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ひとをおもいて

しょてん おもいて

作者: 漉緒




ちもそらもあきはふかまりきもあかく

どうけいかなたういてんぺんの



地も空も

秋は深まり

樹も紅く

憧憬彼方

有為転変の






しもつきのみたびめぐりによはさむし

なんぞかぞうるせっそうのなし



霜月の

見旅巡りに

夜は寒し

なんぞ数うる

雪霜の梨






あるじなくあとかたもなくせつなくも

おもいかえしてなくもわすれじ



主無く

跡形も無く

絏流雲

思い返して

波雲忘れじ






おりおりのしきのいろどりおりまぜて

あるじげんせんしゅぎょくあまたに



折々の

四季の彩り

織り交ぜて

主厳選

珠玉数多に






がんこものぜはぜとすすめひはひとす

しかめみせてはえみはくすりと



頑固者

是は是と奨め

非は非とす

顰目見せては

笑みは薬と






さんねんめあきさりふゆにきさらぎの

かえりきたるをかえらざるいま



参念銘

秋去り冬に

如月の

還り来たるを

帰らざる今






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― 新着の感想 ―
[一言]  ひらがなが先だと、脳内変換の漢字との違いに驚きが。 「節操の無し」になりますよね、やられた!
[良い点] 私は詩には造詣がないので、上手く受け取れないですが、ひらがなだけでは情景は掴みにくいものの、漢字と並読すると、心地よいため息のでる作品だと感じました。
[良い点] やっぱりひらがな読んでから漢字見た時、意外さにドキリとしますね。 >雪霜の梨 >絏流雲 びっくりした(´゜д゜`) 私にはわからない景色を詠んでいるようで、でもこの秋の言葉景色に参加…
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