真実の調書
真実の調書
都内にある警察署内には過去に起こった数々の事件簿が管理されている。
刑事である私、甲松陣平の最近の趣味は空いた時間を見つけては管理室に置いてある事件簿に目を通して世にも珍妙な未事件のファイルを見つけ出すことだ。
そして今、私が手に持って読んでいる物こそ3年前に人々へショックを与えた事件ファイルである。
〝▲町マンション女性惨殺事件〟
見つかった遺体は何箇所も刃物のようなもので刺され、切り刻まれておりその残忍性から当時のマスコミはこぞってこの事件を世間に放送し茶の間は恐怖に包まれたという。
しかし事件ファイルを一通り読み終えた私は確信した。
この事件の本当に怖いところは……遺体の状況なんかじゃない。
一之瀬隆がT大学を卒業してから4年が過ぎたある日、隆の携帯に一通のラインが届いた。
差出人は隆が大学時代に密かに思いを馳せていた女性、仙道千鶴だった。
内容は千鶴の住むマンション近くの公園でもうすぐ花火大会が開催されるそうなので大学時代に仲の良かった5人で集まって屋上でバーベキューをしないかというものだった。
もちろん私は2つ返事でOKし、バーベキューに必要な機材を調達する約束まで交わした。
そしてバーベキュー当日。
午後5時を過ぎた千鶴の住む高層マンション前には大学時代の懐かしい面々が揃っていた。
「おー、隆」
「久しぶり一之瀬君!!」
「遅いぞー」
それぞれがそれぞれの挨拶を一斉に隆に投げかけてくる。
大学時代ラグビー愛好会に所属していたやたら体格の良い大森誠。
元気の良さは陸上部時代と変わらない茶髪の橋本愛子。
相変わらず日差しが苦手なのかぐったりとしている黒髪ロングの寺島香織。
「遅れてごめん。みんな久しぶり」
久々に友人に会えた懐かしさと嬉しさで隆はつい口元が緩む。
「なんで3分も遅れたのさー」
「まぁまぁいいじゃねーかよ3分くらい」
隆が遅れた事に冗談っぽく不満を吐き出す香織を誠も冗談っぽくなだめる。
「ごめんごめん。バーベキュー機材が重くてさ」
言い訳しながらホームセンターで買って箱に入ったままの折りたたみ式バーベキューコンロを3人に見せた。
今回の企画主は千鶴だったが機材や食材の準備は隆達4人が手伝う事となっていた。
「俺もちゃんとパラソルと椅子持ってきたぜ」
1階エレベーターホールに置かれた大きなクーラーボックスとパラソルを指差す誠。
「あたしも食材持って来たよ!」
縦幅80センチはあろうかという大きなキャリーバッグをこれ見よがしに笑顔で見せ付ける愛子。
「持って来すぎじゃないかな……」
「え? 5人もいるしこれくらい普通だろ」
「え? みんなこれくらいは食べるでしょ?」
パンパンに詰まったバッグを見て青ざめる隆を誠と愛子は不思議そうに見つめた。
2人とも体育会系だけあってよく食べるのだろうか?
「私も……一応……」
自分以外の人間が重そうな荷物を持っていたためか香織が申し訳無さそうにビニール袋に入った市販の花火と蝋燭、小さなバケツを見せてきた。
各自持ってきたものを見せ合ったところで隆は一つの疑問を3人にぶつける。
「そういえば、もう千鶴の家に入ってるものかと思ってたけど……」
なぜ3人は家の中に入らずにマンション入り口前に集まっていたのだろうか?
質問された3人が揃ってため息を吐く。
「隆、お前ライン見てないだろ?」
「千鶴、今日急に別の用事が入ったらしくて今家にいないらしいのよ」
「そうなの?」
慌ててジーパンのポケットからスマホを取り出してラインをチェックすると確かに今日の昼12時頃に千鶴からそのような内容のライン通知が来ていた。
「それじゃ、千鶴が来るまでどうするんだ?」
隆が不安そうに言うと、愛子が勢い良く手を上げる。
「私が鍵の場所聞いてるから大丈夫。先に家に入って準備しててくれってさ」
一同は話しながらマンション内のエレベーターホールに入ると愛子はエレベーターの正面に設置されたダイヤル暗証番号式ポストを開き、中に入っていた千鶴の部屋のドアキーを取り出した。
「愛子、何で千鶴のポストの番号知ってるの?」
さも普通に他人の家のポストを開けた愛子に隆が驚愕する。
「番号は知らないけど、千鶴はいつもすぐポスト開けられるように閉めた後にダイヤルを回さないんだよ」
「面倒くさがりなのは昔から変わらないのよね千鶴は」
誠と香織が笑いながら愛子のフォローを入れる。
県外で働いている隆以外の3人はいずれも千鶴の家から一駅圏内の場所に住んでおり今でも頻繁に交友しているので現在の千鶴の生活スタイルにもある程度詳しいのだ。
何だか自分だけ仲間はずれにされたような寂しさを感じつつ隆は上の階から降りてきたエレベーターに乗り込む。
「あ、全員入るかな?」
狭いエレベーター内に荷物を持って入るとスペースにあまり余裕が無い事に気付く。
階層ボタンの上に記載された総重量を見ると330キロと書かれていた。
男性にしては線の細い隆の体重が70キロ、手に持ったコンロを合わせて70キロ程。
高身長でガタイの良い誠はパラソルや肩にかけたクーラーボックスも合わせて大体90キロぐらいだろうか。
キャリーバッグを持った愛子は線は細いが筋肉質なので荷物と合わせて65キロ、香織は大体55キロくらいだろうかと隆は頭の中で4人の総重量を計算する。
「詰めれば大丈夫だよ!」
「ちょ、近いよ愛子」
持っていたキャリーバッグごと距離を詰める愛子の香水の香りに隆は胸が高鳴るのを感じる。
「ぎりぎり入れそうじゃないか?」
「そうね」
パラソルとクーラーボックスを持った誠と香織も続々とエレベーターに乗り込む。
4人とそれぞれの荷物が入り込んでも重量ブザーは鳴らず、隆の心配は空振りに終わった。
恐らくここに香織や愛子よりもぽっちゃり系の千鶴も入っていれば間違いなくブザーが鳴っていただろうなと失礼なことを考えつつ、隆達は千鶴の部屋がある6階に到着する。
604号室のドアノブに鍵を差込み、開錠して4人は千鶴の住む部屋に入り込む。
「お邪魔しまーす!」
誰もいない部屋の玄関で愛子が元気良く叫ぶ。
「リビングは皆で話したりするのに使うから荷物は寝室に置かせてもらおうか?」
よほど千鶴の部屋に遊びに来て慣れているのか、愛子は脱いだ靴を揃えると玄関からも見える位置にあるドアの開けっ放しになっている寝室を指差した。
「廊下に置くのも邪魔だしな。そこ使わせてもらうか」
誠、隆、香織は各々荷物を持って千鶴の寝室に入る。
「荷物整理してて。私は冷蔵庫に食料押し込んでくるから!」
愛子だけは食料を持ってきていたので寝室を通り過ぎ、奥のリビングにある冷蔵庫に向かっていった。
「はー、疲れた」
荷物を寝室に置き終えた香織が寝室に置かれたベッドにダイブする。
「おい香織……いくら友人の家だからって」
「俺も少し汗かいたからシャワーでも浴びてくるかな」
「誠! お前も少しは遠慮しろっての!」
千鶴の家に慣れすぎている3人に振り回される隆はまるで自分の方が間違っているのではないかと不安になった。
その後、夕方の6時までリビングで談笑すると辺りが暗くなってきたのでそれぞれ荷物を持って千鶴の部屋の施錠をしっかりしてから出た後、階段を使って屋上に上がった。
屋上に上がると千鶴が気を利かしてくれていたのか広い屋上の真ん中に白い円卓と折りたたみの椅子が5つすでに置かれていた。
「はー重かった」
隆が円卓にテーブルクロスをかけると愛子が持っていた食材がぱんぱんに詰まったビニール袋6つを勢い良く置いた。
「それにしても千鶴おせーな」
誠がスマホのラインをチェックするも千鶴からの連絡は届いてないらしかった。
「ま、千鶴があんまり連絡よこさないのはいつものことじゃない。先に始めちゃいましょうよ」
「そうね」
香織の気楽な発言に愛子も便乗した為、先に始めていると千鶴にラインを送り、4人はバーベキューを始めた。
熱が通った金網の上で愛子の持ってきた肉が香ばしい匂いをあげ、4人の食欲を促進させる。
「頂きます!」
焼きあがった肉を我慢の限界を迎えた誠がたれを付けてがっつく。
「美味い! でも変わった匂いの肉だな」
「実家から送られてきた猪の肉よ。皆食べた事ないでしょ?」
「へぇー、猪ね」
「いっぱいあるからどんどん食べてね!」
ビニール手袋を付けた愛子と香織がまな板に置かれた猪のブロック肉を次々と包丁で捌いていく。
言われてみれば豚の味に少し近いかもと思いながら隆は少し固くも美味な猪の風味をよく味わった。
結構な量があった肉はそのほとんどが愛子と誠の腹に収まり1時間もしないうちに無くなった。
夜8時。
千鶴が未だ来ないまま4人はアルコールで程よく出来上がり、思い出話に華を咲かせていた。
途中、全員トイレや予備の飲み物を取りに行く為一回ずつ千鶴の鍵を回して6階に下りていた。
最初に手洗いのためと日が沈んでいらなくなったパラソルを片付けに誠が。
2番目にクラーボックスの中の酒を全て飲み干したため予備の飲み物を取りに行くために隆が。
そして今、少し気分の悪くなった香織が愛子に連れられて手洗いのために降りていったのだった。
「うーん、千鶴は花火打ち上げまでに間に合わないかもな」
屋上で隆と2人きりになった誠がぼそりと言う。
その横顔がどこか寂しそうだったので隆は少しくさい台詞かなと思いつつも「また来年もバーベキューやろうぜ。今度は最初から5人で集まってさ」と頭を掻きながら言った。
ヒュゥウウウウウウウ~……ドォオオオオン!
「おお!」
耳をつんざくような炸裂音に一瞬びくりとした隆だったが、夜空一面に咲く花火の美しさにすぐに笑顔になった。
「男2人で何の話~?」
その時、突然背後から吐き終わって帰ってきた香織が抱きついてきた。
「まったく香織ったら! お酒弱いくせに毎回吐くまで酔うんだから。今度はトイレまで連れてってあげないからね」
愛子も便乗して誠と隆を茶化す。
「うるさいのが帰ってきたな」
そんなやりとりの最中も打ち上げ花火は騒がしく上がり続け、15分後に上がった特大花火を最後に夜空は静けさを取り戻した。
目玉企画の花火も終わり、4人は屋上のゴミなどを片付けて千鶴の部屋に戻る。
香織が持ってきた市販の花火は5人揃ってから楽しむこととなった。
「それにしても千鶴おっそいわねー。企画主のくせにー」
「ラインも全然更新されないな」
「確かにちょっと心配ね」
誠、香織と会話しながら愛子が604号室の鍵を開け、4人はぞろぞろと入って奥のリビングへと上がりこむ。
「あ、花火はどうするー?」
廊下の途中、香織が手に持った花火を掲げて聞いてきたので誠は「寝室に置いておいたらどうだ」というと香織は眠そうな顔を縦に振り寝室の方へ踵を返して部屋に入って行った。
「電話も出ないなぁ」
リビングに着いた隆がソファに座りながらそうこぼした時だった――。
「いやぁあぁあああああああああッ!!」
寝室から香織の叫び声が響く。
「何だ!?」
「香織!」
最初に誠が飛び出し、その後に愛子、隆が続き寝室の扉を勢い良く開いた。
「香織!! どおし――」
尻餅をついた体勢で荷物のパラソルやキャリーバッグの上にへたり込む香織の目の前にある『物』、ベッドの上に転がっている物を目で捉えた誠が絶句する。
「あ……あ……」
隆も同じく言葉を発せずにいた。
血が抜けたように渇いた刺し傷だらけの体。
中身が削がれているのか骨ほど細くなった両足。
またそんな物が置かれているにも関わらず白いままのベッドシーツ。
そして傷だらけで渇いているが確かに生前の形が残っている顔。
「千鶴……?」
愛子が静かに、確かめるようにベッドの上にある物の名前を呼んだ。
調書には必要な事が全て書かれてある。
「面白いなぁこの事件は」
刑事の甲松陣平は調書に記録されている被疑者達の言葉を繋ぎ合わせて頭の中で当時の状況を思い浮かべ終えた。
次にページを捲り遺体の状況を見る。
死体は仙道千鶴本人に間違いはなく硬直が解けていることから死後数日が経っている物と思われ、血液は何箇所も刺された動脈から抜けきり遺体はある程度渇いている状態だった。
遺体の両足は太ももから脹脛まで削がれていた。削がれた肉は現場近辺を探しても見つからなかった。
更に次のページには当時の現場の状況が記されていた。
死後数日という点と、ベッドシーツに血液は全く付いていなかった点から仙道千鶴の遺体は外部で乾燥させた後に持ち込まれたものだと思われる。
遺体に指紋は付いていなかった。
現場から少し離れた川の中から指紋の拭き取られた仙道千鶴のスマホが見つかっているが犯人に繋がる情報は得られなかった。
甲松陣平は調書を全て読み終えると頭の中で今回の事件のポイントをまとめた。
「ポイントは3つ」
・なぜ遺体の両足の肉は削がれていたのか?
・いつどうやって遺体は千鶴の寝室内に指紋を付けずに運ばれたのか?
・花火大会の数日前に仙道千鶴を殺し、遺体を運び込んだ犯人は誰か?
「さて、事件の真相に会いにいこうかな」
頭の中で謎を紐解いた甲松は事件ファイルを棚に戻して管理室を後にした。
▲町のとあるビル。
辺りはすっかり暗くなり周りのビルがライトで彩られる頃、甲松が待っていた人物がビルの自動ドアから出てきた。
「こんばんは」
甲松が声をかけるとその人物は不思議そうに甲松の顔を見た。
「おっと失礼。私、警視庁の刑事で甲松と申します」
コートから警察手帳を取り出すとその人物は驚きをそのまま表情にだした。
「3年前の事件について話したい事があるのです。一緒に食事でもどうですか……一之瀬隆さん」
一之瀬隆はしばらくの沈黙の後、覚悟を決めたように首を縦に振った。
甲松と隆は2人で夜の街を歩き、近場のファミレスに入ってそれぞれ何も喋らないままメニュー表を開いた。
「3年前は独身だったはずですが、ご結婚されたんですね一之瀬さん」
「え、まぁ……はぁ……」
沈黙を崩すように話しかけた甲松の言葉に思わず隆は左手の薬指に輝く結婚指輪を見つめる。
「あの、僕に話って何なんですか?」
場を包む奇妙な空気に耐えられず隆はメニューを閉じてたずねた。
「いえ、あなたは気づいているのかなと思いましてね」
「何を?」
注文を受け取りに来たウェイターに適当にコーヒー2つを頼んだ甲松はゆっくりと口を開く。
「今回の事件のポイントですよ」
「ポイントですか」
「……仙道千鶴の住んでいたマンションのエレベーターが載せられる重量は330キロでしたね」
「ええ。そしてあの時は4人で乗ってぎりぎりだったと覚えています」
「確かに……重量はぎりぎりでした」
ウェイターがテーブルに置いたコーヒーを一啜りすると甲松は話を続けた。
「だが乗っていたのは4人じゃない」
「何を……確かにあの中には4人しかいなかったし、それに千鶴がいれば絶対にブザーが鳴っていたはずだ!」
隆が声を荒げる。
「確かにそうでしょう。しかし千鶴さんの遺体は血が抜かれ、両足の肉は削がれていた」
「一体何を言ってるんだ」
「つまりあの時に限っては千鶴さんは通常よりもかなり軽い状態だったのです」
がたがたとコーヒーカップを握る手を震わせながら隆は顔を何度も横に振った。
「そしてあの時、折りたたんだ遺体を隠せるほどの大きなキャリーバッグを持っていたのは――」
「違う! やめろ!!」
「橋本愛子ただ一人だ」
「違う……妻は人殺しなんかじゃ……」
「今、動機も予想できました。恐らくは愛憎でしょうか……ああ、すいません」
甲松はマイペースに通りがかったウェイターにステーキを頼んでメニューを閉じた。
「じゃあ食材の件はどう説明する!? 僕達は確かに大量の肉や野菜を食べたんだぞ!」
「部屋に入って一番最初に隆さん、誠さん、香織さんは寝室に行きましたね。誰も愛子さんが冷蔵庫に食材を入れているところを実際に見ている人はいない。つまり……」
「食材は……最初から冷蔵庫に入っていた……!?」
隆の言葉に甲松はゆっくりと首を縦に振る。
「前日に殺害したときに鍵やスマホも奪っていたのでしょうね」
「そんな……愛子が……まさか」
「愛子さんは何気ない顔で空にしたと見せかけたキャリーバッグを寝室に運び、酔えば気分が悪くなると知っていた香織さんを介抱しに部屋に戻り、調理の時に使っていたビニール手袋で千鶴さんの遺体をベッドに置き、寝室の扉を閉めて何食わぬ顔で香織さんと一緒に屋上に戻ったんです」
それが今回の事件の全貌だった。
「お待たせしました。サーロインステーキです」
「……彼に」
ウェイターが持ってきたステーキを甲松は隆の前に置かせる。
板が熱くなっているという店員の注意は隆には聞こえていないようだった。
「愛子を……逮捕するんですか」
「いいえ。これは私の趣味ですから。動機がわかってすっきりしました」
伝票を持って甲松は立ち上がる。その様子を見て隆はホッと胸を撫で下ろす。
「そうだ一之瀬さん。最後に一つだけ――」
「な、なんです」
振り向いた甲松の顔を見て再び体を緊張させる隆。
甲松は笑顔を作ってたずねた。
「猪の肉を食べたのは3年前が初めてですか?」
「……え? そうですけど」
「そうですか。愛子さんは随分と……友達思いなのですね」
何を言ってるのか解らないという隆を置いて甲松は会計を済ませる。
削ぎとられた千鶴の両足の肉は未だに見つかっていない。
恐らく愛子は恋敵でなければ千鶴とはずっと親友でいたかったのだろう。
もしかしたら、これからもずっと5人で仲良くいられるようにそれぞれの胃袋に食べ入れさせたのかもしれない。
サーロインステーキにナイフを通す隆を一瞥してから甲松は静かに店を出た。
初めましての方は初めまして。最後まで呼んで頂きありがとうございます。
前作から引き続き呼んでくれている方もいらっしゃれば引き続きのご愛読誠にありがとうございます。
作者の初壱 始と申します。
真実の調書いかがでしたでしょうか?
いつも投稿前に私の作品を読んでくれる友人から「今度はミステリーを」と言われ、今回初のミステリー小説を書かせていただく事となりました。
ただでさえ不慣れなものにどうせならホラー要素入れちゃえと欲を搔いたのが全ての間違いで何度も書き直すハメになり、今回は相当な難産でした。
最初は前作「教師と教え子」で使った探偵市河を再使用する予定だったのですが、導入がグダッたのと今回霊的なものは出なかったので刑事の新キャラを作りました。
人間的な恐ろしさを書こうと奮闘したつもりですが、読者様に少しでも鳥肌をたてて頂ければ幸いに思います。




