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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第1章 この世界に降り立った転生者
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ガルキオの特別特訓

あれからガルキオは自分の特技を見つけられないか必死にいろんな事をしている



ある日はペドラ母さんと料理したり・・・


ガルキオが大ミスして卵をペドラにぶっかけてしまう

「あぁぁ!!ごめん母さん!!」



ある日は無理に城内中駆け回ったり・・・


「うぉぉぉぉぉ!!僕の体力に秘訣があるはず!!」


俺は苦笑いして「他の人と当たるぞ」


そしてガルキオは角から出てきたメイドに衝突して転倒する

「ほら言わんこっちゃない・・・」



ある日は剣の訓練に行ったり・・・


ジェラルトと一騎打ちの摸擬戦で本来弓を使うガルキオが剣を持ちジェラルトにコテンパンにされる


ジェラルトが剣を振りガルキオをふっ飛ばす「おぉぉらぁぁぁ!!」


ガルキオの剣がパワーでふっ飛ばされて負ける



ガルキオは家で倒れて落ち込み

「な、なんで・・・なんで僕に特技がないの・・・」


俺も苦笑いして「特技なんてものは誰しもが持っている訳じゃない・・・それにアルビノ種の竜人族の特技は多種多様だ、本当にガルキオの何が得意なのか時間をかけて探るしか・・・」


ガルキオは歯ぎしりして「レギオン兄ちゃんはもう進路が決まってて待ってるだけだから・・・僕の気持ちなんて分かんないんだよ・・・」


捨てゼリフのように吐いて歩いて行ってしまった


「気持ちは分からないでもないんだけどな・・・」

俺は兄と比べられたせいでどんな事を急いで強要されていた為何しても上手くいかなかった


ガルキオもきっとそんな劣等感を感じて急いでいるのだろうジェラルトが強くなり、俺が強くなるのを見て



-------


今日はジェラルトの騎士隊の適正試験だ


ジェラルトは重装備を着けても、その魔王譲りの特出した筋力で、重い重量の鎧を着ても早い動きができる事が分かってきたらしく、ジェラルトは騎士隊の派遣隊に希望を出していた


大勢の派遣隊希望者の中にジェラルトも交じって適正試験を俺もガルキオも見学する



試験の内容は、戦術、技術、戦闘と分かれ


戦術は主に知識だ、戦略ゲームを使い対戦相手を打ち負かす戦争シュミレーターで勝ち上がる事を意味する


そして次に技術、これは剣の正確さ、早さ、主に一人一人の戦闘力を図る為だ


そして最後に戦闘、これは完全に摸擬戦試験だ、技術を持っていてもそれを実際の模擬戦闘で使いこなせるか試す為に教導管と戦う事




ジェラルトがガッツポーズで「気合い入ってきた!!」


俺も観客席からその様子を見守る

「あ、あいつ大丈夫かな・・・戦略知識とか俺ほとんど教えてないぞ」


ガルキオも真剣にその様子を見ている、どうやら兄がどれほど強いのかちゃんと見たいようだ



戦略シュミレーターと聞いたがどんな物かと思ったら、魔法によって投影されるゲームのような物だ


分隊単位でそれぞれ固有の能力があり、その部隊を使い、どう動かすかによって争い拠点を奪うか考える、柔軟な判断力が求められる指揮官ゲームだ



「はじめ!!」竜人の合図と共に100人ぐらいが相手と向き合いゲームを開始する


ジェラルトの相手は見た目はメガネを掛けたエルフでいかにも知的な印象がうかがえる



あぁ・・・心配だ



ジェラルトは考えているのか分からないが、ずいぶんと早く編成してしまったようだ


対するエルフの人はよく考えて構成を考えている

「あぁ・・・なんか勝敗が見えてくるような・・・」


ジェラルトが先に準備を終えて先に攻撃を開始したようだ、案の定強いユニットを固めて動かしている


対するエルフは相手の様子をよく見て考えてまだ編成している



ジェラルトが次々と拠点を抑えて突き進む中、残りの拠点が2つになった所でエルフの人の軍が動く



俺はため息を吐いて「あぁ・・・終わった」


ガルキオが不思議そうに頭をかしげて「なんで分かるの?」


俺が指を指して「あれを見てみろ、ジェラルトは一強の軍だ、全て戦力を集中させて、ただひたすらに指示を出して突き進ましている、いくら強い兵と言えど休む事も必要だし兵站もある」


俺はガルキオを見て「ガルキオ、お前は良い位置でジェラルトを見ていられる、これからジェラルトが起こす失敗をよく見ておくんだ」


ジェラルトの軍が一気に進み過ぎた事で拠点の防御力も低く、エルフのバランスよくできた軍に同時攻撃され、どの拠点を取ればいいか迷っている


固まっていた軍を動かそうとするが疲れた兵士を動かす事はできず、次々拠点が落とされ


エルフの人の軍はしっかりと休息をとらせ、待機する軍と動かす軍のメリハリをつかせ次々と拠点を取らせる


ジェラルトは大焦りして軍を本部に戻そうとするが、その退路も断たれて包囲されて殲滅された



そしてジェラルトはそのまま呆気なく負けた


エルフの人はメガネをクイッと上げて笑っている



ガルキオが唖然としていて、俺が説明する「なっ?だから指揮という物はいかに、状況を考え、兵を使い、どこを抑えるかによって勝敗が決まる、良い勉強になっただろう?」


ガルキオは頷いて、真剣に聞いていた



------


次の種目は技術だ


それぞれ実物の剣が渡されて、台に置かれたボールをどれだけ素早く正確に均等に切れるかを競う球技だ


この種目は以外な事にどんな方法でも上手く切れれば横切りだろうと立て切りでも良いという事



ジェラルトは得意の武術を使い

「シャアオラァァァァァ!!」

斬撃の真横にぶっ放して一回の斬撃で数十個のボールが斬られる



観客も騒然としている



ガルキオはその様子を見て驚いていて「す、すごい・・・」


だが俺の目からは全然すごくなかった、勢いだけがすごく、本来の種目である狙った所を切断するという事に欠けているからだ


「ガルキオ、これも駄目だ、よく見ろ、ボールを」


ガルキオがよーく見ると「あ・・・ボールの斬撃位置がバラバラだ」


俺がさっきのジェラルトの対戦相手のエルフを指さし「ガルキオあの人を見てみろ」


エルフの人は綺麗に一太刀ずつキレイに切っている

ボールは均等に割れ、徐々にスピードを上げた


そして結果は必死に武術を使いまくったジェラルトとほぼ同点だった


ガルキオが唖然として「やっぱり・・・剣にも知識が居るんだ・・・」


俺は頷いて「ただ闇雲に剣を振ればいい訳じゃない、考え、実践し、修正、そして実践、修正、これの繰り返し・・・それこそが成長につながる」



------


だが次の技量項目はジェラルトに得意分野だった


巨大な岩を破壊するだけのパワー測定だ


俺が苦笑いして「こうゆう種目はあの脳筋には得意分野だろろうな・・・ガルキオこれはジェラルトがトップに間違いないだろうな」



ジェラルトが全身に魔力をたぎらせ「おぉぉぉぉぉぉ!!フルパワー!!!」


武術による強烈な焔の攻撃が岩を粉砕して跡形もなく消し飛ばす



観客が騒然としている



全く・・・パワーだけに関しては化け物だなアイツも



------



そして最後の種目、教導管との戦闘だ


ジェラルトと相手する事になったのは大きい図体の紫色の鱗竜人だ


ジェラルトが鼻をこすり「大人が相手だろうと倒す自信はある!!」


教導管は笑って「ジェラルト王子!試させていただきますよ!!」



ジェラルトはこういった摸擬戦で真価を発揮する、ジェラルトは考えて戦うというよりも直感に身を任せ、フルパワーで敵を粉砕するタイプだ、ガルキオとの摸擬戦をよくみてわかった


教導管はまず相手の出方を見ている


ジェラルトはいきなり武術で敵を炎の業炎に包ませる


教導管はガックシと膝をつく



俺はそれがフェイクだと気が付いた


チャンスだと思ったのか間合いを詰めてジェラルトが剣を振る


だが流石直感で動く馬鹿なだけあって、フェイクだと気づいて武術で剣を爆発させ爆風で相手のダメージを与えつつ爆風で後退する


「上手いもんだ」

教導管は苦笑いしてそう言うと、今度は教導管が突撃して、ジェラルトとぶつかり合う


ジェラルトは見事に剣をすべて受け流して、魔王の遺伝子であるハイパワーな腕力を使い敵の腕を掴んで振り回してふっ飛ばす


相変わらず強引だなぁ・・・


そして宙に投げられた教導管に向かって「行くぜぇぇぇぇ!!!」


ジェラルトがジャンプして武術を使い巨大な火柱を発生させ、教導管が倒れ、救急搬送されていく



ジェラルトが剣を回してカッコつけてポーズをとっている中、俺は観客から降りてジェラルトの頭を殴り

「馬鹿か、教導管に大けがさせてどうする」


ジェラルトもようやく理性が戻ってきたのか苦笑いして「やり過ぎたな」



ガルキオは俺の側に来て「兄ちゃん、僕、特別訓練に志願するよ」


俺は笑って「そうか、試してみるといい、何事も挑戦だしな!」


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