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第61話 親子関係②

その後、ジェフの犯罪にたいして判決がおりようとしていた

判決がおりる前、ジェフは直接、判事に向かって語った


彡(゜)(゜)「ワイは自分の犯した罪の性質をよく理解してます」

彡(゜)(゜)「そんな罪を犯したことを恥ずかしく思っております」


彡(゜)(゜)「ですから寛大な処置を願い出ます」

彡(゜)(゜)「もう一度自分にチャンスをください」


(´・ω・`)…………

今回の裁判で分かったことだが

ジェフは以前にも年端のいかない少年たちに

下品な露出行為をして逮捕されていたことを知った

なぜそのことがボクに伝わっていなかったのか分からないが

今回のことでジェフについて知らないことがたくさんあると思い知らされた


ボクは愛犬と庭で戯れている小さなジェフの姿を

一緒に買い物に行った頃のジェフを

何度も抱きしめた幼いジェフの姿を

今のジェフと重ね合わせた


(´・ω・`) .。oO(ボクには信じられなかった)

幼かったジェフと大人のジェフが

まったく違う中身を持っているなんてとても信じられなかった

ボクの息子は嘘つきで、アルコール中毒で、泥棒で、露出狂で

少年に性的ないたずらを働く同性愛者だなんて信じられなかった

どうしてこんな堕落した魂の持ち主になってしまったのか想像もつかなかった


(´・ω・`) .。oO(子をもつ親の立場からすると…………)

子供はいつでも贖いがきくように思えるものだ

子供がどれだけ深く沈んでいようと親子の縁を手繰り寄せて

引き寄せることができると親は信じている


(´・ω・`) .。oOボクもそうだった

藁にもすがる思いであらゆる可能性を信じ支援を繰り返した

でも、ボクは失敗に失敗を重ねた

ジェフがさらに深く沈んでいくのに有効な手を打てないでいた

ボクにはジェフを救うことは出来ないのではないかと

そんな力などないのではと疑いをもつようになっていた


(´・ω・`) .。oO(今まさに裁かれようとしているジェフを見て…………)

それは確信に変わった

ジェフにボクは必要ない…………

もしもこの先、ジェフが更生できるとしたら

それはボクなんかではなく

別のものによるものだろう


それは神の教えなのかもしれない

それは法の拘束力なのかもしれない

それは医学的な治療によるものかもしれない


もしくは人生の師ともいうべき人物との出会いなのかもしれない

もしくは苦楽を共にできる友との出会いなのかもしれない

もしくはジェフのことを真に理解してくれるパートナーとの出会いなのかもしれない


(´・ω・`) .。oO(どんな力にせよ、人物にせよ…………)

その中にボクは含まれていないと思った

ボクのおせっかいがジェフの助けになるとはもう思えなかった


だからジェフの将来を心配することも…………辞めよう

教育や仕事に関して助言をすることも…………辞めよう

未熟な若者を導けるという思い上がりも…………辞めよう


(´・ω・`) .。oO(認めよう…………)

ジェフはもうボクの手の届かないところにいるのだと


(´・ω・`) .。oO(なんて踏ん切りがついたらどれほど楽なことか…………)

ジェフがどんな人間であっても、彼はボクの息子なのだ

どんなに無様でも、助けることができなくても

奇跡を運命に託すくらいなら、あがいてでも奇跡を引き寄せたい


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