表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕が猫に恋をした日  作者: 君色 ジェシカα
第一章 三毛猫(ミケ)との出会い
5/104

第五話

 会社の近くのコンビニで猫の餌を購入した。

「小さかったし、子ねこ用の餌でいいかな?

 とりあえず、缶詰も一応購入しておくか」

 適当に、缶詰やキャットフード、フレークを購入した。

 傘をさして朝の空き地に走った。


 空き地について置いてあった段ボールに近づく。

「猫はどこに行った?」

 朝にいた三毛猫の姿が見当たらない。朝は確実に段ボールの中に丸くなっていたのに。

 まさか、僕を見て後をつけてきてしまったのか?

 最悪な事態を頭の中で思い描いてしまう。すると


「にゃ~」


 と、か細い声が雨の降りしきる音に紛れて聞こえた。

 どこかにいる。この空き地のどこかに。


 傘を放り出して、慌てて探す。


 どこにいるんだ?

「お~い。どこにいるんだい?出てきてくれ~!!」

 呼びかけてみるが雨の音にかき消されてしまう

 今度は、少し大きめの声で呼んでみる。

「お~い。猫ちゃん。鳴いてみてくれ!!」

 すると言ったことがが通じたのか

「みゃ~みゃ~」

 と反響したような鳴き声が聞こえてきた。

 声が反響するようなところと言えば土管の中だ。

 膝をつき土管の中を覗いてみると


『いた!!』


 体中の毛が雨に濡れびしょ濡れだ。

 土管の中央にいるため手を伸ばしても届かなさそうな距離だ。

「こっちにおいで」

 と言っても怖がって近付いて来ようとしなかった。

 どうしよう……

 と思った時人差し指をふって呼んでみることにした。

 指をふりながら、「こっちだよ。おいで~」とやってみると

「にゃ~」と鳴きながらよちよちと歩きながら近づいてきた。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

意見や感想などいただくと励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ