本命登場!?
遅くなりました。更新しました。
迷宮に出現する魔物はさほど強くはなかった。
もちろん、それは試練の塔を抜けたからこそ言えるのだが。
最初の殲滅戦|(?)を終えた後も同じように2階、3階、4階とひたすら潜っていった。
想像通り階が深くなるばなるほど出現する魔物の能力は上がってくる。
俺たちがいる10階になると魔物の強さも相当になってきて、手加減する余裕もなくなりつつある。効果不幸はわからないが、俺を除くこちら全力の攻撃でもどうこうなるような迷宮じゃないということがわかった。
ガシャーン、ガシャーン、ガシャーン
なんだ音は?疑問に思いあたりを見るとどうやら部屋から通路に続く部分に大きな扉が出現している。
トラップか、となるとこれは
「二人とも警戒、敵が強襲する可能性がある。気を抜くなよ」
「「はい」」
俺は警戒度を一気にMAXに上げる、どう見ても魔物トラップ、しかも通常の敵がすでにやっかいなレベル、それよりも強力なやつがまとめてくると厄介だ。どこからくる、上か下か、いや転移で飛んでくるか。思考を加速させるが答えはでない。
俺がいろいろ考えている間に二人が扉を壊そうとするも失敗したようだ。これで逃げるという手も悪手だな。
こうやって警戒を維持するのは正直つらい、精神的にだ。実際に流れた時間は短いかもしれないが俺はもう何時間もこうしている気がするほどに。
トントン
扉から音がする。叩きつつけるようにとはちがった、そうノックをするような感じだ。
こんなとこに別の冒険者か? 正直普通の人間にここまでくるのは不可能だと思うが・・・・。
トントン
再び扉が叩かれる。これでほぼ確定だな、だれかこの扉の外側にいる。
トントン
警戒は維持したまま俺は
「どうぞー」
なんて言ってみた。ふざけていると言うかもしれないが、正直なにがなんだかわからんこの状況だ、許してほしい。
「失礼します」
男が3人入ってきた、恰好からして騎士とも思ったが、確実に違うとわかる。それはその男達の頭に1本の黒い角があるのが証明している。一体こいつらなに・・・・
「あ、私達邪神族です」
えっ!? 俺が困惑してるとそいつらはそうのたまった。
引き続き更新が不定期になるかと思います。
週に2.3回の更新予定です。




