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異能者IZM  作者: てんせん
16/25

異能者IZM 第16話 〜友だちの裏切りと泉雲の怒り〜

今回の話の中で卑猥な発言や少し性的、 女性を侮辱するような表現が入っている為、苦手な人は読まないでくださいね。そこまで酷くはないと思いますけど…一応

それにフィクションですよっ

という事で 大丈夫な方だけどーぞ。

16話


薄暗い部屋の中で、バカ騒ぎをする麦野の友だちだという見知らぬ男たち…


そんな部屋の中に麦野に入れと言われるが、躊躇する汐梨…


男A「朱夏あ おっせーよ」


「あっごめん ごめぇん」


男B「朱夏ちゃん おともだちはぁ?」


「あ うん 連れてきたよぉ♪しおりちゃあん なにしてんのぉ?入っておいでよお」


麦野に呼ばれて観念し、恐る恐る汐梨が部屋に入ると、


期待に胸を膨らませていた男たちの表情が固まったのだ。


それも致し方がない。


麦野と同じレベルの女子が来ると信じて期待していた男たちの気持ちは裏切られたから。


麦野が連れてきた女子高生は、珍妙なメガネをかけ、髪は俗にいうオバさん結び。今時のJKでは見かけないぐらいの長さの膝下10㎝以上の長いスカートを履き、もうそろそろジメジメと暑いのに制服のブレザーをきっちり着込み、スタイルは寸胴で

いわゆる見た目が〝喪女子高生″だったからだ。


だから先ほどとは打って変わって

シーンと部屋は静まり返り、男たちの生気が失われたのだった。



男A「……ちょっ おま 朱夏コレはないって」


「なにがあ? ちゃーんと女子じゃん」


男B「……女子って……」


さっきまでのテンションがダダ下がりする男たち。


「私の〝友だち”だから みんな仲良くしてね♡」


男共「……」


「むっ 麦の さん こっこれは どーいう事 ですか?」


汐梨は汐梨で見知らぬ男たちが部屋にいる事に、酷く動揺し、青ざめながら麦野に問いかける。

すると麦野はにっこり汐梨に微笑んで、


「朱夏ね 汐梨ちゃんにお友だち紹介しよーと思ったんだよ? ダメだった?」


「いや…だっ だって…」


(私は……てっきり女の子の友だちと思っていたから)


改めて 汐梨が部屋の男たちに目を向けるが、誰1人汐梨と目を合わせようとしない。


(あ…やっぱり 私みたいな女子…嫌だよね 学校でも まともに男子に相手された事ないんだから知ってる… 神代くんが構うのは私の能力の事だし…)


麦野が座ると、周りの男たちが競うように横に座ろうとする。汐梨は何も言えなくなって、離れた広く空いたソファの端っこにちょこんと座ったが、


(…やだっ帰りたい…こんな所…いたくないよ)


心の中では居心地が悪すぎて、今すぐにでも部屋から出て行きたかった。


麦野はそんな所在なさげで惨めな汐梨をニヤニヤ笑いながら見て、


「ちょっとぉ 暑いんだけど 誰か汐梨ちゃんの相手してあげてよぉ 朱夏ばっかりみんなの相手できないってぇ」

(ほら見なさい 男はかわいくて綺麗な女が好きなんだから♪ 朱夏ってばモッテモテ♡)


男の扱いに慣れている麦野は女のイヤな部分を知り尽くしてもいる。

自分より遥かに劣っていると思っている汐梨を見下し自分は男たちにチヤホヤされて優越感を充たすのだ。


男C「いや…だって…ねぇ?」


男B「そんな事より朱夏ちゃんが遅れて来たんだから1曲なんか歌ってよ」


男A「ってめぇ 狭いんだよ!朱夏に触んなよ」


誰も汐梨に構おうとせず、麦野だけを持て囃し、汐梨はあからさまに孤立させられた。

そんな状態を解っていて、


「あっ じゃあさぁ しおりちゃん 歌ってよ」


「…え? いや 私…」


見た目もモサい上、ノリも悪い汐梨にウンザリし、


男B「ちぇ…来るんじゃなかった」


心無い一言が汐梨の心を抉る。

汐梨は人間不信で特に男子が苦手だ。

昔イジメられた影響が特に大きいからだ。


だからどんどん身を縮めて、身体を強ばらせていく。


(な…なんで?麦野さん 私 麦野さんが側にいないと…怖くて何も喋れない…怖い…)


…たすけて…





汐梨が、1人苦しむ最中、泉雲はまだ校舎にいた。


どうやら告白タイムが終わったようだった。


(あー くそ…なにが〝好きになりました”だ オレの何を知ってるって言うんだ)


泉雲は持って生まれた女にも負けない美貌のせいで昔からモテるが、産まれてすぐ両親に捨てられて、孤児院で育てられたのだが、

己の能力のせいで孤児院で恐れられ、忌み嫌われて、物心がつくかつかないかの頃に

ある組織に連れていかれ、マトモな幼少期を送れなかったのだ。

そのせいもあって泉雲は泉雲で捻くれて拗らせて育った為、他人が信用できず嫌いなのである。


そして 先程の告白タイムが何気に長引いたようでイライラしていた。


そんな泉雲は近道をしようとして、裏門の方へ向かう。


その途中泉雲の耳に女の声が聞こえてきた。

(げっ また待ち伏せかよっ)


と一瞬構えたが 聞こえてきた内容にピタリと歩みが止まったのだ。


女生徒A「地味峰マジざまぁ」


女生徒B「朱夏のluin(lineの事)爆笑もんだよ」


ちょうど角の階段の踊り場で、かたまって女子たちが話をしていた。


(〝ジミミネ″って…藤峰のことか…)


少し気にはなったが、見つかってまた声をかけられたらめんどうだと思い、泉雲はUターンしようとしたが、


女生徒C「えー でもさすがに〝ハメ撮り”はやりすぎじゃない?」


泉雲「!?」


女生徒A「いいんだよ あんな陰キャ1回痛い目みれば」


女生徒B「えーでもさぁ相手勃たないんじゃね?笑  相手あのモサ子だよ アハハ」


信じられないとても下劣な会話が展開されたので、


「…なぁ それって なんの話?」


突然声をかけられて、振り返るとそこに神代泉雲が立っていたので、

女生徒たちはキャー!と叫び慌てるのだ。


女生徒A「え? え? かっかみしろくん?」


突然の泉雲の登場に錯乱にも似た行動を取る女生徒たち。

だが泉雲はツカツカと近づいていき、眉間に皺を寄せて、


「藤峰を… どーするって?」


女生徒B「えっ やっ かっ神代くん わわたしたちはっなんでー「いーから言え!!」


怒声を放ち、怒りを露わにする泉雲。

女生徒たちははじめて見る泉雲の荒々しい顔つきを間近で見て、喉がヒュッと鳴る。


女生徒A「や…やだぁ~~いっ泉雲くん おこんないでっいっ言うから…し …しゅかが 今日 男友だち連れて馴染みのカラオケ店で…お 男たちに輪姦(まわさ)せて…は… ハメ撮り…するって 」


「!! ーっその場所どこだ?」


女生徒B「〇〇町のカラオケ〇〇って 所です…」


場所が分かった泉雲はそれ以上何も言わずにすぐその場を走り去った。


(あんのバカ女! 見る目なさすぎだろっ! ハア?輪姦(まわ)す?ハメ撮り?? ~~っ考える事がゲスすぎて吐き気がする!!)


泉雲は珍しく感情的になっていた。

そしてスマホを取り出し先程の店を位置検索する。




泉雲に話しを聞かれてしまった先程の女生徒たちは、



女生徒C「ねっ ねえ!この事朱夏に言った方がいいかな?」


女生徒A「…いや… ほっとこ どーせ…もう今から行ったって間に合わないだろーし」


女生徒B「…神代くん…行くのかな?ってか ケーサツ呼ぶかもっ そしたら私ら罪になんないかな?」


女生徒A「!っ うっうちら別に話し聞いただけで関与してないじゃんっ もぉ ほっとこ!        い 行こ行こ」


そう言って3人は顔を見合せ、バタバタと逃げるようにその場を後にした。





***


そして…その頃カラオケ店では


麦野に指示され、1人の男が渋々汐梨の横へ座り、ゲスな計画を実行しようとしていたのだ。


まず汐梨の飲み物を頼み、テーブルに運んだ所で麦野が汐梨をトイレに誘う。

男たちは2人が居なくなったのを見計らい、汐梨の飲むドリンクに違法薬物に近い睡眠薬を入れた。


その後ジャンケンをする。


このジャンケンの意味は、


誰がはじめに汐梨を犯すか という鬼畜の所業の順番を決める為のモノ…


男B「げぇっ オレ1番かよォ…萎えるぅ〰️」


男A「ギャハハ ぶっちゃけオレも勃つ自信ねーわ」


男C「じゃあ オレ撮影係な!」


男B「うえー金貰いてぇぐらいなんだけどぉ!」


男A「あーたしか上手くいったらお礼とかで朱夏がほっぺにチュ してくれるらしーぜ♪」


男B「お!それならオレ ヤル気出しちゃうもんねー♪」


男C「ギャハハー お前単純だな!」


男A「たとえ性欲処理だとしても 朱夏も相手選んでほしーぜ」


男B「それそれ!タダでヤラセてもらうにしても こっちだって相手選びたいってー笑」


男C「でもなんか朱夏ちゃんあのモサ子のことめっちゃ嫌いって言ってたからそーとー恨みあんじゃね?」


男A「ならもー学校も行きたくないって思わせれるぐらいめちゃくちゃに犯せばいんじゃね? まあこれで男とヤレんのも最後だろしな」


男B「じゃあー俺らがあのモサ子のバージンと人生奪うんだ なんか責任感じちゃうなー」


男C「それを映像に残すオレってしごでき?」


男A「お前らゲスすぎて超ウケる ギャハハハハー」


そんなクズ同士の会話がしばし続き、程なくして麦野と汐梨が部屋へ戻ってきた。


「なーにぃ? みんな歌うたってないじゃん」


男A「ちょっと 疲れたからさ」


「えー今〝疲れられる”と困るんだけどおー」


男A「だーいじょうぶだって ちゃんとヤルときゃヤレるからさ♪」


「えー ほんとやめてよねー朱夏頼りにしてんだからさぁ」


2人のやり取りをボーッと汐梨が見ていると、


男B「あっ 汐梨ちゃん 待ってたよ ここ座って座って」


(とりあえず 演技演技 オレは男優だ)


「?あ…ハ イ」

(やっぱり帰りたいって 言わなきゃ)


男Bは先程と打って変わってとにかくご機嫌を取るように汐梨に接する。


(あれ? なんでこの人急に優しくなったの?イヤだったんじゃないの?)


あまりの態度の急変ぶり汐梨は困惑する。


男B「オレって結構人見知りでさーはじめはキンチョーしちゃったんだけど 汐梨ちゃんもキンチョーしてるんだよね?」


「……う ハイ」


(……マジ暗れーなこのキモ子…ハア…まっったくタイプじゃねーーー!!)


男は自分の本音を押し殺して裏では毒を吐き、表では笑顔を作っている。


そして汐梨に薬入りのドリンクを「飲んで」と差し出すのだ。


汐梨は差し出されたドリンクに目を遣り、何故かは分からないが、優しくなった男に勇気を出して声を発した。


「あ… あの やっぱり…私 帰り…ます」


(はあ? このオレが優しくしてんのにっなに勝手言ってんだこのブスがっ お前がこのまま帰ったらオレは報酬貰えなくなんだよ(怒))


「あ… そ じゃーとりあえずこれ飲んだらさ帰ってもいいよせっかく頼んだのに 勿体ないじゃん?」


さっきからとりあえず飲め飲めと言われたら普通は怪しむのだが…


汐梨は意外にもあっさり帰る事をOKしてもらえて拍子抜けする。


(え? こんなあっさり?簡単に…これ飲んだら 帰っていいんだ やっと帰れるんだ!)


※見ず知らずの人がいて、自分の飲み物が残っている状態で席を離れてはいけません。そしてそれを決して飲んではいけません。


汐梨はその行為がどれだけ危険であるかも知らないので、早く帰りたい一心で、何も疑わずに勢いよく半分ほど飲み干したのだ。


(! チョロッ  こいつ バカだな)


男B「わ〜お♪ いい飲みっぷりだね どお?」


「お …おいしい です」

(ん…? なんかちょっと変な味 ……こんな味のジュースなのかな?)


麦(うまく飲ませたわね…ってか チョロ…)


周りにチョロいと思われている汐梨だが、とにかく早く帰りたい一心で、

(これ…全部飲まないと 帰れないのかな…)


そしてまた 疑いもせずもう一度飲もうとしたが、突然の目眩に襲われたのだ。


「…? あ… れ… 」


次第に頭がグラグラしだし、強い眠気が襲う。グラグラゆらゆら目の前が歪み出し、フラフラしだすので、隣に座る男が汐梨の肩をガシッと支えた。


男B「あっれぇ~しおりちゃあん ど~したのぉ~?」


「?… うっ… あ…」


汐梨は意識が朦朧としだし、隣の男の声も遠くにいるように聞こえる。人に支えてもらえないと、座ってもいられなくなって、動けなくなってとうとう深い眠りについたのだ。


男A「おー さすが先輩から貰ったクスリは効くね~速攻じゃん♪」


ソファに倒れ込んだ汐梨の前にゾロゾロと男たちが集まり、麦野はこれから行われるであろう

男たちのおぞましい所業は、流石に見たくないので スマホを弄りながら席を立ち、


「じゃー 終わったら教えてね」


と一言いい残して部屋を出て行った。

そのすぐ後に1人の男がドアに内鍵をかける。

普通カラオケ店は中から鍵はかけれないが、この一室だけ特別仕様になっていて鍵がついている。

なので条例違反となるが、普段は予備のスタッフルームとして使っているので一部にしかしらされていない。

所謂秘密の〝連れ込み部屋″なのだ。


そして1人の男が汐梨が寝ているか確認する。


男B「おー ちゃんと寝てる寝てる」


男A「しっかし 見れば見るほど地味だしモサいし完璧な陰キャって感じで萎えるわぁ」


男B「えw ンなコト言わんでくれる?トップバッターオレなんだけど」


男C「目隠しとかしたらまだマシになるんじゃね?とりあえずそのダッセぇメガネ取れよ」


男が作業のように汐梨の着ているブレザーに手をかけボタンを外していく。

そして脱がされそのブレザーはテーブルの上に無造作に置かれた。

そして汐梨のメガネに手をかけ外したのだ。


男B「うっわ 何この前髪…すだれかよwww

ダッセェー…? ア…れ この陰キャ 顔小せぇな」


男A「おっ前もっと演出考えて脱がせよぉー」


顔の半分程覆い隠してるのか、メガネを外すと汐梨の素肌が露になったのだ。

普段隠している汐梨の白くすべすべのきめ細かい肌に整った鼻筋、

よく見ると、ぷっくりと艶めいた花のような唇。


男A「ん? どーした?やっぱ勃たねぇってか」


男B「…いや …ってかコイツ そんな悪くないかも」

(肌だってどーせぶつぶつのニキビかカバみたいなゴツゴツした汚ったねぇモンだと思ってたのにむき卵じゃん)


そう言いながら男は汐梨の簾のような前髪をかきあげた。

そこに露になるのは、閉じられてても分かる、整った顔立ちに、長いまつ毛に大きな二重の瞳。


男B「うわっ え?うっそ!この女 なかなかの美女じゃん!」


意外すぎる男の反応に周りも興味を示す。


男A「は? ウソだろ? ちょっ 見せろよっ」


我も我もと汐梨の周りに群がる男たち。


男C「えー!これはっ よく漫画とかであるメガネを外せば実は美少女でしたーって激アツ展開じゃん!激萌えじゃん!!♡」


男B「ダメだぜ!ジャンケン勝負でオレが勝ったんどから最初はオレだかんなー♪割り込み禁止」


男A「…この女…なんでこんなダッセェ格好してんの? っあ やべ オレ 勃ってきたわ」


汐梨の素顔を見て、ヤル気を見せ盛る男たち、だが 汐梨のメガネを外した事で、

普段抑えられていた霊力が解放されて、それに惹き寄せられて集まってくる人の目に見えない物の怪たち。


男C「あれ? なんか 部屋…寒くね?」


男A「どーせ今から汗かくんだから我慢しろよ オイ 早く脱がせよっ」


男B「せかすなってぇ~♪えー どれどれぇ♪」


既に性欲にかき立てられた男の目はギラつき、息を荒くしながら汐梨の制服のリボンを解き、シャツのボタンを一つずつゆっくり外していく。

そしてバッと両手で開けて


男B「うウェーイ! はいきたー ガード固い系♪キャミだぜキャミぃ」


男A「…ゴクリ ンだよっ寸胴かと思ったら けっこー良いスタイルしてそーじゃん♪ おい!脱がせ脱がせ」


ゴクリと生唾を飲み込みキャミソールに手をかけ、上に手繰りあげれば汐梨の女性らしく くびれた細い白い腰が露出し、男たちの性欲はより一層駆り立てられ、


男B「ふっほっやっべ!腰がキュッと括れててかわいいじゃん! わあお ブラはなかなか可愛いのつけてんじゃん胸あんじゃん! 」


男A「コイツいっぺん起こしたいなーどんな喘き顔すっか 見てみたいぜ」


男B「じゃあ王子様のオレが この眠り姫にキスをして起こしてやろーか?」


男C「ギャハハお前のどこが王子様だよ 王子ナメてんの?」


男B「うっせぇな!」


くだらない話をしながら下卑た笑いを浮かべ、男は汐梨の長いスカートの中に手を伸ばし、その花のような美しい唇に己の唇を重ねようとした時、


鍵を閉めたはずの部屋のドアがガチャリと開いたのだ。

薄暗い部屋に突然灯りが灯され、不思議に思った男3人がそれぞれ視線を送る。

するとそこには見た事もない

銀色の髪で、整った顔をしているが、赤い燃えるような瞳をした、やたら美形な人間が立っていたのだ。


一瞬1人の男がおっ美人じゃん と思ったが、


「ーここに来たはいいが 部屋が分からなくてな…お前らがソイツのメガネをとってくれたおかげで助かったわ」


声でどうやら男だと認識し、


男A「は?  誰このイケメン?」


男C「ってか なんで入ってこれるわけ? 店員?」


チラリと男共が群がっているソファに目を遣ると、気を失ったように見える、制服を脱がされ 上半身の肌を露わにされ、その上1人の男が汐梨にまたがりスカートの中に手を入れている姿が目に入ってきて、


男は眉間に皺を寄せ、奥歯をギリリと噛みしめた。


「~~~なに してやがる…クソ外道共…覚悟はできてんだろな?」


そう 部屋に入ってきた男は神代泉雲であった。


その泉雲が、今までにないほどの怒気を放っているのだ。


「… ゲスが」


そう言って泉雲は己の指をバキバキ鳴らす。


男たち「「はア?」」


突然見知らぬ男に自分達のお楽しみを邪魔されて、いい気がしない男たち。


だが…彼らは知らないのだ。


この神代泉雲が 普通の人間ではない事を…


そんな泉雲を怒りMAXで怒らせてしまった事を




彼らは 知らないのである……

















































異能者IZM16話を読んでくださってありがとうございました! ちょっと今回過激だったかもですけど…(そんなコトなかったと思う人もいるかもですけど…)この物語は妖怪や妖が出てくるファンタジー小説ですけど、現代の人間社会もそれなりに書いていきたいと思ってますので←そんなに詳しくないからさわりぐらいですけどね… だから時々グロ表現は入れていきます。でも…R18にはなりませんので

次回も隔週投稿ですので何卒よろしくお願いします!


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