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私は、鳴徳高等学校に通う学生である。

この学校で、二週間後にテストがある。

私は、テスト勉強をしようと心に決めた。


テストまで、あと14日。

学校に提出する問題集のページを休み時間にやった。

でも、答え丸写しのところやちょっとチラ見して実力で解いたところもある。

提出期限があるけど、問題集をやるのは面倒。

しかし、出さなければ成績に関わる。

そういう時は答えを見ることが多い。

特に、テストに問題集でやった問題があまり出ない時。

期限守れればいいやという軽い気持ちから、そんな行動が起きた。


家に帰って、勉強。

……。

…………。

………………。

出来なかった。

ひたすらスマホをいじり、小説を読んだり、ゲームをやったりした。

お風呂に入って、歯を磨き、就寝。

テスト勉強しない14日前。



テストまであと13日。

よし、今日は、勉強ちゃんとやろう。

心の中で決める。

学校に行き、授業を受けて、授業を聞きながらノートに絵を描いたり、文字を書いたりする。

絵は落書きみたいなもの。

授業がとてもつまらないから猫とかをノートに書いていた。

そして、ノート提出があるため証拠隠滅。

消しゴムで絵を消した。

落書きの跡は……。

うん。

まぁ、気にしない。

退屈な授業を左から右に聞き流し、授業が終了。

あぁ、眠い。


家に帰ってから、もちろん勉強。

……。

…………。

………………。

……………………。

全く以ってしなかった。

今日も昨夜と同じく、スマホをいじり、サイトで検索して面白そうなページを開いて、読んで、閉じる。

その繰り返し。

ひと段落ついてからご飯を食べて、お風呂に入り、歯磨きしてから寝た。

テストの危機感がない。



テストまで12日。

まず、学校。

遅刻しそうになった。

家に出るのが遅くて、バスに置いていかれると本気で思った。

辛いながら、全力で走ってなんとか間に合う。

息がすごい、はぁはぁと途切れている。

その後学校に着いてから、友達とのおしゃべりで朝の出来事を話す。

父親が階段から滑り落ちそうになって手すりを慌てて掴んでたとか、母親が左右で違う靴下を履いていたとか、兄がスマホを落として踏み潰して割ってしまったとかの話。

本当にしょうもない話。

あっ!

最後のスマホは大変な話だね。

面白可笑しく話しながら、もうすぐホームルームの時間。

携帯壊わしちゃったのは、やばくない?

なんて友達が言って先生が教室に入ってきた。

話が中断される。


ホームルームが終わり、話の続きには……。

ならない。

次の授業は移動で教室が遠いのだ。

学校の4階が私の所属しているクラスだ。

しかも、端っこ。

そのため、一階の端まで行かなきゃいけないのは辛いし、大変。

ホームルーム終わってからの休憩は5分しかないため、みんな急いで用意して早歩き、本当はいけないけど走る。

そうしないと間に合わないから。


午前の授業が、終わり給食。

給食前も移動教室のために、10分の休み時間はあるが、地下の食堂まで行かなきゃいけないので、休憩なんてないようなもの。

決められてるクラスの座る場所内なら自由なので、友達と座って、今朝の続きの話などをしながらご飯を食べた。


家に帰った。

勉強しなきゃなぁ〜。

考えつつも、スマホをいじる。

期間限定のイベントのあるゲームをやった。

勉強の時間はゲームで潰れた。

ご飯を食べて部屋に戻り、ゲームをやりながら寝落ち。

因みに兄の携帯がどうなったのかはご想像にお任せします。



テストまで11日。

朝、バサッと布団をめくり、時間を確認。

早くに起きたようだが、急いでシャワーを浴びる。

頭、体、顔を洗って、お風呂場を出る。

髪の毛と体を拭いて、服に着替える。

早急にドライヤーを使い、髪を乾かした。


朝食時、母にテスト勉強はどうなのか聞かれた。

私は、順調順調。

そんな風に意気揚々と答えていたが、内心は焦っている。

勉強してない。

どうしよう。

心にモヤモヤを抱えて、ご飯を口の中にかきこんだ。


学校に着き、友達に勉強がはかどっているかを聞いてみた。

でも、3人くらいの友達が……。

全然、進んでないよ〜。

なんて笑いながら言うが、こいつら絶対やってるなと確信。

全然、進んでないとか言っている人は絶対やっている。

しかし、私は本当にやっていないために、全くやってないなどと言うが、他人に全くやってないって言っているやつほどやっているとか思われているのかもしれないと考える。

だが、本当にやっていないものはやっていないので、そう答える以外にはないのだ。

テストの勉強でやっているかやっていないかで嘘ついても意味はないし……。


学校の用事が午後からあったために早く帰ることができた。

まず、家に着き、部屋で制服を脱ぐ。

私は、私服に着替えたため、それでこれからを過ごす。

そして、スマホを手に取る。

勉強するから、3時間経ったらやめよう。

……。

…………。

………………。

決めたことを守れない。

オンラインの小説を読んでいたが、その先が気になり、どんどん時間は過ぎていった。

結局、今日も勉強はできなかった。

この意思の弱さをなんとかしたい。

誠実に思った。

ご飯を食べて、お風呂に入り、歯を磨き、トイレに行って就寝。

ベットに入ってからもスマホをいじり、いつの間にか眠りについていた。



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