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異世界ライフ  ~自由気ままに過ごす~  作者: ペンギン
2章 ダンジョン攻略編
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試練の塔⑤ 再集合

俺は今、レイアと一緒に明日に向けて休息を取っていいる。

明日はいよいよ20階へ挑戦する。師匠の作った塔の最後のフロア、期待と不安が織り交ざりなんとも言えない気分だ。

レイアはしっかりとくつろいでいる、大したもんだ。まぁ、単純にわかってないだけかもしれないが。

夕食までには時間があるが、明日を考えるとなにもしたくない。ということで、二人して宿でゴロゴロとしているわけだ。もちろん、言った通り心の中はまったくの正反対だが。



しばらくすると、宿の入り口に気配がする。

緊張がはしる、それは試練の塔に入って以来他者との遭遇は0であったからだ。

この塔中ではなぜかわからないが探知系の力が上手く使えない。

なにかいる、ということはわかるのだが、はっきりと何がいるかということがわかない。


気配が近づいてくる。自然と武器を握る手に力が入る。

扉が開くと同時に一層力が入る。


知らない奴ならとりあえず問答無用で捕縛だ。

19階まで来たということはそれなりの力はあるということで、難しいかもしれないがここにはレイアがいるのだ。安全第一である。


しかし、そこに現れたのは見慣れた姿であった。


えっ・・・。


あっ・・・。


目線が合うとお互い言葉が詰まり、短い沈黙を作りだす。


「あれ、ソフィーさんなにしてるの?あっ、それにマリアさんとエリーさんも。なんで3人がここに?」


レイアが驚いたように、そして嬉しそうに尋ねる。

俺はまだ理解が追いつてない、1階で確かにわかれて、塔を出たはず。3人でまた塔に入るのは難しいはず・・・とここまで思い出し気づいた。

そう俺は3人が出口に向かって歩いていくのを見た、しかし出た姿は見てないのだ。


「クロノのその顔、ばれちゃいましたかね。きっとあなたが思っている通り、私たちは塔からでずにずっとチャレンジしてましたの。」


「たのしかったね、お姉ちゃんも私もすっごい魔道具作れるようになったし。ふふふ、進化しちゃったよ。どこかの国の国家錬金術師よりもすごいかもよ!!」


「クロ君は心配してくれたのかな。でも3人無事についたから、ね!」


3人とも楽しそうに言うが、どこか無視できない箇所がある。


「え、マリアとエリーはどんなもの作れるようになったの?」


「クロノ、とりあえず落ち着こうよ。3人は今来たばっかなんだから部屋に案内して、一息ついてそこから明日の作戦会議にしよう。ねっ!」


レイアがまともなこと言ってる、戦術に関して。成長してるんだな、としみじみする俺。


「そうだな、そしたら2時間後、ちょうど夕食にいいころだろそこでお互いの報告と明日の予定に関して決めよう。」


みなの同意も得られたので3人は部屋へ俺たち2人はさっきまでと同じでだらだら。。。



その後、5人で夕食を食べながら報告会をした。

それぞれ、どの試練をどうクリアしたとか。魔物をどうやって倒したかとか、話は尽きない。

久しぶりの集合にみな満足していた。女子が3人集まると姦しというが4人ならなおさらか。

しかし聞き逃してはいけない単語がいくつかあったな。


自動追尾・・・、魔道装甲・・・、ヴァルキュリー・・・。


うん、今は無視。

こうしては夜が更けていくであった。



師匠へ

明日でとうとう最上階です。 待ってくださいね。

いや、言葉のあやで本当にいたらちょっと嫌です。

今の俺じゃどうせ勝てないでしょ?

次回は28日18:00更新です。


あと、2話もしくは3話でこの章は終わる予定です。

ここにきてまたまた話の流れが変わりそうです。

3章以降、強敵をだすのか、それとも冒険者として探索やら事件を解決してくのか。

どちらもやるつもりですが、メインをどうしようか悩み中です。


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