6度目の誕生日
シュベルトの死は大きくヘルマンド中に広がり、それと同時に事件解決者として俺の名前が国中に広がった、それから城内での心裏調査を実施して高段が開発した特殊な魔法で裏切りの疑惑がある物達は全て城の外回りの仕事を任せる事となり、大幅な人員削減された・・・その安全配慮のせいで今までメイドに作らせていた食事も、ぺドラ母さんが料理するようになり、生活が今までのように全て任せる事はできなくなっていた
そして1年が経過した・・・
魔歴1547
6度目の誕生部はずいぶんと味気ない感じになってしまった
ペドラが忙しそうに家事を行いながらせかせか慌ただしく動いている
そんな中ガルキオがテーブルに座って「ねぇ母さん・・・今日誕生日だけどご馳走ないの?」
ペドラがタオルを持って苦笑いして、タオルを動かして掃除しながら「ごめんねガルキオ、あれからいろいろと厳しくなってちょっと難しいの」
ガルキオがションボリして「そんなぁ・・・」
ペドラがガルキオを励ますように、掃除しながら、床の掃除をしながら「それでもちゃんとプレゼントは用意しているから楽しみね!」
ガルキオは明るくなる
だが俺とジェラルトは自室の勉強机に向かってジェラルトは書き物、俺はシュベルトの件からより強い力を求める為に難しい魔法の本を読んで学習していた
ペドラが掃除を終えて子供部屋に入ってきて「レギオンもジェラルトも学習ばかりしていて疲れないの?・・・ふぅ・・・」
少し呆れた物言いで、俺もハッとして本を読むのを中断して「あっ、ごめん母さん・・・」
ペドラ母さんは心配するような声で「レギオン・・・シュベルト先生の件以来強くなる為に学習するのはいいけど・・・ほどほどにしてね・・・」
「あ、うん・・・」
そんな中ペドラが綺麗に包装された箱を渡してくる、サイズはそこまで大きくはない
ペドラ母さんが気を取り直して優しい顔で「はい、これ、あなたのプレゼントよ」
「あ・・・あ、ありがとう母さん」受け取って開けてみると中には指輪が入っていた
俺は指にはめてみると、体内にある魔力が若干安定した気がした
「母さんこれは?」
ペドラが解説してくれる「大魔導士オルベガ様からの誕生日プレゼントよ、あなたが魔法の道に進むという事をオルベガに話したら・・・フリーハンズマジック用の特殊魔法具を開発してくれたの」
俺は指輪を見て「つまりこれって・・・”武器”って事?」
ペドラが頷いて「そうよ・・・だけど・・・それを持ったって事はあなたは分かるわね?」
つまり武装する責任と言いたいのだろう
「分かってるよ母さん・・・でも・・・ありがとう・・・」
ペドラが少しだけ笑って俺を抱きしめて「誕生日おめでとうレギオン」
そしてガルキオには職人が作ったと思われる弓が渡されていた
「すごい本物の弓だ!!」
大喜びのガルキオは飛び回って弓を構え、矢は無いもののつがえて弦を引っ張り、フォームをイメージしている
ペドラが弓の矢を渡すがその矢は木製で殺傷能力は低い矢だった
「ガルキオ・・・これは危ない物だからちゃんと使うべき時に使ってね」
ガルキオは嬉しそうに満面の笑みで返すと、必死に勉強しているジェラルトにペドラが箱を渡しに行き
ジェラルトが勉強を中断して箱を受け取り、
開けてみると中には子供用の本物の大盾と大きい本物の剣
ジェラルトが驚いて「どうして本物を?」
ペドラが言いたく無さそうに「ジェリクが子供達も自分の身を守る為に武器が必要だって事ね・・・」
俺もジェラルトも納得した
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翌日
それから普通に初段の学習へと戻った俺は、B-1教室へと入ると、ギゲルが笑って肩をド突いてきて
「な、なんだよ?」俺が戸惑うとギゲルがニコニコ笑って
「メロルと恋人関係なんだって!?」
俺は思わず拍子抜けして「ハァ!?」
メロルも顔を赤くして、両手をブンブン振って「ギゲル君誤解だってば!!」
サキュバスのセミルが口から魂が抜けて「レ、レギオン王子とメロルがこ、恋人・・・私・・・もう駄目・・・」
机にぐったりと倒れて、デジガが大笑いしてその様子を見ている
俺がギゲルを問い詰める「そもそも何でこんな噂が広まったんだ?」
ギゲルが迫る俺にオドオドしながら説明してくれる
「み、見張りの兵士がメロルとレギオン王子がキスしてたって聞いたぞ?」
セミルが石化して固まる
セミルを指で突いていたデジガが驚愕して「せ、石化した!?」
ロウがボソッと呟く「大丈夫、サキュバス族はショックを受けると石化して、しばらくしたらもとに戻るから・・・」
「そ、そうなのか?」
俺は首を高速に振り「いやいやいや、誤解だからね!違うからね!勝手な捏造しないでね!」
メロルも顔を赤くしていてギゲルがニヤニヤしっぱなしで俺も困惑してしまう
そんな時メルシア先生がドアをバァン!と開けて教室に入り「皆おっはよ~って、アレ?どしたの?」
ギゲルが笑顔で「レギオンとメロルがっ――!!」俺が少し本気気味でぶん殴り黙らせる
「先生、さっさと始めましょう」
「え、えぇ・・・」
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昼休みの時間
給食を終えて、メロルが持ってきた魔導書を一緒に読んでいると、ギゲルがまたニヤニヤいやらしい顔で寄ってくる
俺は呆れた顔でギゲルに「おい、いい加減にしろ、ありもしない事を勝手に言われても困るんだが、確かにメロルとは魔法関連で友達だが、そんな関係じゃないからな」
俺がメロルに軽く肘で突いて『何か言い返せ』とアピールするとメロルも便乗して
「そ、そうだよ!勝手な事言わないでよね!」
ギゲルが考えて「そうなのか・・・?うーん・・・」そう考えながら教室を出て行った
全く・・・面倒だな・・・
メロルが小声で「ごめんねレギオン君・・・私の勝手な行動で・・・」
「いや、いいんだ、俺もあの時は嫌じゃなかったし・・・」
そんな時だった廊下が騒がしい
何事かと思い俺ははドアを開けて覗いてみると
ガルキオが廊下を走ってきて「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!くるなぁぁぁぁ!!」廊下を走っている
俺がすれ違う瞬間「ガルキオ?」
ガルキオがダッシュしてきて「レギオン兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
俺に飛びついてくる
「お、おいどうした?」
ガルキオが後ろに指差して「アイツら何とかして!!」
「は?」
後ろを見るとイタズラして笑っている時のガルキオ同じような表情の竜人クラスメート達が居て、手に前世でみたGに似たような虫を持っている
「お・・・おうふ・・・」
俺も虫は苦手だ、しかも・・・Gだけは勘弁
子供達がジリジリよってきて「レギオン王子も苦手かなぁ?」
俺は指を構えて魔力を出して「よ、よるな!!それ以上先を歩いたらその虫ごとお前を吹き飛ばすぞ!!」
子供が笑って「おっケー・・・じゃ、こうする」
よりによってGを手放しやがった
そしてGが気持ち悪い動きでカサカサ動いて俺に向かってくる
「――っ!!」
メロルが叫ぶ「駄目!!レギオン君!!」
廊下が大爆発する
至近距離で爆発させた為、俺もガルキオも黒焦げになり、俺もありったけの魔力を放出した為ぐったりと座りこみ「なんて日だ・・・ゲホッ」そこから先は意識がない
その後、散々ペドラに怒られた・・・だけどイタズラでGはあかんて・・・




