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異能者IZM  作者: てんせん
13/25

異能者IZM 第13話 〜はじめてのともだち〜

13話 



騒動の午後の授業が始まる教室では、常にバイブレーターの音がする。


だが、不思議な事に、普通に授業は進行するのだ。


現在汐梨たちは物理の授業の真っ最中なのだが、その教師は実はだいぶ高齢で、耳が遠いので、バイブレーター如きの音は聞こえず、誰が呼んだか〝耳なし教授″と言われるが所以。


だから、生徒たちの半数以上がグループluinで(通話アプリ)メッセージのやり取りをしている。


生徒A 昼休み白王子と準備室で2人きりだったって

生徒B はあ?マジで??

生徒C 確定w

生徒D 信じない!

生徒E 地味峰と?ウソだろww

生徒F なんで神代くん授業出てないの?

生徒C あっそーいやいないな


そんな勝手なやり取りは、当事者は蚊帳の外で行われる。

面白がる者 ショックを受ける者 僻む者 三者三様である。

そして現在泉雲は教室にいない。どうやら午後の授業はサボったようだ。

そんな異様な空気で始まった授業の中、汐梨は1人耐えていた。


(……なんだか まわりから 冷たい視線をずっと感じる)

ヒソヒソと話し声も聞こえてくる。

「なんであんなのが」「やだーうそお」「むかつく 調子のんなっての」

それは汐梨に聞こえるように小声で話すのである。


授業中でもお構いなしに、汐梨を蔑む声、非難する声、侮辱する声は止まらない。

詳細が分からず、それが怖い汐梨は、己の握りしめた拳から出る汗を止められず、1人耐えるしかなった。



そんな授業中、 

姿を現さなかった泉雲は、学校から遠く離れたある山奥にいた。


そこは邪気に満ちていて、澱んでいる。

だから妖怪が 魑魅魍魎がうじゃうじゃといるのだ。


そんな場所で泉雲は無差別に暴れて殺しまくる。


人には聞こえぬ妖怪達の断末魔が響き渡るど真ん中で、右手は血塗れ、左手には酒の入った瓶を掴みそれを煽るように呑む泉雲。

その瞳は妖怪の血のように赤く染まって鈍く光り、

全身からは殺気が漂っているのだ。


「はぁ はあ クソが……」


襲い掛かる妖怪を、己の拳に異能の力を込めて殴り 蹴り飛ばし 皆殺しにしていく泉雲。

まるで 八つ当たりするかのように暴れるのだ。




『ーー私はあなた達の仲間になる気なんてないです  話は以上です お帰りください』


「ーーこのオレを コケにしやがってー」


プライドを傷つけられたらしく、結構根に持つ泉雲であった。


気が済むまで暴れた泉雲が山を降りた。

その泉雲の元へ1本の電話が入る。

画面を見ると、鴉丸からだったが、泉雲は珍しくすぐ出たのだ。


『わっ こんな早く出てくれるなんてどーしたのぉ泉雲ちゃん?』


「切るぞ」


『え? ちょっもー短気なんだからっ』


「…なんだ?」


『不思議ちゃん あれからどーなった?』


「ぁあ?」


思い出して泉雲はピキリと青すじを立てる。


『アレ…? なんか ぼく地雷踏んでる?』


「その件はお前が勝手にしろよ オレには関係ねー」


『… あーそう? あっそーいえばもうすぐ遠征部隊が帰ってくるそーだよ☆』


泉雲の機嫌を察知し、即座に話題を変える菊ノ助。


「それが?」


『…え? いやー…そろそろあいたいかなー    と思って』ブチッ ツーツーツー……


だがそれが裏目に出たのだった。


「…フン どーでもいい事を… アイツらが帰ってくるのか…めんどくさ」


そう言って残りの酒を飲み干し、そのまま何処かへ消えていったのだ。




そして同刻放課後。大和仁王学園のある女子トイレの中で、藤峰汐梨は数人の女生徒に連れ込まれ、囲まれていた。


女生徒A「ほんっと あんたって腹立つな!」


窓際まで汐梨を追い詰め、責め立てる女生徒達。


女生徒B「色目使ったわけじゃないなさそーだけど あんた白王子の弱みでも握ってんの?」


汐「あっ あの……」


汐梨が声を発すると、1人の女生徒が胸ぐらを掴んだ。


女生徒C「どーなんだよ ああ?」


女性とは思えない荒々しい言葉遣いと迫力で汐梨は怯み怯える。

こういう人種に関わった事がないから免疫がない。


(ーーっ こ こわいっ)


女生徒A「あんたは今まで通り1人でいればいいんだよ!なに今さら調子乗ってんの!」


その一言に胸がツキンと痛み、言葉が出なくなった。


(……1人… これからも…ずっと 1人…)


自分の〝友だちが欲しい″という細やかな願いすらも持つな と言われた様で、自分の意思では身体を動かせなくなった。動かなくなった。

そんな汐梨を1人の女生徒がドン!と突き飛ばし、汐梨はバランスを崩してそのまま後ろに倒れ込んだ。

そこに追い打ちをかけるようにペットボトルの水を頭からかけられた。


冷たい水が背中を伝い、徐々に制服に浸透していき全身に冷ややかな感覚と、気持ち悪さが巡っていく。


女生徒B「キャハハ 汚ったなー地味でブスで汚い 略してぇGBK!」


女生徒A「あはは ◯イゴかよ笑」


それは集団となって、悪質で陰湿な〝イジメ″へと変わった。


そしてその中の1人の女生徒が汐梨の足を土足で踏みつけて、


女生徒C「いーい? これに懲りたら2度と泉雲くんに近づくなよ ってか身の程を知れっての ブース!」


水を掛け、罵声を浴びさせ 漸く満足したのか女生徒3人はそのままキャハハと楽しそうに笑いながら女子トイレから出て行ったのだ。


1人取り残された汐梨は、理不尽なイジメを受け 失意に陥っていた。


暫く動けなかったが、いつまでもここに居る訳にもいかないので、ゆっくり立ち上がり 鏡のある方へ向かう。


掛けられた水が 制服にじっとりと染みてきて、冷たくてまとわり付いて更に気持ち悪い。立った事で スカートからポタポタと水が滴り落ちる。


(……なんで こんな目にあうんだろ…)


どんどん気持ちが沈んでいきそうで、今すぐにでもこの場所から抜け出したかった汐梨は己の髪を掴みそこから一本指で摘んで中途半端な長さで切った。


(ふう…とりあえず このまま帰れないし ここから離れよう)


そう決心してメガネを外し、己の髪を鏡に翳して術を唱えようとした所で声がした。


「… だいじょうぶ?」


一瞬耳を疑うような声が聞こえたのと、術をかけようとしたのを誰かに見られた? と声の方に振り返ると、そこには知らない女生徒が1人立っていたのだ。


汐梨はメガネをサッと掛け直し、またイジメられると顔を背けて身を縮めたが、


「あ… わたし隣のクラスの麦野っていうんだけど C組の 藤峰さん だよね?」


「…え…?… あ… ハイ  ?」


突然現れた女生徒に対して、汐梨は状況が飲み込めない。たった今まで同じクラスの女子達に罵倒され、挙句水を頭からかけられ 酷い目にあった所。

そこに心配そうに現れた ロングヘアをハーフアップにし、緩やかなカールをかけた髪は茶色く染めていて、ぱっちりとした可愛らしい大きな瞳と、ふっくら艶やかな女性らしい唇にはリップを塗り、華奢で、短いスカートから覗かせる細い脚。

汐梨とは全く正反対の 見た目〝今どき美少女JK″であったからだ。


「よかったらこれ 使って」


「……?」

そう言って 麦野が差し出してきたのは いつ用意していたのか、タオルであった。

だが その思いもよらぬ親切な行為に、汐梨は頭の理解が追いつかない。

こんな親切を受けたのは、学校では小柴さん以来だったので汐梨の時が止まってしまったのだ。

そんな汐梨に麦野は笑顔を作りながら頭の中に?が無数浮かぶ。

「あの 藤峰さん?」

「ーーあっ ハイ!」

「だから タオル 濡れてるから使って」

「……あ あ ありがとう ございます…」


恐る恐る漸くタオルを受け取った汐梨に対し、麦野の笑顔を作った口元が僅かに歪んだが、汐梨は気付かなかった。


「わたし B組の麦野朱夏むぎのしゅかよろしくね」


嘘みたいにずぶ濡れの見窄らしい汐梨ににこにこと声を掛けてくる麦野に汐梨は戸惑う。


(え…? え なに?今 私の身に なにが起きてるの??)


汐梨は受け取ったはいいが、綺麗なタオルを濡らす事に躊躇して、タオルを持ったままオドオドしてしまうのだが、


「? なんで使わないの? ほらちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうよ」


麦野はそう言いながら汐梨の手からタオルを取り、頭を拭いてあげた。


(え…? こんな私に…なに?この天使みたいに可愛くて優しい人は??まさかっ 人間じゃない?それとも これは 夢?)


余りにも受け入れ難い出来事に、驚いて今メガネをかけているのか確認する→ある。

なら夢なのか?と疑い、自分の頬をつねる→痛い。


(ちゃんと人だし!夢じゃない!!)


漸く受け入れれたが、こんな夢みたいな光景にボーっとしていると、


「ひどいね あの人たち」


「あっ … でも…」


(こんないい事があるなら ちょっと…感謝しちゃうかも)


汐梨はだいぶズレているので、あんな事があっても1つの嬉しい事で帳消しになる。


ある意味すごくポジティブとも言える…


「…ちょっと 乾かしてからここでよっか?」


「!  はっ  ハイ」


麦野はどうやら汐梨と一緒に居てくれるようだ。それが分かって汐梨は更に嬉しくなる。


「こーいったらアレだけど 水でよかったね コーラとかコーヒーとかだったら悲惨だったよぉ」

少し苦笑い気味に口元に手を当てながら言う麦野に対し、


「そっ そーですねっ」

とまんざらでもない様子。


「… やだ もぉっ 〝汐梨ちゃん″ってかわってるぅ あと敬語やめてよお」


その時汐梨に衝撃が走った。


(!! え??  〝しおりちゃん″ ??え  ぇえええー!??)


初めて同級生に下の名前を しかも〝ちゃん″付けで呼ばれたものだから 汐梨の頭は爆発しそーになった。

思い起こせば名前(しかも苗字)を呼ばれた事など数えるほど…先生か何かの行事の時に呼ばれたぐらい。

下の名前で呼ばれた事は遥か昔。


だからほぼ人生初!


本当に悲しい人生である。


だから汐梨は今信じられないぐらいの幸福感でいっぱいなのだ。 そしてまた


「〝汐梨ちゃん″もよかったら わたしのコトは朱夏って呼んで」


ピッシャーンッ!! 麦野にとんでもない事(普通)を言われて汐梨には雷に打たれたような衝撃が走った。


ハードルが高すぎる。


キャパオーバーしてしまい、もうどう対応したらいいのか正直解らなくなった。顔は真っ赤になり、無駄に手をバタつかせ落ち着かない。


そんな奇妙な行動を取る汐梨に麦野は


(え? なに?  ちょっとやっぱキモいは   コイツ…)


(こっこんな突然! こんな可愛くて天使みたいにいい人がっ 私の名前を呼んでくれて! おまけに名前で呼んでってっっ わっわたしは!一体どーすればっ)


悶絶したい汐梨とスンッとなった2人の空気の温度差が激しい。


だが麦野は次の瞬間 汐梨の手をキュッと握って


「… よんで  くれないの?」


きゅるんと大きな瞳をうるうると潤ませる麦野を見て汐梨の心臓がドキーッ!と飛び跳ねた。


「あっ そのっ 下の名前で呼ぶのはっ 恐れ多いと言いますかっ そっそんなっっ滅相もないと言いますかっ」


「アハハー なにそれー 大げさだよぉ」


カラカラケタケタと笑う。麦野を素直にかわいいと思う汐梨も、自然と笑みが溢れた。

ほとんどメガネで見えないが…


「あっ そろそろ乾いたんじゃない?」


「あっ  はっ  ハイ」


「じゃーそろそろ行こっか?」


「あっあの いっ  一緒に…ですか?」


「ん? もちろん」


パアアーーーッと汐梨の視界が明るくなる。

2度目の〝人生最良の日″が来たと、汐梨は神に感謝するのだった。

麦野はそのまま汐梨と一緒に歩き1ーC組まで向かうと、教室には午後からサボっていた神代泉雲が自分の席に座っていたのだ。


まさか居るとは思わなかったので、汐梨は泉雲と目が合った瞬間逃げ出そうとしたが、後ろから麦野がドンッと汐梨を押しのけて前に出た。


「わあっ 泉雲くんだあ!」


目を輝かせながら麦野は泉雲に駆け寄る。


「はあ? 誰お前」


「あっ わたし B組の麦野朱夏 汐梨ちゃんの友だちだよ」


(え? むっ 麦野さんっっ そーなの??え?? 私たち ✨〝ともだち″✨!?)


「はあ? あいつの?  もの好きだな」


「えーそんなあ ひどおーい 汐梨ちゃんいい子だよ」


汐梨はさっき麦野に押し除けられたが、〝ともだち″と言われて嬉しすぎてどうでもよくなっているのだ。


だが泉雲は馴れ馴れしく話しかけてくる麦野を鬱陶しく思い、我慢出来なくなって席を立った。

そしてツカツカと汐梨に歩み寄り、小声で


「お前が欲しかったのって あんなのか」


「!!」


泉雲は汐梨にだけ聞こえるようにボソッと言って汐梨を横切り、そのまま教室を出て行った。


麦野はその2人のなんとも言えないやり取りを見て、歯を食いしばり、眉間に皺を寄せた。

そしてコロッと表情を変えて、


「ねえねえ わたしはじめて泉雲くんとはなしたんだけどぉ あんな近くで顔見たのはじめて!めっちゃ顔面偏差値高いんだけどお♡マジ顔がいい」


「え? あっ そーなんですか?」


(良かった… 麦野さんには神代くんの言葉聞こえてない… ほんと 失礼な人)


「やっぱ いいなあ 泉雲くん 」


(…性格知らないから 麦野さん……)


「ねえ 汐梨ちゃん 仲いいんでしょ? 泉雲くんにわたしの事もっと紹介してよぉお」


ぴょんぴょんかわいく飛び跳ねながらお願いしてくる麦野に汐梨が顔を赤くしながら戸惑っていると、


「あれ? やっぱ2人っ…そういう関係なの?」


「え? そーいう関係って? なんですか?」


「だってみんな言ってるよおお 汐梨ちゃんと泉雲くんが〝ただならぬ関係″だって」


「……ただならぬ関係  …って?」


汐梨がキョトンと何も解ってない顔をすると、麦野の動きが少し止まったが、


「もおっ だから 〝カレシ″なんじゃないかって!」


「へ… かれ…し… だれが?」


「…だから 泉雲くんっ 」


「…… だれ の… ?」


「… しおりちゃん!  」


ここで汐梨の動きが止まる。頭ではゆっくり思考を巡らせて、 そして やっと理解できた。


「え? ぇええー!? えー!? ないっ ないですっ ないない まったく!誤解です!!」


「… ほんとに  ちがうの?  」


「 ハイ!! 」


(なっ ? なんて ウワサがっっ)


信じられない事に汐梨は今気づいたのだった。


今まで自分は、神代泉雲に特別な力があると疑われて ただただ質問攻めにあっていただけなのだから。

だが 傍から見れば人気者の無口な神代泉雲が地味でモサい全く正反対である自分に構うものだから不満に思う人もいるだろうが、疚しい気持ちも男女のそれとは全く違うのでお門違いなのである。

汐梨はそう思っていた。

ただ麦野は

(ふーん おかしいとは思ってたんだけど 絶対ナシだもん…でも 泉雲くんに近づく為にはコイツ利用しないと…後牽制も…)


「よかったあー じゃあさっ 応援してほしーの」


「え? 応援 って?」


「えー わかんないの?」


「… ? わかりません」


(あー!コイツマジめんどくせえ! くっ 我慢 ともだちのフリともだちのフリ…)


「だからあ 泉雲くんと朱夏がつきあえるよーに 応援してよ 汐梨ちゃん」


(察しろよ 地味峰)


心の中と表面上の顔が全く違う麦野朱夏。

もちろん人の機微も思春期の女子の情緒にも疎い汐梨は気づかない。

目の前では演技とはいえ、可愛くお願いポーズをしているのだから。

だから汐梨はへら〜と笑いながらこくんと頷いたのだった。


「きゃっ嬉しいーありがとう汐梨ちゃん!」


(うん かわいいな この人 …〝応援″って…なにするんだろ?)


友達ゼロ 恋愛経験ゼロの汐梨にとって未知の世界である。


「ねえ!汐梨ちゃん さっそく明日ね 一緒にカラオケ 行かない?」


「えっ かっ カラオケ ですか??」


汐梨にとって今日はじめて〝ともだち″が出来た事でもじゅーぶん大ニュースなのだが、その上憧れのカラオケにまで誘われたのだ。


次の日の友だちとのはじめての約束に心が躍る。


「もおっやだあ 敬語はやめてってばあ でねっ 泉雲くんも誘って欲しいんだけど…いいかな?」


「かっ 神代くんをですか?? ムリですムリです!」


両手で思い切り否定の意を示し お断りする。汐梨は正直泉雲が苦手だ。

そして恐らく相手も自分を嫌っていると 思っている。


「えー やっぱり 汐梨ちゃん 朱夏と泉雲くんが仲良くなるのって反対なんだ…」


「え? ちっ ちがいますよっ 反対なんてしませんよっ」

(… でも正直 反対したい……)


「じゃあ なんで? 協力してくれないの?」

(このブス 協力しろよ)


「いや あの …」


上手く言葉を繋ぐ事が出来ない汐梨。

それに不安しかない だがこの麦野の女子らしい可愛いおねだり顔を見ていると、断れないので、超絶無理だと分かるお願いを、安請け合いしてしまうのである。


「わっ わかりました!私からも ご要望にお応えしてもらえるよう 善処します!」


(は? なに言ってんだこの女… ご要望って善処って リーマンかよ)


麦野の裏の顔が全く読めない汐梨は幸せいっぱいなのである。


麦野は影でほくそ笑み、そんな汐梨見下しながら


(地味峰さぁ〜ん その調子で わたしの為に しっかり働いてね♡)


麦野のそんな黒い心の声なんてもちろん読めない汐梨は、明日への期待に燃えていた。





























異能者IZM13話を読んでくださってありがとうございました。 また次回も隔週投稿です。

「面白い」「続きが読みたい」と思ってくださったら

下の☆☆☆☆☆から 星1つでも 星5つでもいいので評価の方よろしくお願いします。よければブクマも大変嬉しいです。

励みになりますので 何卒よろしくお願いします。

では また次回もよろしくお願いします。

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