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第62話 判決

ジェフへの判決が出た

5年の保護観察と1年間の通勤刑が言い渡された


※通勤刑とは

平日は仕事先へ通勤させ、週末だけは刑務所で過ごす刑


(´・ω・`) .。oO(ボクはこの刑の内容に不満を持った)

ボクはジェフの非行の原因はアルコール中毒によるものだと考えていた

アルコールが悪いのであって、ジェフその人は悪くないのだと思いたかった

ジェフはアルコールの犠牲者なのだ

だから彼にはまだ改善の余地が残っており

それこそがジェフを救い出す唯一の望みなのだと


(´・ω・`) .。oO(でも、司法が下した決定には…………)

アルコール中毒の矯正に関わることになにひとつ触れていなかった

だからボクはまずジェフの弁護士のジェラルド・ボイルに相談した

どこかしっかりしたアルコール中毒治療プログラムをやっている施設に

ジェフを預けて欲しいと


だが、弁護士の回答は

治療の問題はジェフの保護観察官が扱うべきもので

自分が関与できるものではないとのことだった

それどころか、弁護士はジェフの刑期が短くなるだろうと言ってきた

ボクはそのことに対して猛反対した


(;`・ω・´)「先生、ジェフの刑期が短くなるとは本当ですか!?」

( ・෴・)「ええ、その可能性が高いです」


(;`・ω・´)「ジェフは矯正施設でアルコール中毒の治療を…………」

(;`・ω・´)「受けていないのですから、早期の釈放には反対です」


(;`・ω・´)「もしこのままジェフが釈放されたら」

(;`・ω・´)「また何らかの問題を起こしかねません!」


( ・෴・)「お父さん、落ち着いてください。私の目から見ても…………」

( ・෴・)「ジェフリーくんは自制ができる状態にあると判断しています」


( ・෴・)「それにジェフリーくん本人が少しでも早い社会復帰を望んでいます」

( ・෴・)「彼は非常に友好的で二度とトラブルを起こさないと誓っています」


(;`・ω・´)「先生はジェフのことを知らないからそう言えるのです」

(;`・ω・´)「このまま釈放するのは危険です、どうか釈放の中止をお願いします」


( ・෴・)…………

( ・෴・)「つまるところ、あなたの言うことが正しいのかもしれません」


(;`・ω・´)「でしたら!」


( ・෴・)「ですが、私の仕事は彼が法律のもとで許されているあらゆる権利……」

( ・෴・)「つまりこの場合、彼の望む早期の釈放を与えることなのです」


( ・෴・)「それが、弁護士の私にできることなのです」

(;´・ω・` )「そ、そうですか…………」


弁護士の言うことは正論であり、反論の余地はなかった

でも、ボクは諦めることができなかった

だから裁判所に直談判した

ボクはジェフの裁判を担当した判事に手紙をだした


息子が問題を起こすのはいつも酒のせいであること

ですが、今回の判決ではアルコール中毒に対する治療が施されなかったこと

それにも関わらず、早期の釈放は不安であることを記した

さらに終わりの結びに


(;´・ω・` )「このままジェフが釈放された場合…………」

(;´・ω・` )「更生できるかどうかに関してボクは疑問をもっています」


(;´・ω・` )「今度こそ息子によりよい人生を送ってもらいたいと願う親の願いです」

(;´・ω・` )「我が愛する息子をどうか立ち直らせるために…………」

(;´・ω・` )「あなたのお力添えをぜひとも頂きたいのです」


(;´・ω・` )「これがボクたち親子にとって最後のチャンスかもしれません」

(;´・ω・` )「どうか厳格な措置をお願いします」


それからしばらく

ボクの望みは叶わなかった

ジェフの刑期は2か月縮められ釈放されることになった

弁護士、裁判官が妥当と思われる決定を下したのだから

ボクはその決定に従うしかなかった


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