第63話 最後の団らん
1990年感謝祭
ボクとシェリは母のもと家族皆で休日を過ごそうと家に出かけた
(´・ω・`)「母さん、ただいま」
ξ゜⊿゜)ξ「お久しぶりです」
(・∞・)「いらっしゃい、よくきてくれたわね」
(´・ω・`)「あれ?ジェフはまだきていないのかい?」
(・∞・)「ええ、まだきていないの」
(´・ω・`)「そっか、まあもう少ししたら来るさ」
数時間後
ξ゜⊿゜)ξ「来ないわね」
(´・ω・`)「いったいなにをしてるんだか」
(´・ω・`)「仕方ない、本当は一緒に撮りたかったんだけど」
(´・ω・`)「先にホームビデオを撮ろうか」
ボクはビデオカメラを取り出し母との談笑風景を収めた
そしてちょっと照れた様子で家の中を案内する母をカメラに収めた
母はつぎつぎに部屋を案内し、やがて地下室に向かった
(´・ω・`) .。oO(ここでジェフが問題を起こしたことも懐かしく感じるな)
妙なにおいが絶えず階上まで立ちのぼっていたころ
ボクがにおいの原因をさぐろうと降りていった地下室のドアは
その時と同じようにぴっちり閉まっていた
その日と違って、今日はなんのにおいも漂っていなかった
もう長いことなんのにおいもしていなかった
あの悪臭はジェフとともに消え去っていた
夕方になってジェフがきた
彼はとてもきちんとした格好で髪もきれいに整えていた
(´・ω・`)「ジェフ、家の中までジャケットを着ることはないだろう」
(´・ω・`)「暖かいのだから脱いだらどうだい?」
彡(゜)(゜)「いや、着たままでええんや」
彡(゜)(゜)「どうせすぐにタバコを吸いに外に出るさかい」
それからしばらくボクたち家族は談笑した
(´・ω・`)「あ!ジェフのことも撮らないと」
ボクはビデオカメラをジェフに向けた
彡(゜)(゜)「カメラに残すなんて恥ずかしいから、止めてや」
(´・ω・`)「なに言っているんだ、家族の思い出を残すためだろ」
ボクはジェフを映画の主役のように撮った
大きなふかふかのソファに座って前屈みになっている
ハンサムな若者がレンズを通して見えた
(´・ω・`)「さあジェフ、インタビューだ」
(´・ω・`)「最近、はまっていることはなんだい?」
彡(゜)(゜)「うーん、魚の観察かな」
彡(゜)(゜)「水槽で魚を飼い始めたんや」
(´・ω・`)「ほう、どんな魚を飼っているんだい?」
彡(゜)(゜)「アフリカ・カワスズメとタイガー・バルブスや」
彡(゜)(゜)「水草も生やして、すごくキレイや」
彡(゜)(゜)「あとこれは父さんも興味を持つと思うで」
(´・ω・`)「なんだい?」
彡(゜)(゜)「水槽内の濾過や硝酸やアンモニアを…………」
彡(゜)(゜)「安全なレベルまで抑えるのがすごく楽しいんや」
彡(゜)(゜)「どや?化学反応を見とるみたいで父さんも好きそうやろ?」
(´・ω・`)「へーそれならボクも飼ってみようかな」
ボクは質問を続けた
アパートのこと、仕事はどうか、休日はなにをしているのか
ジェフは微笑んで、丁寧に質問に答えてくれた
(´・ω・`) .。oO(よかった、何事もなく生活しているみたいだ)
しかし
この日が家族団らんを過ごせた最期の日となった




