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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第4章 神獣大陸編
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堕天不死鳥ファルコン

俺達は足止めを食っていた

倒す方法が無いのである


ファルコン様はようは不死鳥らしい、殺しても灰になって甦ってくるんだと、しかも厄介な事に蘇る時周辺の生命力を吸い取り、蘇りさらに強くなると

俺は溜息を吐いて「厄介だな・・・」

オルベガもうなずいて「じゃの・・・」

俺はオルベガに「不死って事は魔法や物理攻撃でドカドカ殴っても倒せないって事じゃないか」

オルベガが考えて「大本のニーズベルクを倒せればどうにかなるかもしれんが・・・ニーズベルクが不死鳥と融合したらさらに厄介じゃ」

「融合?どうゆう事だ?」

「奴は倒されると半分霊体と化すのじゃ、そのまま他者の体へと入り融合、自分の強さを引き継いだまま、合体して強化するんじゃ」

「それじゃ、もとより倒す方法なんて!」

「最後まで聴け!!ニーズベルクは霊体化した時こそ最大のチャンスなんじゃ、霊体へと光属性攻撃を与える事で・・・」

「消滅するのか?」

「そうじゃ、だが奴は眷属の特性を取り込んでいるはずじゃ、どっちにしろファルコンを倒さぬ限り」

溜息を吐いて「倒せないと・・・本当厄介だな」

「ああそうじゃ、厄介じゃ」


俺がピンときて「オルベガ、別空間へと追い込む事は?」

オルベガは首を振り「さすれば余計にニーズベルクの思うツボじゃ」

そうか眷属である限り特性は引き継がれたまま、逆に手出しできなくなって、ニーズベルクを倒すことができなくなってしまう

「ニースベルクがそれをやらないのは、余興のつもりじゃろう」

「希望を抱かせて叩き潰す・・・」

オルベガも溜息を吐くと俺も溜息が出る


神鳥族達が「大変です!!ファルコン様が向かってきていると!!」


俺も頭を抑えて「うわー・・・一番嫌なパターンだ、死耐性ありの敵が向こうからやってくるパターン、最悪・・・」

オルベガは杖を取り「殺す事はできなくとも撃退ぐらいならばできるじゃろう、街を壊させるわけにはいかん、やるしかあるまい」

俺も立ち上がり46式魔導銃を取り出して

「やるしかない・・・ねぇ・・・」


神鳥族の人たちは俺達の部隊を引きあげていて

俺とオルベガが本隊の到着まで時間稼ぎだ


「さてと・・・レギオン、童達は時間稼ぎじゃ。じゃが、本隊が来ても結果は変らんじゃろう・・・だからここでケリをつけるぞ、隊には秘密の暗号も伝達した」

俺は下を向いて「あぁ・・・最悪、ファルコン街を放棄して撤退を開始する・・・密林へと逃げ込めばさすがのファルコンも目視はできない不死身の敵だから故、撤退するかの判断が大きい


オルベガが気が付き「来たぞ!!」

でかい、翼を広げた長さは何mあるんだ・・・

ジャンボジェット機並みの大きさの鷲だ

やはり侵食されているのか、全身紫色だ


オルベガが魔法陣を展開して「レギオンまずは様子見から行くぞ」

オルベガの頭上に氷の槍を形成する

「ギカンティックスピア!!」


槍が巨体へと飛んで行く

だが避けようともせず直撃を受ける、直撃を受けた箇所が凍るが

バキバキと何事も無かったように氷が剥がれて行く

「やはりの・・・」

分厚い羽毛・・・氷属性は不向き・・・なら!!


「フレイムバレット、リロード!!」

46式魔導銃のマガジンを取り出し、俺が展開した魔法陣へとマガジンを通すと

弾に炎が宿る


「ファイヤーバレット!!」


炎の弾が放たれ、巨体の胸毛が燃える

「ギエエェェェェェ!!」


燃える燃える、良い感じだ、だが奴の俺達へと注意を向いた事で進路を俺達へと変える

体当たりされたら防げるなんてレベルじゃない、即死だ


「やばい!こっちきた!!」


オルベガが「引きつけるぞ!!レギオン!!」

2人で手を繋いで加速するも、相手のあの巨体、時速はどれほど出ているのかでか過ぎて計測できない、推定でもあの巨体を飛ばすためにはそれなりの速度が必要なはず、遅くても200km前後俺達はせいぜい出せても120km


追いつかれる


「オルベガ合体するぞ!!俺の体へ入れ!」

「任せたぞレギオン!!」


2人は手を繋ぎ合わせて魔力を一つにする


俺の体に氷のような水色の模様が浮かび上がり

尻尾に氷の剣を纏う


「さてと・・・これならどうだ?」

飛行速度はほぼ同じぐらいだ、だが逃げているだけじゃ、変わらない、奴の攻撃手段が体当たりだけとは考えにくい

ほら・・・いや魔法陣が来た


両翼に巨大な魔法陣が展開され、無数の黒い矢が飛んでくる

「これ全部羽!?うおっ、うおっ!?おぉっ!」

回避で精一杯だ、しかもこうしている間にもあの巨体が迫る


「くそ・・・こうなったらドリルの理論、試してやろうじゃないの」

俺は全身に氷と光属性を混ぜたアーマーを纏い

手先に力を込めて氷で造形していく

ドリルの形を作り

「さてと・・・俺の並行間隔保ってくれよ!!」


回転をつけてドリルへと化す


巨体が突っ込んでくる

「バラバラになるなよ・・・俺の体・・・」


巨体が当った瞬間肉がジョリジョリ言う音が聞こえる

「おっ!?」


結果は貫通、翼を一つ駄目にしてやった

巨体が荒野へと落ちる


俺が回転を止めるためにドリルの先端に逆プロペラにして止めると

フラフラで「やっ、やべぇ・・・お、落ち・・・」

落ちるとファーベルがキャッチする

「おっと・・・お見事ですよ!」


俺がグラグラしながらも「へへっサンキュー・・・敵はどうだ?」


俺は視界がグニャグニャして見えない


ファーベルが「起き上がりましたが飛行能力は削いだみたいです!」


「倒すまでは行かなかったか・・・」


ファーベルがゴンゴレス隊に連絡する「敵落下を確認、飛行能力を失ったものの、今だ致命的ダメージは見込めていない


今の俺は使い物にならないため、オルベガが分離して「お、オルベガ・・・後は・・・頼んだ、うっ、オェェェ」


ファーベルが驚いて俺を投げ捨てて地面へと俺はダイブする

「うごっ!!・・・扱い酷過ぎる・・・」

ガウルが走ってきて「パパー!はい水」

「あ、ありがとう・・・」



------------------


さて童の番じゃな、レギオンが渾身の一撃で、地面へ叩きおとすのには成功したものの・・・どうする?倒しても不死身・・・どうすれば・・・撃退するも相手の様子は・・・


「ギエェェェ!!グギャ!グギャアァァ!!」

激オコじゃな

「無理じゃな、ああなったら撃退など無いじゃろう・・・カタルシスを使って倒せるかどうかのラインじゃな・・・だがあれの存在を知られるわけには・・・」

ファーベルがオルベガの側に戻り「メタルアーチャー隊配備完了です!」

「射撃して離脱、これを繰り返して逃げ回るのじゃ!!」

「了解!メタルアーチャー隊、攻撃しつつ、敵の注意を街から逸らせ」


ゴンゴレスが射撃体勢に入り「全く無理難題を押し付ける・・・相手に踏みつぶされるなよ!!Go!!」


上空からオルベガが眺めていて銃撃は効いてはいるものの決定打として乏しい

そうすると翼で隠してまで、防御している体勢が気になった

「む?ファーベル、アーチャー隊が攻撃した時、背中をやけに気にしてないかのぅ?」

ファーベルが鷲の目で見ると「あっ!!なんか刺さってます!!槍みたいなのが」

童は笑って自信がある顔で「それじゃな・・・奴の弱点」


オルベガが一気に高度を落して急降下する

ファーベルが慌てて「メタルアーチャー隊!!オルベガ様が弱点を発見して降下している!!注意を南西へと向けろ!!」


巨体が南西へと振り向いた

「今じゃあぁぁぁぁぁぁ」

槍へと飛びついて

「身体強化、腕力強化、跳躍力強化!!ぬぇぇええぇぇぇぇぇい!!」

「キエェェェェェェ!!」

槍を抜いた瞬間オルベガが反動で上空へとぶっ飛ぶ

「ぬおぉぉぉぉぉぉわぁぁぁぁ」

ファーベルがキャッチ

「っと・・・危ない所でしたね」


童はグットサインを出して「ナイスキャッチじゃファーベル!」


ファルコンは暴れて苦しんでいる


そして頭の中に「一度殺して・・・殺してください!そうすれば・・・闇が・・・」

どこか優しい声だったが苦しんでいる

オルベガが立ち上がり「総員に告ぐ!全火力をもって攻撃準備!!」


ゴンゴレスが手を上げ全員に通達する「メタルアーチャー隊!!斉射開始!!」


童が叫ぶ「今じゃ!!」


オルベガが特大の槍を投げる

大きさはファルコンにも劣らない

槍の直撃と同時に銃撃が激し過ぎて煙が舞い上がる


煙の中から太陽の如く光が溢れ、ファルコンの本当の姿が現れる

「ありがとうございます・・・戦士達よ」

周囲に明るい太陽と同じような光が広がり、荒れた大地が活性化して森へと変る

ファルコンの本当の姿は光輝く大鷲、まさに不死鳥だった


俺も遠くで見ていて「ありゃすげぇ・・・」


オルベガもうなずいて「やはりの、これほどまで強大な力ともなるといくら奴でも完全には取り込めておらんと思ったわい」


ファルコンは申し訳なさそうに頭を下げて「ですが、ニーズベルクに長い間、力を吸われ続けていましたので・・・彼は強大な力をつけているはずです」


オルベガもうなずく「だが、奴の不死属性が解除できただけでも大成功じゃ」


ファルコンは笑って「前向きな考えに助かります・・・」

神鳥族が、膝をついて「お待ちしておりました・・・」

「貴方達にも迷惑をかけました・・・」

神鳥族達は嬉しそうにファルコンの周りを自由に飛び回る



その晩はファルコンが復活した祝いが行われ、最大功績者としてオルベガが表彰された

俺も頑張ったけど、何にもしてもらえなかったため、「ガウル・・・俺頑張ったよな?」

ガウルも苦笑いして「ま、まぁ・・・うん・・・」

「酷い!」


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