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恋文

作者: 神林 醍醐郎



貴女はいつでも傍にいて


静かに私を見つめています


白い裸身を黒衣に包み


じっと私を見つめています



貴女の吐息は近いのに


貴女は私を抱きしめない


貴女の香りは甘いのに


私は怖くて触れられない



切ないほどに 愛しい人よ


その紫の唇で この唇を塞いでください


悲しいほどに 愛しい人よ


その青褪めた指先で 私の瞼を閉ざしてください



貴女を想えば 悲しみは去り


貴女を歌えば 憂いも溶ける


貴女に捧げた恋文は 夜な夜な 微かに囁いて


貴女の愛を讃えています



心も身体も魂も 捧げ尽くした私です


いつか愛してくださいね


貴女に抱かれる その時を


いつでも ひとり 待っています。




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