4話
異世界に転生した私、ヒズキはのんびりダラダラ一人暮らしをしていたある日、
私を死神と間違った魔王にとりつかれレベル1のまま不老不死に、
そしてレベル1のちょっとイケメンを雇って冒険をすることとなった。
不老不死で成長が止まって、いい女にもなれず、レベルも上がらず、だけど雇ったちょいイケメンは
どんどん強くなる、
そんな私が魔王軍を従え、魔族の頂点へとのぼっていく物語
「はいマスター、とっりゃー!」
ペキッ、ポキッ、パキッ、っと軽い音でガイコツどもが倒されていく、ほんとに弱い。
ペーターが強いってことは、まずないだろうから、ガイコツほんとに弱い。
「もっと奥へいくわよ」
ポキポキと剣でガイコツを倒しながら、ペーターは森の奥へと進む、
ガイコツの数もどんどん増える。
そのうち武器を持ったガイコツどもが現れた。
「はあ!、とお!、たあー!」
はぁ はぁ・・・
ペーターの息が荒い
「ぐあ!」
あっ、やられてるし、しっかりしなさいよ、
「ぐううっ、ヒール!」
自分の魔法で自分の怪我を治す
おーー、やるじゃん、
こうして見ると、ペーターなかなかカッコいいな、
「マスター、スケルトンのレベルが上がってるような気がします、武器も強力になってます」
「弱音はくんじゃないわよ、がんばんなさい、なんたってこの依頼は割がいいんだから」
「え?、そうなんですか?、っとう!、おりゃー!」
ぶっはーー・・・ぜえ、ぜえ、
「フッフッフ、なんたって依頼料金貨15枚なのよ、しかもわざわざ依頼書に
{リッチ}って書いてあるくらいだしね、なんで他の連中、これ受けなかったのかしらね」
「・・・リッチ・・・リッチー・・・ですか?」
「リッチだかリッチーだか知らないけど、とにかくきっと豪華なのよ、
ってちょっとどこいくのよー!」
「マスターごめんなさい、逃げますー、マスターも逃げてくださーい」
「そうぞうしい虫けらどもめ!」
「あがぁー・・・・ぐぐ・・ぐ・・ヒール」
私をおいて逃げたペーターは突然火だるまになって倒れた。
黒こげでも即死は免れたらしく、ヒールでなんとか一命はとりとめたようだ。
でも、なんだか香ばしい匂いがする、ちょっとしばらく焼肉食えないかも・・・
「ワタシの森を荒らす虫けらめ、死ね!」
なんか飛んできた、いて!、なにこ・・・れ・・・
私は意識を失った・・・そして、
意識が戻った・・・・いてっ!なんじゃこりゃ、いててっ、ぐあーーいてえ!!
あ、手がもげてる、腹に穴あいてる、顔が半分なくなってる、、いてえな、くっそ!
えーっと、何すりゃいいんだっけ?脳みそも半分くらいなくなって頭わるくなってるな、
えーーと・・・
「ふん!」
大鎌を片手で振った
思い出したぞ、ぶっとばせばいいんだ!
高級そうなローブを着たその偉そうなガイコツは自分の前になにやら
バリヤーのようなものを出して私の攻撃を防いだようだ。
そいつの周りの木だけが、広範囲に切断されている。
「きさまーー、地獄の炎でけし炭にしてくれる」
やば、あいつすげえ怒ってるな、
「マスター・・・逃げて、ヒール!」
ペーターのヒールが私を癒した。
脳みそも復活した、 あ!なんか頭にうかんだ、
「死ね小娘、バースト!」
私は鎌をかまえた、
炎の塊が飛んでくる!
「フリーズブレイド」
そう唱えて、ガイコツめがけて鎌を振った
私が振った鎌から放たれた衝撃波のようなものは、その炎の塊さえも凍り付かせ、
なまいきなガイコツの体を突き抜け、その先にある森の木もすべて凍り付かせ
彼方へ消えた。
凍り付いた炎の塊は、さらさらと砕け散り、跡形もなく空気にとけてなくなった、
動きを止めたガイコツは二つになってやはり砕けて消えた。
あっ!、半殺しのはずが、しまった、
「マスター!マスター!、よかったぁ!」
ペーターはそう叫びながら、おいおい泣いている、
なかなかいいサポートをしてくれた、私をおいて逃げようとしたことは、忘れてやろう、
しかし、体の半分がまだ焦げたままで香ばしい匂いがするから、はやく治せ。
「ちょっと予定とちがうけど、依頼は完了したから、戻ろう」