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僕が猫に恋をした日  作者: 君色 ジェシカα
第一章 三毛猫(ミケ)との出会い
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第九話

「寝ちゃったか。よほど疲れてたんだろうな」

 そう言って僕は立ち上がるとお風呂へ向かった。

「今日はシャワーで済ませよう」

 お湯を沸かすのが面倒だし、なにより明日の仕事に備えたい。

 10分くらいで髪や体を洗い流し、お風呂を終了させた。

 あとは、自分のご飯だが、コンビニで購入してきた、カップラーメンで済ませることにした。


 リビングでご飯を食べているとミケが起きて顔をすり寄せてきた。

 あぐらをかき夕飯を食べていたためミケがあぐらのうえに乗ってきた。

 これでは動けない。でもすぐに動くこともないしミケを優しくなでてあげる。

「やっぱり寂しかったんだろうな。あの降りしきる雨の中たった1匹だったんだもんな」

 しばらく撫でているとまた“ゴロゴロ”と鳴きだしていた。

 もうすでに懐かれているのかもしれない。それでも明日がお別れの日だ。

 何分経っただろう。ミケはすっかり寝込み始めて数分が経った。

「僕も眠くなってきたしそろそろ寝ようかな」

 ミケを抱きかかえベッドの上に移動させる。

 途中ミケが目を開けたがどうやら眠気に勝てずベッドの上に着いたら

 布団の中に潜り込みまた寝始めてしまった。

 明日の仕事の準備に取り掛かる、とはいっても特に準備するものなんてものはなく出社してから

 いつものように仕事をこなすだけだ。

 ミケがいる場所を避け僕も布団の中に入る。

 ミケがとても暖かかった。いままでこんな温もりを感じたことがなかったからかもしれない。

「ずっと飼いたいな」

 目から涙をこぼし、呟きながら眠りについた。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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