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異世界ライフ  ~自由気ままに過ごす~  作者: ペンギン
1章 転生そして仲間との遭遇
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エルフは美人、オークにはやらない!!

タイトル いままで無計画につけすぎました。


そのエルフは美しかった。美しいのはエルフだからなのか、ただ単にその女性が美しいかはわからないが、とにかく美しかった。そして、俺は少しテンションが上がってしまい、かっこつけるためにとんでもないない戦いをするのであった。


まず、オークジェネラル達の上空に転移し、しばらく頭から自然落下する。

そしてある程度距離を詰め、気付かれるまえに1体のオークジェネラルの頭に左手にある炎属性の剣を投げつける。

そのまま落下すると他のオークに気づかれ迎撃されてしまう。

なのでまずはそれを回避するために足元に風の魔術で壁を作りそれを蹴ることによって落下速度と軌道を変える。

そして他の2体が気付いたときには俺は別の1体の横に着地しており、右手の水属性剣でのど元を狙い切る。俺が攻撃を放つと同時にさらに別のもう1体が俺に向けて槍で攻撃してくるのを感知したので土の魔術で目の前に盾を作成し、防いでやる。ここで一度距離を取りながら投げつけた剣を回収し女性の元へ駆け寄る。


「あ、あなたは?」

驚いた様子で言葉を絞りだす。

「ただの冒険者です、あちらに僕の仲間がいますので、そちらへ行って待機していてください。」


「大丈夫なの?あんなに大量、しかもAランクの魔物もいますわ。」

「うーん、たぶん大丈夫です。僕が道を作りますので、さぁ、行ってください。」


言うと同時に、俺は双剣に魔力を込め、両方の刃の長さを50mぐらいに伸ばしながら、剣を交差させるように振り切りレイアと俺の間にいるオークを全て横に切り裂いてやった。

残るはキング1体とジェネラル1体だけだ。


先程より双剣に込める魔力を減らし、次は打ち合いをしてみようと考え、ジェネラルとの距離を詰めように駆ける。すると、キングが吠え、同時に俺の足元から土の槍が現れ俺を襲う。全てをかわすのではなく自分に当たるものを的確に砕く。魔力量を減らしたため、槍の弱いところを見極めそこを狙う必要がある。一本破壊しそこね当たりそうになるが間一髪ジャンプすることで回避する、がそこにはジェネラルの槍が待ち構えており俺の胸に向けて勢いよく突いてくる。


なるほど、土魔術で俺を上空にあげ、身動きできないところを槍で一突きって戦法か。

確かに、普通の兵士であれば逃げ場は0である。が残念ながら俺は普通の兵士ではない。


風の魔法で足場を空中に作ると、その足でキングへ向かう。魔術後の硬直なのか、すぐには動けず俺が数回双剣で攻撃してやるとキングは倒れこみ動かななってしまった。


残すはジェネラル1体、どうやって倒そうと思っていると後ろから


「滅せよ、エンシェントノヴァ」


炎の精霊の力を借りて放たれた炎の雷がジェネラルのもとへ天から落ちるとそのまま周囲を巻き込み大爆発を起こし、その体は焼き尽くされていた。爆発あと残るは灰のみであった。あぁ、入学金・・・・。

落ち込んでいると女性とレイアがこちらに近づいてきて


「助けてくれてありがとうございます、私はソフィアと申します。見てのとおり種族はエルフですが、残念そうな顔をされますけどどうかされましたか?」


金色の長い髪をなびかせ、丁寧に話しかけてくる。


「あ、あぁ、僕はクロノス。うん、問題はないよ。大丈夫。こっちの子はレイアです。」


「そうなのですね、それならいいのですが。」

それでも不思議そうにしているが、まさか素材が欲しかったとは言えず。

この女性にとってはまずは自分の身を守ることでいっぱいいっぱいだったはずだ。


「あなた強いのですね、それになんというか、受ける印象が普通の人間ではないわね。隣の子は何と言うか、昔あったドラゴンと同じような圧力を感じるわ。本当に一体何者なんですか?」


「うーん、なにものと言われても、ただの冒険者としか。」

「レイアは普通の女の子だよ。」

本当にそのとおりなのだが、なかなか信じてくれていないようだ。


「ただの冒険者が詠唱もなしで、魔術を行使し、Aランクの魔物を1撃で倒すとか、そんな世の中に、いつなったのかしら?それに普通の女の子はこんな森の奥にきませんよ。」


安心してきたのか、ちょっと言葉がきつくなってきた感じがするのは気のせいか?

が、俺には本当に何をいっているのかよくわからないので疑問をぶつけてみることにする


「魔術を使うのに詠唱は必要ないだろ。魔術回路を紡いでやれば発動する。それに、Aランクのモンスターといえ君がダメージを与えといてくれたから僕はとどめを刺しただけだと思っているけど。」


後半は若干嘘だが、前半は本当に疑問だ。詠唱の必要性がわからない。


「確かに、その通りだわね。でも、詠唱を”省略”ではなくまったく行わず魔力を制御し魔力回路を紡ぐなんて常識的には無理よ。そんな話おとぎ話でした聞いたことないわ。」


自信満々に胸をはって言い返すソフィア。あつ、スタイルはいいのに胸はそんなに・・・。

でも後半はうまくごまかせたみたいだ。

そして、魔術、魔法に関しては俺の思っていたのと現実はかなり違っているみたいだ。


「実は小さい声で詠唱してましたとか、どうですか?」

「どうですかって。。」


あきれられてしまった。


「いえ、なんにせよ危ないところを助けてもらったのは事実ですし、細かいことはいいでしょう。でも、これからは気をつけた方がいいと思いますよ。そんなことしてるとすぐにいろいろな人に目をつけられちゃいますからね。それを望むならいいのですけれど。」


「ご忠告ありがとうございます。師匠とずっとこもって修行してたもので、世間に疎くて。だれか、そういうのを教えてくれる人がいると助かるんですけどね。」


などと適当に話をし、とりあえず早く立ち去る方向へと考えをまとめる。これ以上ここにいると余計なぼろが出そうだ。


「それなら、いっしょにパーティーを組みませんか?私は世界を旅して歩いていますので、そういった情報に詳しいですし。私としても御二人の強さには興味があります。どうか考えてみてはもらえませんか?きっとお力になりますので。」


いきなり何を言いだすんだこの人は、そんなことすぐには決められないし、レイアの意見もある。

レイアの時と違うって言いたいのかい?、それはレイアはまだ子どもだし、もっと言えば一目見た瞬間運命を感じたからだ。ソフィアも綺麗だとは思うけど、それとパーティーとは話が別だ。信頼の問題やこれからの方針の違いなどいろいろでてくる。


「ありがたいお言葉ですが、すぐに答えを出すのは難しいかと。一晩お時間をくれませんか。ぼく達はビギンの町で宿をとっていますので、明日の朝9時ごろギルドでもう一度お話をする、ということでしょうでしょうか?レイアもそれでいい?」


「大丈夫だよー。」


「わかりました。私の方もそれで大丈夫です。私もビギンの町で宿を取っていますので、このまま町の入り口までご一緒してもよろしいですか?さすがに疲れてしまって。」


話はそこでまとまり、その後は特に大きな戦闘もなくすんなりと町まで戻ることができ、そこで明日の朝の再開を約束しそれぞれの宿へと向かっていくのであった。



師匠へ 師匠も俺の葛藤わかってくれますよね?ホントはすぐにYESといいたかったんです。

    エルフはきれいなんです、ホントに。

明日も17:00に更新予定です。

1章はあと3-4話を予定しています。


応援よろしくお願いします!!!!

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