早く家に帰って新作のゲームやりたいんだけど」


「あら?あなたは記憶を持ったままここに来てしまったのね」


 えーと意味がわかりません、この美女は一体何を言ってるだ、さっきから謎だらけだ


「あのさっきから意味がわからないんでもう家に帰らせてもらえませんか、出口ってどこですか?」


 ささっと帰って新作ゲームだ、せっかくの美女との出会いだが、そんなことよりゲームだゲーム


「たまにいるのですよね、強い未練を持ったまま、死んだことにも気づかないと、記憶を持ったまま魂になってしまう人が」


 あーもう話通じないな、俺は早く帰りたいんだけどな、って今死んだって言った


「あの、今死んだっていいました?」


「はい、いいました」


「いやいやいや、何言ってるんですか、現に今俺はあなたと話してるじゃないですか冗談はよしてくださいよ」


 そうだ会話ができてるんだ死んだなんていやな冗談を言うなこの人は


「冗談ではありませんよ、会話していますがそれは魂による会話です、現にあなた今体ないですよね」


 何を言ってるんだよ、そんなわけ…

 あれおかしいな手を確認しようとしたのに手が見えない、それに持っていたゲームがないぞ…そんなまさか…


「俺本当に死んだですか、死因はなんですか!」


「待ってくださいねあなたの死因は」


 そう言って美女は図鑑程ある大きな本を開き始めた


「ありました、あなたの死因は隕石の衝突による者です!」


 そんなバカな…なんかで見たことがあるけど隕石に当たる確率って160万分の1とかそれぐらいじゃあ、あり得ないだろ…


 いや、ポ◯モンで色違い2連続で出すよりかは高いからあり得るか


「じゃあここは新しい命に魂を転生させる所って感じですか」


「おや?よくご存知ですねその通りです」


 やっぱり、こういうの流れでこう言った場所はそうだよな


「それじゃあ、次の転生先は記憶思ったまま転生って可能ですか?」


「はい、時々前世の記憶を持った人がいますよね、それはあなたのような人が転生しているからなのです」


 あー、なるほどテレビとかで見た、前世の記憶を持ってる人はそう言うカラクリだったのか


「なら記憶を持ったままゲームができると思えばいいか」

 死んだのはショックだけど記憶があるならむしろ16年分寿命が増えたと思えばいいか、またゲームができる年になったらもっと色々増えてるだろうし


「残念ながらそれは不可能です、あなたの魂の転生先は地球とは別の世界となりますので」


 なんだって…


「まさか…それは魔物がある世界だったりしますか…?」


「ええ、そう言った世界になりますが」


 っく…今の俺に体はなく魂だけだが、わかる俺は今涙を流している


 まさかリアルで魔物を見れる日が来るとは、まだ見れてわいないけど魔物がいる世界に行けるとは


「それじゃあ女神さん、えーとエーテルさんでしたっけ、俺を早く転生させてください」


「えっ?良いのですか?あなたの好きなゲームもなく、魔物の溢れる危険な世界なんですが、そんなあっさりと受け入れて」


 何を言っているんですか


「むしろ大歓迎ですよ、記憶を引き継いだまま死んだのがむしろラッキーなくらいですよ」


「変わった方ですね、わかりましたそれでは転生の儀を行います」


 そう言って美女、エーテルさんは言葉を呟き始めた


「迷える魂よ、新たな器を造りて、その器に転生せよ」


 俺の体、じゃなくて魂の周りがキラキラと輝き始める


「それでは行ってらしゃいませ、あなたの魂に加護が有らんことを」


 そして、輝きはさらに増して俺の視界?がホワイトアウトすると次の瞬間


「無事に生まれたぞ男の子だ」


「ええ、あなた私たちの可愛い可愛い我が子よ」


 男の声と女の声が聞こえる、なんだろう別に泣く気はないのに無意識に泣いてしまう


「エェーン!ウエェーン!」


 赤子の泣き声だ、いやこれは俺の泣き声だ

 と言うことは俺は無事に転生できたのか


「これからよろしくな、ルーク」


 俺の新しい父親らしき男は、俺のことをルークと呼んだ


 これから俺はルークとしてこの魔物がいる世界で生きていくんだ


 俺は高まる気持ちを泣き声にして、魔物のいる世界に生まれたことを噛み締めた

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