俺と高スペック今彼と。
はっきり言ってそいつと俺のスペック差は、コミュニケーション能力だけでも、パソコンで言うceleronとi7ぐらい違う。なんなら世代を変えてもいいレベルである。
何はともあれ、知り合いの少ない俺が座席表の前でここまで長い時間いるのはおかしい。できるだけ自然体で席に近づきすわる。
優等生である彼女はすでに来ていた。俺の二倍は学校から遠いはずだが、、、
当たり前のように、カバンを机横のフックにかけ、サブの手持ちバックも反対側にかける。
朝に弱い俺は、朝ごはんを取る暇などない。おにぎりを持参し、学校で食べるため、まずはカバンを確認し、そこにないことを確認すると反対のサブバックの中を確認する。やっと見つける。おにぎりを包むビニールを剥がすと中のおにぎりを食べる。中には梅干し(種無し)。比較的に早食いであるこの俺は一口が大きい。食べながら次は本を読もうと先読みする。
食べ終えてたら本を読む。普段と何も変わらない日常に不信感でさえ抱いていた。人生最初(最後とか思いたくない。そんなこといわないで!!)の彼女であり元カノな女性が隣に席に座っていることなど、人生最大の難所と言っても、過言ではない。
気にしなければ、いいと頭ではわかっていても普段人と喋ることが殆ど無い俺にとって他にやることなどない。
いやーほんとうにきつい。時計をジーっと見て時間がすぎるのを待つ。秒針がないのはこういうとき役に立たん。。。
今回は短いです。次回少しずつ物語は動き出します。
よろしくお願いします。