第77話 テレビ
ボクはシェリの提案を受け
テレビの取材に応じることにした
川 ゜ -゜)「みなさん、こんばんは」
川 ゜ -゜)「インサイド・エディションのお時間です」
川 ゜ -゜)「今日のゲストはなんと!」
川 ゜ -゜)「今、世間を恐怖の底に陥れている殺人犯」
川 ゜ -゜)「ジェフリー・ダーマーのご両親です」
(;´・ω・` )……………………
ξ゜⊿゜)ξ……………………
川 ゜ -゜)「ではまず、お父さまに伺います」
川 ゜ -゜)「今回の事件についてどう思っていますか?」
(;´・ω・` )「はい、ボクの息子が犯したことに重大な責任を感じています」
(;´・ω・` )「合わせて、深い羞恥の念を感じています」
(;´・ω・` )「そ、そ、それ…………に…………」
(;´・ω・` ) .。oO(喉が詰まって言葉がでない…………)
ボクは慌ててテーブルに置かれていたコーラの入ったグラスに手を伸ばした
そして、そのグラスで顔を隠した
必死で感情を抑えた
(;´・ω・` ) .。oO(嫌だ!嫌だ!嫌だ!はやく終わってくれ)
(;´・ω・` )「こ、今回のことと自分を引き離して考えれればいいんですが……」
川 ゜ -゜)「なるほど」
川 ゜ -゜)「では、もうひとつお聞かせください」
川 ゜ -゜)「あなたは息子さんを許しますか?」
(;´・ω・` )「…………難しい質問です」
(;´・ω・` ) .。oO(なんて答えればいいんだ?なにが正解なんだ?)
(;´・ω・` )…………
(;´・ω・` )「息子を許しているとはとても言えません…………」
川 ゜ -゜)「そうですか、ありがとうございます」
川 ゜ -゜)「それでは次はお母さまに伺います」
ξ゜⊿゜)ξ「すみません、その前に話したいことがあるのですが」
川 ゜ -゜)「どうぞ」
ξ゜⊿゜)ξ「私とジェフは血が繋がっておりません」
ξ゜⊿゜)ξ「ですが、ジェフのことは本当の息子のように思っています」
(;´・ω・` )…………
その後、シェリは被害者家族の苦しみを思って涙した
ボクもそれに続いて同様に悲しみを表明した
川 ゜ -゜)「それではジェフリーが…………」
川 ゜ -゜)「このような事件を起こした原因は何だと思いますか?」
(;´・ω・` )「…………正直、わかりかねます」
(;´・ω・` )「ですが、もしかしたらボクの元妻がジェフを妊娠中に…………」
(;´・ω・` )「処方されていた薬によって引き起こされたのかもしれません」
インタビューはこの後も続いた
時間がとても長く感じた
解放されるまでが待ち遠しかった
あまりこの時のことは記憶にない
ただ、犠牲者と遺族の方々にたいして
ジェフと自分たちの将来にたいして
とても憂鬱な気分だったことは覚えている
後日、ボクはこの時の録画された映像を見た
そこに映っていたのは大きな苦悩を抱えていた一人の男だった
ブルーのスーツを着て、ダークなネクタイを締め、グラスの陰に隠れ
息子を許すまいとし、必死で今回のことから自分を引き離そうとしている男
この男から愛というものは見つけられない
恥辱に苦しんでいる男、スポットライトから隠れたい男
息子がしたことにたいする世間の憎悪から逃げ出したい男がいた
この男から悲しみと心痛にさいなまれている父親の姿を見つけることはできない
(;´・ω・` ) .。oO
どうかシェリとボクを比べないで欲しい
シェリからうかがえた優しさと誠実さと…………
その素直な態度や、ひどく心を痛めていた彼女の姿と…………
あまりに対象に映るボクの姿を……………




