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LEVEL0  作者:
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謎多し新作スマホ、『LEVEL』

注)話の中でアメリカでの場面がありますが、会話は日本語で記述させていただきます。(英語でしゃべっているていでよろしくお願いします)

ーーー…

 

 いつきが雑誌を解読することを諦めた…時を同じくしてここはアメリカニューヨーク。時刻は昼間の8時。いつきの実の兄である尚稀なおきはもう仕事場にいた。


「おはようございます。ナオキさん、今日は早いんですね。」


 尚稀が自席でモーニングコーヒーを飲んでいると、後ろから声をかけられた。


「ああ、おはようエミリア。」

 

 声かけてきたのはナオキより一つ年下だが、会社に入った時期は同じ・つまり尚稀の同期であるエミリアだった。

 振り向いて返事をした尚稀の顔を見て、彼女は少し顔をしかめた。


「ナオキさん、どうしたんですかその目の下のクマ…。顔色もあんまり良くないですね?」


 心配そうに見つめるエミリア。尚稀はあわてて鏡を手に取り、自分の顔を確認した。

 確かに、目の下にはまさにこれぞクマ!と言ったようなクマができており、疲れ果てた表情をしていた。


「昨日はきちんと休まなかったのですか?せっかく仕事が一段落したのですから、あんまり無理しちゃダメですよ?」


 エミリアはそう言って尚稀に微笑みかけた。まるで女神様のような微笑みを向けられ、尚稀の心は癒されていくようだった。


 エミリアは出会った当初から優しい女性ヒトだった。海外というなれない場所で、戸惑う尚稀に最初に「エミリアです。よろしく。」と声をかけてくれたのも彼女だった。

 外見もそれなりに奇麗な顔立ちで、スラリとした手足。白い肌に大きな青い瞳は彼女のブロンドのロングヘアとあっていた。

 特に尚稀が恋愛対象で見ているというわけではないけれど、そう言うつもりでなくてもつい見とれてしまう…そんな女性なのである。


「ああ、うん。ちょっと気になることがあって寝れなくて…。でも、大丈夫だよ。心配してくれてありがとう。」


 尚稀が笑顔でそう返すと、エミリアは安心したように自分の席についた。(ちなみにエミリアと尚稀の席は隣である。)


「やっぱり、噂は本当でした。」

「ん?何が?」


 エミリアはクスっと笑って言った。


「ジャパニーズは頑張り過ぎと言われるくらい頑張り屋さんだってこと。誰かがそう言ってました。ナオキさんはまさにピッタリの人ですネ。」


 そう言われて、なんだか顔が暑くなる尚稀。


「いや、そんなことないよ…。」


 照れ隠しのようにエミリアから自分のパソコンに目線を写す。そんな尚稀を見て、エミリアはまた微笑んだ。



 

「そういえば、気にかかったことって何なんですか?仕事のことですか?…それとも、ご家族がどうかされたのですか?」


 エミリアは心配そうに尋ねた。


「いや、うちの家族はどうもしないんだけど…。あぁ、そういやエミリア、なんか『LEVEL』についての変な噂、聞いたことないか?」


  尚稀の質問に、彼女は記憶を探るようにして答えた。


「噂ですか?…聞いたことないですねぇ。でも、」


「でも?」


 尚稀はエミリアに少しだけ顔を近づける。


「そういえば…私の、日本に友達がいるんですけど、メールで私が早く日本に行きたいなって言ったらその友達がこう言ったんです。“いやー、私がエミリアの方にへ行った方が良いのかもしれない”って。」


「………それは、どういう意味だ?」


  エミリアの話に首を傾げる尚稀。


「そのあと友達が冗談っぽく笑ったから、私も気にかけなかったんですけど…なんかこう、今思うと遠回しに“日本に来ちゃダメだよ”って行ってるみたいで…。あ、でも実際のとこわかんないですよ?本人も深い意味で言ってないかもですし…。」


 エミリアの言葉に、尚稀は「そうか…。」とつぶやいて、眉間に手を当ててうーんと考え込んだ。


「あ…あのぅ、ナオキさん。悩んでいるところ申し訳ないのですが、その噂ってどんな内容なんですか?」


  エミリアの声にはっと我にかえる尚稀。


「あぁ…ごめん。そういえばまだ話してなかったよね。…で、その噂ってのがさ…」


  尚稀が話し出した時だった。


「あっらぁー、相変わらず仲が良いのネ、アナタたちっ」


 背後から鳥肌の立つような声が聞こえてきた。尚稀は瞬時にエミリアから離れ、恐る恐る振り返った。

 そこには細いシルエットに腰をクネクネとさせて落ち着きのない男が口に手をあてて二人を見ていた。それも、甘ーい視線で。


「マ…マシューさん…。おはようございます。」


 ナオキがそう言うと、あとに続いてエミリアも「おはようございます。」と、小さな声であいさつをした。


「んもぅ何よ。さっきまであんなに楽しそうに話してたのに、どうしていきなり元気がなくなっちゃうワケ?ねね、何について話してたのかしら?アタシも混ぜてちょうだいよーナ・オ・キちゃん。」


 尚稀の頭にポンと手をあて、顔を近づけてくる。その瞬間、尚稀の全身にゾワッという感覚と共に異常な程の鳥肌が立った。


  彼、マシューは尚稀が雑誌編集者の4つ年上の先輩であり、話し方でわかる通りいわゆる、オネェというやつである。

 男が大好物だが女性に厳しいわけでもなく、むしろ一緒にガールズトークを楽しんだりしてフレンドリーな人気者である。

しかし、尚稀はこの会社に入ってから未だに良い先輩とは思っていながらも彼の自分に対する扱いに慣れずにいた。(というよりも、数少ない外国人社員ということで他の人より食い付き方が過剰なのだ。)


「いや…別に…しょーもない話しだったんで、先輩が聞くほどのことでもないっスよ。」


 尚稀はあえてマシューから顔を背けて言った。すると彼は残念そうに身体をくねらせた。


「えぇーっ、そんなことないわよぅ。アタシも興味あるなぁ、その“噂話”ってやつに。」


 ギクリ、尚稀の額に冷や汗が浮かぶ。意外と鋭いところをついてくるのだ、この男は。


「その噂話ってぇ『LEVEL』のことでしょう?…アタシも情報、持ってないワケじゃないのよねぇー。」


 その言葉に、ぴくりと反応した尚稀をみたマシューはにんまりと怪しげな笑みを浮かべた。


「マシューさんっ、その話……あっ」


スパーンッ


 それは一瞬のことだった。 響きのいい音と同時に、マシューは頭を押さえてうつむいた。尚稀もエミリアも、このフロアにいた社員までもが唖然として声が出なかった。


「立場をわきまえろマシュー。後輩に混ざってさわいでどうする。」


 痛そうに震えるマシューに向かって片手に(おそらくそれでマシューの頭をひっぱたいたのであろう)書類をもった男が言った。


 男の視線はぎろりと尚稀たちの方へ移動する。


「お前たちもだ。しゃべっている暇があったら面白いネタでも見つけてこい。」


 その目力に、尚稀たちは硬直してしまう。


「はい…すみません、ルーカスさん。」


 尚稀とエミリアは深々と頭を下げて謝った。

 すると、先程まで頭を押さえていたマシューの手がルーカスの肩をガッと掴んだ。


「痛いじゃないルーカス!アタシの(ココ)に入ってる面白いネタの数々が飛んじゃったらどう責任とってくれるのよー!!」


 マシューに勢いよく揺さぶられるものの、ルーカスは全く動じない。しれっとした表情でマシューの腕を振り払った。


「あぁ、すまん。お前みたいな変態男にはちょうどいい薬だと思ったんだがな。」


と、冷たく言い放つと、マシューはムキーッと言いながらどこからか出したハンカチを噛んでいる。(よくあるあの悔しいポーズである。)


「…ちっ、だいたいあの話はもうなしだって言っただろ。」


 ルーカスは舌打ちをして呟いた。


 幽かに聞こえたその言葉に尚稀がルーカスに目線を向けると、ルーカスの視線も尚稀の方へ移った。尚稀はドキッとして反射的に目線をルーカスの足元に移した。


「だってぇ…ナオキちゃんの気を引かせる絶好のチャンスだと思ったんだもんっ」


 などと言ってマシューは全力でいじけて見せるが、ルーカスはもはや完全無視である。


「あぁ…それからナオキ。ちょっとついてこい。」


 ルーカスの尚稀に向けられた言葉に驚きと油断と嫌な予感に、またしても冷や汗があふれた。


「話がある。」


 真っ直ぐで、その上鋭いルーカスの視線。尚稀は蛇に睨まれた蛙のように縮こまった。

「はい…。」と小さく返事をすると、ルーカスの後をトボトボとついて行くのであった。


「…やらかしたわね、ナオキちゃん。」

「…そ、です…ね。」


 残されたマシューとエミリアは、二人の歩いていく後ろ姿をしばらく見つめたいた。



―…


「(あー思い出せ、俺。何だ、何をやらかしちまったんだ…。)」


どこまでも黙って歩いていくルーカス。

心の中で尚稀はこれまでの自分の行いを思い返した。


「(…まずいぞ。最悪、殺される。)」


 ルーカスもまた、尚稀の先輩であるが、この人だけは格がちがった。

 歳はマシューと同い年なのだが、若くしてグループのリーダーを任され、他の先輩社員を差し置いて編集長並の大役も果たしている。というよりも、もはやこの会社真の編集長的存在である。

 

 そんなに偉そうにしていて上司にいじめられないのか…尚稀も入りたての頃はそんな疑問を持っていた。しかし、その疑問はすぐに解消されたのだ。

 なぜなら彼は、恐ろしい。恐ろしいといっても、暴力をふるうだとか、怒鳴ったりだとか、そういう怖さではない。(確かに、さっきは少々暴力的だったが。)なんというかこう…異質な、近づきがたいオーラが漂っているのだ。

 しかも彼は恐ろしいうえに正しいことを的確に発言する。それは後輩や同期はもちろん、先輩であろうと変わらない。

 だから誰も彼に逆らうことはできないのである。



「…お前、さっき『LEVEL』について何か話していたな。」


 人気のない静かな廊下まで来ると、ルーカスは立ち止まって言った。


「あ…は、はい。昨夜日本にいる妹から興味深い噂を聞きまして…。」


 尚稀がそう返すと、ルーカスは顔をしかめた。


「その噂がどうもひっかかったんで、次の記事のネタにでもしようかと思いま…」


「ナオキ。」


 尚稀の言葉を遮るように、ルーカスは強い口調で口を挟んだ。


「そんな日本で広まっている噂話など気にしてどうする。くだらないことを言っていないで他の話題に変えろ。…それと、」


 ルーカスはゆっくりと尚稀に近づく。コツコツと靴のおとが廊下に響いた。



「『LEVEL』についてはもう関わるな。これは、企業命令だ。」


 そのルーカスの言葉に尚稀は少々戸惑った。


「え?…で、ですが…!」


「いいな?」


 ルーカスの一言はいつにも増して重く、鋭く、そして冷たかった。


「…話はそれだけだ。さっさと戻って仕事にかかれ。」


 それだけ言うと、彼は去っていった。尚稀はなんの言葉も発することができず、その場に立ち尽くした。



ー…なんかぁ、日本(こっち)で変な…命に関わるゲームが始まるとかいう噂が流れててさ



ー…遠回しに日本に来ちゃダメだよって言ってるみたいで…



ー…『LEVEL』にはもう関わるな。これは、企業命令だ。



 脳内に繰り返されるセリフの数々。尚稀は髪の毛をくしゃっと掴んで下唇軽く噛んだ。



「…なんだってんだ、一体…。」



ーーー…


 時は進んで、日本は慌ただしい平日の朝を迎えていた。



「はぁー、間に合った。」


 いつきの朝もまた、慌ただしかった。

 朝、起きてみると時計の針はいつもより30分も遅い時間を指していた。いつきは布団から飛び起き、急いで支度をし、自転車をかっ飛ばして駅へ向かい、なんとかいつも通りの電車に乗ることができたのだ。


 まだ涼しい季節だと言うのに、いつきの汗は止まらない。。いつきは乱れた息を整えながら服の襟の辺りをつかみ、パタパタと動かした。

 ふぅー、と安心と疲れが入り交じった小さなため息をついて電車のドアにもたれ掛かる。 

 

 ふと、車内を見渡すと、一人の男性に目が止まる。年齢はおそらく30〜40代くらい、眼鏡をかけた小太りの男性だ。彼はなにやらぐったりした様子で、手には例のスマホ、『LEVEL』が握られていた。


「(…あれ?)」


 いつきはその握られている『LEVEL』に違和感を感じた。

 キョロキョロと辺りを見渡し、他の人が持っている『LEVEL』を見て、それからまた男性の『LEVEL』に視線を戻した。



 そんなことをしている間に、電車は次の駅へ到着。男性は重い腰を上げ、電車から降りていった。

 いつきは電車が走り出したあとも、ホームを歩く男性を目で追った。


「(……見間違い、かな。)」


 いつきはなんとなくモヤモヤした気持ちを抱えながら学校へ向かった。




ー…


「おはよー!」


「おはよーいつき!」


 いつきが教室に入ると、まなかとリサが既に席についていた。


「ほらいつき、見てー」


 まなかは手に持っていたものをいつきに見せる。


「あ!『LEVEL』!」


「昨日変えてきたんだよー。ちょっと前のスマホより重いけど、なかなか良い感じだよー。」



 まなかはそう言ってにこっと笑った。ふと、いつきは今朝電車内で見た男が持っていた『LEVEL』を思い出す。


「まなか、ちょっとそれ見せてくれない?」


「ん?いいよ、はいどうぞ。」


 そう言うと、まなかはいつきの手にぽんとスマホを置いた。

 新品でつやつやな『LEVEL』。確かに少し重みがある。いつきは『LEVEL』をひっくり返し、裏面をじっくりと眺めた。


「どうしたのいつき?いきなりそれに興味なんか示しちゃってさぁ。」


 あまりにも真剣に『LEVEL』を観察するいつきを、リサもまなかも不思議そうに見つめている。


「うん…ねぇこれって、新色出てたっけ?」


 いつきの質問に互いの顔を見合わせるリサとまなか。


「ううん、私が買いに行ったときは今まで通りその一種類しかなかったよ?」


「『LEVEL』って、透明フレーム一色が売りなんじゃなかったっけ?…どうしたの急に。」


いつきは「やっぱそうだよねぇ…」と言ってまなかにスマホを返した。


「いや、実はさぁ…今朝行きの電車で色つきの『LEVELこれ』を使ってる人を見たんだけど…そうだよね、新しい色が出たなんて聞いたことないもん。見間違えだなー。」


そう、男が持っていた『LEVEL』にいつきが感じた違和感とは、この事だったのだ。あの時いつきの目には確かに男の『LEVEL』に色がついているように見えたのだ。

しかし、同じ車両内の人が持っていた『LEVEL』を一通り見たが、誰一人として色がついているようなものを持っている人はいなかった。


いつきの言葉に、二人はぷっと笑った。


「やだないつきぃ、これ以上『LEVELコイツ』の謎増やさないでよね。」


「フレームが透明だから…後ろの人の服か何かが透けて見えたのよきっと。」



いや、あの時見えた『LEVEL』の色は水色。そんな色の服を来た人は近くにいなかった。

…しかし、色つきの『LEVEL』は売り出されていないことは事実。

いつきは目の錯覚だと自分に言い聞かせた。


「う、うん。そだね。ちょっと気にしすぎだったかな。」


いつきはそう言って笑いながら席に座った。


「そういえば、『LEVEL』って、これ同士なら国際電話が無料になるらしいわよ。いつきのお兄さん、海外にいるんでしょ?いつきの家族こそ『LEVEL』にすればいいのに…。」


 まなかがそういうと、リサもうんうん、と頷いた。そういえば、尚稀も昨日同じようなことを言っていた。


「あー、でも今はネット使って連絡とかできるしさ…特に不便はしてないから。だいたい、家の親がスマホ反対してる人だからぁー。」


いつきがそう言うと、まなかは「そっか、そういえばそうだったね。」と言って笑った。



「おはよう。」


ふいに後ろから声がした。


「あ!おはようしおり!遅かったね。」


振り返るとそこにはしおりが立っていた。今日は朝から4人とも同じ授業なのだ。


「あれ、しおり顔色悪くない?」


リサがそう言うと、しおりは手で軽く顔を隠すようにして言った。


「きゃー、見ないで。ここんとこ寝不足なんだよね。」


「やっぱ勉強忙しいの?」


いつきが尋ねると、しおりは荷物を置きながらため息をついた。


「まぁ、なんというか…あたし頭元々悪いから。教師になりたい気持ちは、誰にも負けてないんだけど…。」


しおりは苦笑いしながら話した。

しおりはこの4人のなかで唯一、教員免許をとろうとしている。教師は、しおりの昔からの夢なのだそうだ。だから他の3人と授業が別になることが多いのだろう。



「しおりは頑張ってるよ。でも、無理はしちゃダメだからね?」


まなかは優しくしおりを慰める。


「ありがとまなか、心の友よ〜。じゃ、あたしがこの授業寝ても、あとでノート見せてくれるよね。」


「それとこれとは話が別です。」


まなかの厳しいツッコミに、しおりはガックリと机に伏せた。


「そんなことよりしおり見て!じゃ〜んっ」


しおりはゆっくりと頭をあげる。目の前には新品の『LEVEL』。


「買ったんだよ!あとで『L-talk』のID教えてね!」


まなかの『LEVEL』を見た直後、しおりは目を見開いたまましばらく固まっていた。しかし、まなかの言葉を作ると、すぐに笑顔を作って返事をする。


「うん!あ、でもあたしの電池切れそうだから充電してからね。」



まなかは嬉しそうに笑った。


「そーだっ!せっかくだから私の『LEVEL(これ』で写真撮ろ。記念すべき一枚目の写真として!」


まなかの提案にいつきとリサは「いいねー!」とノリノリである。


「えっ!?ちょっとまって!この顔が記念の一枚になるわけ!?や、まてまて、せめてファンデを厚塗りにさせて!」


「はいはーいしおりさーん、無駄な抵抗はやめましょう!時間切れでーす。」


慌てるしおりにケラケラと笑ってリサが言った。しおりは渋々3人に近づく。


まなかが上にスマホを掲げて、インカメ(内側のカメラ)モードにしすると、仲良く寄り添った4人が画面に写った。


「いくよー、はいっチーズ!」


パシャ


シャッター音が授業前のざわつく教室に響いた。

画面には楽しそうな4人の笑顔だけが写し出されていた。



海外のことも雑誌の編集会社のことも詳しくわからないド素人です。多少適当なことを書いたりしてます…広い心で読んでいただけると幸いですm(_ _)m

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