第59話 秘密
ジェフと話し合ってからしばらく
ξ゜⊿゜)ξ「…………レオ、またお母さまから」
(;´・ω・` )「……………………そうか」
(;´・ω・` )「もしもし、ボクだよ」
「レオ………ジェフの部屋に気味の悪いものが…………」
(;´・ω・` )「わかった、今から向かうよ」
ボクは母の家に向かった
(;´・ω・` )………………
彡(゜)(゜)「今回はなんや?」
(;´・ω・` )「…………ジェフ、そこにあるのはなんだい?」
ボクの視線の先には、薄気味悪いグリフィン像やブラックライトがあった
まるで悪魔を信仰する祭壇のように見える
彡(゜)(゜)「ただのアンティークや」
彡(゜)(゜)「ワイの部屋をどう飾ろうとワイの勝手やろ」
(;´・ω・` )「おばあちゃんがそれを見てとても怖がっているよ」
彡(゜)(゜)「…………これにそんな大それた意味はない」
彡(゜)(゜)「ちょっと興味を持っただけや」
(;´・ω・` )「そうかい…………ん?その箱はなんだい?」
ボクが見つけたのは
一辺の長さが30cmほどの金属の縁がついて
鍵ついている正方形の木箱だった
彡;(゜)(゜)「こ、これは…………」
(;´・ω・` ) .。oO(動揺している)
ボクはジェフの落ち着かない様子を見て、疑惑を強めた
きっとこの箱の中には人には見せれないおぞましいモノが入っていると思った
(;´・ω・` ) .。oO(母がそんなものを見てしまったら大変だ)
今のうちに回収しないと…………
(;´・ω・` )「その中にはなにが入ってる?」
彡;(゜)(゜)「なにも…………」
(;´・ω・` )「蓋を開けるんだ、ジェフ」
彡;(゜)(゜)「なんでもない、なんにも入ってない」
(;´・ω・` )「開けるんだ」
彡(●)(●)「ワイはこれぽっちの自分の空間も持ったらアカンのか!!」
ジェフの急な変化に驚いた
こんなにも強く主張してくるジェフをボクは初めて見た
彡(●)(●)「ワイのなすことやることに何でもケチをつけて!」
彡(●)(●)「父さんはなにもかもを見ないと気がすまんのか!!」
(;´・ω・` )「ジェフ…………」
ボクはジェフが傷ついているように見えた
でも、あとに引くわけにはいかない
(;´・ω・` )「その箱になにが入っているんだ、ジェフ」
彡(●)(●)「ワイはこれぽっちの自分の空間も持ったらアカンのか!!」
ジェフは同じことを繰り返すばかりだった
(;´・ω・` )「その箱の中になにが入っているか知りたいだけだ」
(;´・ω・` )「開けてくれ、ジェフ」
彡(●)(●)「いやや!!」
(;´・ω・` )「……………………そうか」
ボクは腕を伸ばし、力づくで箱を取り上げようとした
彡(●)(●)「待てや!!」
ジェフはボクの前に立ちはだかった
そして、ボクが一昨日に誕生日プレゼンとして送ったばかりの小切手を取り出した
彡(●)(●)「ワイに少しのプライバシーも与えず、干渉してくるなら…………」
彡(●)(●)「こんなもんはいらん!!」
ジェフは小切手を破り捨てた
ボクは無言でそれを見つめた
(;´・ω・` )…………
彡(●)(●)…………
無言の時間が続いた
先に音を上げたのはジェフだった
彼は急速に冷静になっていった
彡(゜)(゜)「分かった…………箱の中を見せる」
彡(゜)(゜)「でも、この中にはどうしても見せたくないものが入っとる」
彡(゜)(゜)「だから心の準備のための時間が欲しい…………」
彡(゜)(゜)「朝になったら開ける、約束する」
(;´・ω・` )「わかった」
翌朝、ジェフは箱を持って来た
ポケットから鍵を取り出すと、それを開けた
彡(゜)(゜)「…………ほら」
中を覗いた
雑誌の束が入っていた
それは男同士が性行為しているポルノ雑誌だった
(;´・ω・` )……………………
ボクはこの時に初めて理解した
ジェフは同性愛者だったのだ
ボクの道徳の拠り所となっているキリスト教では同性愛は悪だ
また、女性に性的興奮を覚える一人の男としても
男同士ということに嫌悪感を覚える
ボクにとって同性愛は受け入れがたい概念だった
(;´・ω・` ) .。oO(まさか自分の息子がそうだとは思わなかった……………)
思いたくもなかった
いったいなんと声をかけていいか分からない
思いのまま否定すべきなのか
寛容さを持って肯定すべきなのか
頭は混乱していたが、心はなぜか落ち着いていた
(´・ω・`)「…………ジェフ、君は同性愛者なのか?」
彡(゜)(゜)「……………そうや」
(´・ω・`)「なぜこれまで言わなかったんだい?」
彡(゜)(゜)「…………恥ずかしかったから」
(´・ω・`)…………
彡(゜)(゜)…………
(´・ω・`)「おばあちゃんに見つかる前に…………」
(´・ω・`)「そんなものは処分するんだ」
彡(゜)(゜)「…………分かった」
ボクはジェフを残し家に帰った
ジェフとボクとの親子関係はこの日から歪なものになった
ボクはジェフの暗い部分を認めないように、見ないようにしようと努めた
まともにぶつかったら決裂することが分かっていた
なんでもないことしか話さないことが暗黙の了解になった
ありふれた日常のことしか話さない、深刻な問題は言及しない
ボクたちのコミュニケーションは薄く浅いものとなった
(´・ω・`)「ボクはこの争わない状態を平和と思い込むことにした」




