試練の塔 終
宿に転移させられ後、特にするべきこともなかったので俺たちは転送君を使いビギンの町へ戻ることにした。そして自宅で一息つき、リビングにあつまりみなで状況を整理することに。
「まず、俺の、俺たちといっていいのかわからないが、目的は邪神族を倒すことだ。しかし、情報がなにもない。ソフィーはこれまでの冒険者としての活動でなにか知ってる?」
「残念ですが聞いたことないわ。ただ、以前王都に行ったときに邪悪な神を崇める邪教があるということがあるのですが、正直それが邪神族かどうかはわからないわ。申し訳ないけれど。」
「いや、謝らないでくれ。きっと一般的に知られている存在ではないのであろう。もしそうなら多くの人は怯えて暮らしさないといけない、が現状そんんあ雰囲気はない。」
「そうでしたわね、認知したものを感知するでしたっけ?どれだけ隠れていたんでしょうか?」
「そうだな、逆に言えば俺たちは奴らを認知している、そして奴らはそれを知っている。とすれば、攻撃した来たやつを捕まえてかったっぱしから尋問していけば正解にたどり着けるのか?」
途中から独り言のようになる俺の言葉に唯一ソフィーだけが反応してくれる。
ほかの3人は理解をあきらめたのか、俺任せなのかわからないが勝手におしゃべりを始めてる。
まぁ、いいか。
「そうね、基本方針はそれでいいと思いますわ。そして、先程の邪教を調べに王都に行くのもいい案かと。現状目的地はないですし、王都のが情報も多いですよ。」
「そうだな、とソフィーはこのままなし崩し的な感じで俺たちについてきても大丈夫なのか?結構宇な厄介ごとになってる気がするが・・・。」
「もちろん、あなた方といるのは楽しいわ。それにいい刺激になるわ。」
「レイア達もそれでいいか?」
「「「へっ???」」」
聞いてなかったな、完全に。
「いつも通り頑張っていこう、で次は王都に遊びに行くってことだよ」
おどけていう俺に笑いながらうなずく3人。
すぐに情報をつかむことは難しいだろう。
とりあえずは、冒険者と錬金術師として行動して、手がかりを探す。
もちろん、楽しむことも忘れない。王都は都会、都会は娯楽が多い、と期待して。
短めですが、これで2章終わりとなります。
3章普通な冒険をと思ってますが、じつはまだ迷ってます。
次回更新は少し遅れます。11/3には更新したいと思います。
3章の方向性が決まるまでお待ちください。




