そらのたび
・・・たびにでかけよう
いちばんすきなばしょへ
いちばんいきたいばしょへ
わたしがいきたいばしょは・・・そら
あおいそらをめざして、でかけよう
あおいそらにつつまれるために、でかけよう
ごちゃごちゃしたせかい、さようなら
おちつかないせかい、さようなら
ただただおだやかなそらにむかって、わたしは・・・とんでゆく
くもをけちらし、たかいたかいばしょへ
めのまえにひろがる、あお、あお、あお、あお・・・
ここが、わたしのめざしたばしょ
ここは、わたしがのぞんだばしょ
くもひとつない、あおい、あおいせかい
とってもすてき
とってもきもちいい
とってもおちつく
あおいいろが、しみわたる
あおいいろが、めにしみる
いちめんの・・・あお
あおいいろが、わたしをつつみこむ
あおいいろが、わたしをのみこむ
あお、あお、あお、あお・・・・・・
あおしかない、せかい
ただただあおい、せかい
あおしか・・・ない
ずっと、ここにいたい
ずっと、ここにいよう
あおしか・・・ない
ずっと、ここにいたいと・・・
ずっと、ここにいようと・・・
ここちいいと、おもっていたのに
まんぞくしていた、はずなのに
あおしか・・・ない
ここには、あおしかない
ここは、あおばかり
あおしか・・・ない
ここは、つまらない
ここには、あきてしまった
わたしのたびが、おわる
ありふれたあおに、わかれをつげる
ありふれたあおからめをそむけ、ちじょうにまいもどる
ばいばい、あおいそら
ばいばい、どこまでもあおいそら
あおくないばしょをめざして
あおのないまちをめざして
・・・・・・あおいそらのみえないばしょにかえって
また、そらにいきたくなるときを・・・・・・まちのぞむ