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夫婦+赤ちゃんがいる生活

私は今育休中だ。

夫は働いている。


育休=休み=暇

の方程式が成り立っているとしたら、私は全力で否定したい。


なぜなら、育休も、それなりに忙しいからだ。


ただ、赤ちゃんの世話だけをしていれば、時間はあるかもしれない。


しかも、赤ちゃんと自分だけの生活で、他人が関わらないので、他者とのストレスもない。


ただ、赤ちゃんの世話をしているだけでも、その日の赤ちゃんや母の調子、予防接種など何かイベントによって、うまくいく日もあるし、大変な日もある。

赤ちゃんと二人っきりで、ストレスも溜まる時もあるかもしれない。


そこに、掃除、洗濯、料理が入ってくると、さらに大変である。


いろんな業務をこなす、赤ちゃんと二人っきりで過ごす母の気持ちをわからず、「俺は働いていて、お前は家に居るんだから、全部やれるだろう」なんて言わなくても、雰囲気を出してくる夫とは別れたい。


離婚届をいつ取ってくるか、本気で考える。


でも、今はまだその時は来ていない。

来ないことを祈る。

出来れば夫と、この子が自立するまで、育てたいし、夫ともずっと一緒に居たい。



それでも愚痴が出るのは、私がいっぱいいっぱいなのかもしれない。


育休は、あくまでも、赤ちゃんを育てるために取った休み。

だから、育児を最優先に、過ごす。


夫は最近、メダカ育児にハマっていて、帰って来ても、赤ちゃんか、メダカの世話が中心だ。

赤ちゃんを見ないわけではない。

ただ、メダカにつぎ込むお金と時間が最近目立っていて、寂しい。

私たちが今育てるべきは、メダカじゃない。

赤ちゃんだよ。

きっとわかってはいるだろうけど、もう少し赤ちゃんの服を買ったり、ミルクやオムツを買ったり、赤ちゃんにお金を使って欲しい。


それを直接言えない私が歯痒い。

ここに書いている。


本当は、夫の耳元で、メダカより赤ちゃんだよと叫びたい。


書きながら、だんだん別の仮説も立ってきた。

夫はサウナが趣味だ。

しかし、ここ2ヶ月、行っていない。

サウナ大好き人間がサウナに行けないストレスを、家でもできるメダカの育児によって発散しているとすれば。

そうなれば、メダカの育児をしている夫を悪く言えない。

子育てをせず、サウナに行く夫でないだけ、赤ちゃんと私はとても恵まれている、と思う。

夫には感謝だ。

ありがとう。

夫が居なかった、そもそも、こんなにも可愛い赤ちゃんが生まれなかった。

この仮説が合っているとすれば、良き夫の愚痴を話す私の心は、澱んできている。

埃が溜まってきているようだ。


そろそろ私の心も掃除をしようと思う。

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