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異世界ライフ  ~自由気ままに過ごす~  作者: ペンギン
2章 ダンジョン攻略編
16/44

探索前夜

もう少しで、探索にはいります。

目的のダンジョンがあるポイントから少し離れた平野にこの国、イース王国の首都がある。

名をイースタという。

そんな街の薄暗い宿の一室でライトの明かりを囲み、俺たち5人はこれまでの1ヵ月について、そして明日からのダンジョン探索について話をしている。


そう5人だ。5人である。


どうしてこうなったかというと、あの出発の日ビギンの町を出るところでマリアとエリーに声をかけられた。そして息を切らしながら渡されたのがこの転送装置、通称『転送君』。

この転送君、1対の円盤でできており、設置し大量の魔力を通すことで人や物を転送をすることができる。

転送装置自体はこの国にも普通に存在するのだが、人の魔力では全く足らず通常は高ランクの魔物の魔石を使って使用するので合わせて考えるとかなり高価で貴重なものとなっている。

もちろん、俺たちは魔力の心配がないので使いたい放題だ。

普通なら大貴族ぐらいでないと使えないのだけれども。


そして、先程この宿に到着し、転送君を設置すると居残り組であるソフィー、アリア、エリーがこちらに転移してきたである。もちろん部屋は5人でとってあるので問題はない!


「クロノ、ここまできたのはいいけれど、ダンジョンを見つける方法はなにかいい方法があるかしら?」


「まったく当てがないわけじゃないが、俺は魔力を飛ばしてあたりを探知することができる。これは、魔力そのものを感知するのでダンジョンが魔術で隠蔽されていても見つけれるはず。」


「でもクロ君、もし魔術が使われていなかったら?」


「お姉ちゃん?もしそうならとっくに誰かに発見されてるよ。だからその心配はいらないよ。」


エリーのが探索という面では一歩先にいっているのか?いいところをつく。

確かに素材採集もエリーのが上だ、連勤についてはマリアのが繊細であるが。


「そうだな、エリーが言った通りでだいたいあってる、けれど巧妙に物理的に隠されている可能も否定しきれないからそこはソフィーとレイアに頑張ってもらおうと思ってる。」


ソフィーは興味深そうに、レイアは驚いた眼で俺の方を見る。 

周りの闇が深くなり、外から聞こえていた人々の声も気づくと今は聞こえず。町は闇と静寂に包まれていた。ライトに明かりが薄く照らす女性陣は色っぽく感じられいつまでも見てはいたいけれど


「まぁ、そこは明日のお楽しみだな。俺の魔力探知で見つかれば問題ないし。今日は遅いから寝よう。明日の探索に影響したら元も子もない。」


マリアとエリーはすぐそこまで睡魔が来ていたのか、すんなりと自分たちの部屋へ。

ソフィーは何か言いたげにしていたが、あきらめたのかそのまま考え事をするかのように自分の部屋に戻る。

俺とレイアはそのまま、一緒にベッドに入り眠りにつくことに。

これまでの旅の疲れか、あまり興味がないのか、どちらかはわからないけれどレイアはすぐに眠りについてしまった。


ちょっと残念だ。


そんなレイアを見ながら俺はダンジョン探索に思いをはせる。

この2年間で俺たちは5人とも冒険者ランクをCランクに上げている。

元からCランクのソフィーに関してはそのまま停滞といった方が正確であるが。


LVも

クロノ  LV45   レイア  LV43   ソフィア  LV67   マリア  LV32   エリー  LV31


となっている。魔力強化をしなくても全員Bランク目安の30LVを超えている。

世間では凄腕と呼ばれる部類だ。さらには全員魔力強化もある、普通のダンジョンなら何の心配もない。俺に関しても魔力に属性を付加させることには慣れ以前よりも魔力制御は上達している、。


が、相手は師匠なのだ。その一点だけで不安が尽きない。


いつの間にか俺も夢のなかへと落ちていた。



師匠へ  2年近く師匠から離れて忘れてましたけど、修業の日々が思い出され・・・

       >>ガクガクブルブル<<

次回は10日 17:00 に更新予定です。

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