仲間が増えた!!
第2章の話が考え付かない・・・・。
もうすぐ1章終わるのに。 頑張れ俺。
感想や評価待っています。
ギルドの入り口につくと、そこには昨日森でであったエルフ、ソフィアの姿があった。
とりあえず、昨日の成果を換金し、朝食を一緒に食べながら話をすることに。
「おはようございます。クロノスさん。今日は依頼の受注ですか?それとも換金ですか?」
明るくミーヤが接客してくれる。
「今日は換金です。マジックボックスに入っているので、どちらに出しましょうか?」
「向こうの作業台にお願いします。何組かの鑑定が先に入っていて、お時間がかかります。よろしければ食堂の方でお待ちください。終わりましたらお呼びしますので。」
受付嬢とやり取りが終わると、レイアとソフィアをつれ食堂に向かう。
適当に注文をした後いよいよ本題にはいる
「それで確認だけど、ソフィアは俺たちとパーティーを組みたいってことで間違いないんだよね?」
「そうですわね、助けてもらったお礼をしたい、ということと二人が気になるというのが理由ね。」
昨日と同じようなこと確認という形でお互いがやり取りする。しばし考え、俺が言葉を発する前に
「お姉ちゃんはエルフなんだよね?そしたらお家は?おかあさんやお父さんは?」
レイアが気になったのかいくつかの疑問を口にする。
「そうね、私はエルフですわ。ただ、普通のエルフとは少し違うかもしれませんわね。まず、先の戦闘で私は火の魔術を使いましたが、普通のエルフは火の魔術を嫌います。森を破壊するからでしょうか、もしくは理由などはなくただの習慣かもしれませんわね。ですが私は幼いころに火の魔術が好きになってしまい、周りからちょっと浮いていたのですわ。当然、そのエルフの集落にはいずらくなり、冒険者として世界を巡っていたのです。好奇心の強い私にとって冒険者は天職でしたわ。幸い私は剣の扱いも得意で、エルフ特有の高い魔力もあり一人でも苦労することは少なかったですし。」
「うーん、お姉ちゃん嫌われちゃったの?それでお家から出てきたの?」
「その集落ってのはどこにあるんだ?」
俺たち二人はソフィアのことが気になってしまっているみたいだ。
もう少しいろいろ聞いたいと質問を続けた
「嫌われていたとは違うわね、考え方が合わなくて、そう、もっと気の合う友達を見つけたくて私自ら家を出てきたといえばわかるかしら?集落はあの森のもっと南の東側奥の方にあるわ。」
「うん、そっか。それでそのお友達がレイア達?ってこと。レイアもお友達になりたいな。」
淡々と答えるソフィアに、興味津々で聞くレイア、なんだか姉妹みたいに見えてくる。
「そうなれるとうれしいと思っているは。それで、あなたはどう思うのかしら、クロノス?」
「俺としてはレイアがいいというなら反対する理由がない。それに、冒険者の先輩ならいろいろ聞けるし、助けにはなってくれるはずだ。ただ、俺たちの行動方針でしばらく、2年前後はこの町にいるつもりだ。ソフィアはどこか目的地ややらなければならないこととかないのかい?」
レイアもソフィアのこと気にいったみたいでだし、パーティーを組む方向で行こう。美人エルフがパーティーに加わって俺もテンションアップだし。と、もちろんこれはオフレコだ。
「そうね、特にはないわ。強いて言えば目的は気の合う友人を見つけ強くなる、ということだけれども、お二人といたら問題なさそうですしね。」
「レイアもお姉ちゃんといっしょがいい。」
うん、レイアの嬉しそうな顔がまぶしい。もしかしたらお姉ちゃんができてよろこんでるのかな?
おれは男だから、やっぱり相談とかするなら同性のがいいだろうし。
「そういうことなら、なんの問題もないな。これからよろしくソフィア。」
手を出して握手を求めるとソフィアが俺の手をとる、
「こちらこそよろしく、私のことはソフィーって呼んで。親しい人はみんそう呼ぶわ。」
「あぁ、わかった、ソフィー。」
「よろしくねソフィーお姉ちゃん。」
こうして俺のパーティーは3人となった。ちなみに、ソフィーのステータスは
ソフィア LV58 HP7500 MP 613 ATK153 DEF135 MAG210 AGL182
となっていた。本人曰く、そこら辺の冒険者なんて目じゃない、ランクはCランクだが、戦闘能力だけならAランクにも負けないとのこと。まぁ、このあたりもおいおい調べていこうと思う。いつか冒険者同士で戦うかもしれないし、魔物だけじゃなくてそちらにも注意しなければいけない。
それで、これからの予定を決めようと声を出そうとするが先に
「すいません、クロノスさん。こちらまでいらしゃってください。」
とミーヤに呼ばれある一室に連れていかれる。部屋の中央の台の上にオークキングの死体とオークジェネラルの死体2体が置かれている。またなんかあったのか?
「前回に引き続き何度もお呼びしてしまってすいません。今回の話は他の人に聞かれると困るので。こちらの魔物を倒したのはクロノスさんで間違いないですか?もしそうならその場所をお聞かせいただけると助かります。」
また、前回みたいな話になるのかな、面倒だと思いながらも嘘はつかず答える
「僕ですね、正確には僕たちです。こっちのソフィーにも手伝ってもらいました。それで、場所は以前コカトリスを仕留めた場所から数分奥へいったところです。なにか問題でもあったんですか?」
ちょいちょい受付嬢からなんだかんだと聞かれるけど、これは普通なのか?
「このオークキングのランクはAランクでして、あの森でAランク以上の魔物が出現するというのは聞いたことがないのですよ。以前のコカトリス、Bランク上位でも異常でしたので、森でなにか起き始めているのか、心配になりとりあえずお話だけでもと。それと、そんなAランクの魔物をどうやって倒したのかというのも気になりましたが、そちらの方、エルフとの共闘ということでしたら、不可能ではないのでしょうから。そちら納得いたしました。」
ミーヤの声はいつもよりも暗い。確かに町のことや、冒険者のことを考えると明るい話ではないな。周りのことに対し自分のことのように考えられるミーヤに対し、俺にはできることは少ないけど、できる範囲でなら力にはなろう、と思った。もちろん、本当の意味でできるだけ、だけども。
「できましたら、このことはまだ内密にお願いします。余計な情報で混乱を起こしてはいけませんしギルドの方で上位冒険者に指名依頼をして調査に当たりたいと思います。調査が終わるまで、具体的なことは話せませんが、森の奥への探索は危険であるという情報は別口から流します。」
真剣な顔でお願いされては断るのも難しい、それにこういったことはプロに任せるのが一番だと
「わかりました。約束します。それで、鑑定の方は終わりました?」
慌てた様子でミーヤが答える
「あぁ、すいません。終わっています。全て合わせて金貨143枚と銀貨5枚となります。オークキングの魔石があればもっと高値になったんですけどね。」
大満足の結果だ、魔石はいつ錬金術で使うかわからないので大きさや魔力の質が気になったものは売却せずにポーチにいれて保管しているのである。それにしても、Aランク、Bランクの魔物は稼ぎの効率がいいな。まぁ、高額な理由は討伐できる冒険者がすくないからだろう、以前聞いた話だとAランク魔物を討伐しできるAランクパーティーはこの町では2組しかいないらしいし。さらに魔物も強力なので負傷の可能性も跳ね上がる。
「ありがとうございます。それではこれで。またなにかあればこちらからも情報を入れますので。」
ギルドでの換金が終わると俺たち3人は今後の予定を決めるため、ギルドの食堂にへ戻るのであった。
当面、宿屋の先に支払った分があるうちはそこに滞在し、毎日狩りとレイアの特訓をすることに決まった。ソフィーは明日から俺たちが止まっている宿に移動してくるらしい。
師匠へ あたらしい仲間ができました。うれしいです。何も言わないでください、師匠。
エルフの名前は、某ちいさなプリンセスからとりました。意味は特にないです。実はエルフの王族とか、今は考えていません。
次回更新も 17:00 です。
応援よろしくお願いします。




