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魔王(竜人)の息子に転生してしまった!  作者: グランディア
第1章 この世界に降り立った転生者
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初めての授業

先生の恥ずかしい一面が終わり、ようやく授業が開始されると思いきや・・・


メルシア先生は教員用の箱を開けると「あれ・・・?今日の時間割ってどうなってます・・・?」


俺が先ほどシュベルト先生から説明で貰っていた本を見せると


両手を頬に当てて『アンビリーバボー!!』みたいな顔で「今日語学の授業だった~・・・私ったら・・・全く初日から何やってんのよ~・・・」


俺は溜息を吐いて「先生、これを」


俺が持参していた語学用の教本を取り出すと「お!?レギオン王子流石!!助かりますわ~!!」


俺の教本をバッと取って、黒板の前に立ち「さてと・・・それじゃ授業を始めます!!」


本当に大丈夫か・・・?



―――――――


俺がもっていた語学用の教本は大体頭に入っているので、おさらいしながら勉強している感じで飽きてしまう、しかも本には俺が要約して綺麗に書きまとめている為、時々読み上げて黒板に書いていると・・・


「ふむふむ・・・なるほど・・・こうして訳すと分かり易い訳ねー・・・はぁ~」とか感心している声がする


ギゲルが溜息を吐いて「あの~・・・メルシア先生?」


メルシアがビクッと動いて「な、な、何?え、えぇ~っと・・・」名前をド忘れしたようで


ギゲルが苦笑いして「ギゲルです・・・」


メルシアがコクコク頷いて「そうそうギゲル君!!それで!質問は!?」


ギゲルが苦笑いしたまま「あの~・・・教本と書いてある事なんですが・・・色々と違っていてやり辛いです・・・」


メルシアの顔が青ざめて必死に脳みそをフル回転させている


俺は我慢できず溜息を吐いて「ハァ・・・ギゲル、隣りいいかな?」


ギゲルが驚いて「お?いいけどレギオンどうした?」


ギゲルの教本を覗いて見ると、俺の奴よりもレベルの低い語学の勉強だ


教える事も容易い

「皆さん9ページ目に書いてある、文字配列について理解できる人は?」


セミルが手を上げて「は、はい!」


俺がセミルを見て「言ってみて?」


「文字配列とは、文字を書く時に使う正しい順番の事です!」


俺は笑って「良く知っているな、ちゃんと勉強している良い証だ」


セミルは顔を赤くして椅子に座り「お、お褒めに預かり光栄ですっ」体をウネウネさせて喜んでいる


苦笑いしつつも「セミルさんの言った通り、文字を書くにあたって配列はとても重要です、9シページ目のここに赤ペンか何かで印をつけておくといいでしょう」


全員がせっせと書いている




こうしてなんとか俺が全部まとめる事で授業を終える事ができた



俺は次の授業の為に教本のセットなどしていると


「あ、あの!」メルシア先生が駆けつけてきて


俺が振り向いて「どうされました?」


メルシアはモジモジして頭を下げて「すみません・・・でした・・・この事は魔王様には・・・」


なるほどそれでビクビクしていたのか

「気にする事無いですよ、私も貰った教本の事は全て頭に入ってますから、私がサポートして行くので、落ち着いてゆっくりやっていきましょう、親父に色々と頼まれて固まっているなら、俺からも親父に言っときますから」


メルシアは目をウルウルさせて「王子ぃ~!!なんて慈悲深いお方なんですかぁ~!」


俺は苦笑いして答えていると


奥でメロルがさっきの教本を見て頭をかしげて困っている


「ほら、メルシア先生、メロルさんが助けを求めてますよ?」


メルシアが振り向いて「メロルさんどうかしました?」


「あ、あの・・・さっきの授業の事なんですが・・・ここが分からなくて」



メルシアも少し落ち着いたのかちゃんと分かり易く伝えている


俺はホッとして立ち上がると廊下からゾロゾロと子供が集まってB-1クラスのドアから覗き見している子達が・・・



俺もその数には驚いた「あ、あの・・・私に何か用で・・・?」


尋ねると皆引っ込んでしまう


俺が頭からハテナを浮かばせているとシュベルト先生が歩いてきて

「レギオン王子、皆王子様がここに居る事なんて珍しいから、皆気になっているのですよ、A-1に居るガルキオ君やC-1に居るジェラルト君も、子どもたちに囲まれているよ」


あぁ~なるほど


俺が頷いているとシュベルト先生は笑って「レギオン王子も、これを機に色々と学ぶと良い、魔法の事も・・・魔族の事も・・・ね」


なるほどね・・・やっぱりこの人は良い人だ



――――――


この学校の給食とかはどうなっているのだろうかと期待していたが、クラスごとに配給係の人が給食の入ったトレーを持ってきてくれる


ギゲルやデジガは大喜びで

「「わーい!!飯だぁぁ!!」」と飛びついて行く


よそってくれるのはメルシア先生だ


メルシア先生がよそっているとギゲルが「ちょっと先生!!量が少ない!」


メルシア先生はビクビクして「えぇ!?ご、ごめん!量増やすからね!」


そして次の番のセミルが「先生!私の量ちょっと少なすぎ!」


「えぇっと・・・」


俺が溜息を吐いてまとめる「ギゲル、給食はそれぞれ決まった量があるんだから、よくばりしない、メルシア先生、先生なんですから注意する事も必要だと思いますよ?」


メルシア先生はションボリして「うぅ~すみません」


全く・・・この先が思いやられる・・・



――――――


ようやく皆で席に座って食べ始められると思ったら


ギゲルが俺に聞いてくる「レギオンってさ、どうしてそんなに頭良いんだ?」


そりゃ生きてきた時間と年が違うからな・・・


でもそう言うわけにもいかないので・・・

「多分2歳か3歳から本とか色々読んでいたし、その時から勉強していたからかなぁ」


セミルが納得した頷き「レギオン王子ってだから頭がいいのね~」


デジガがフンッとそっぽ向いて「レギオンは頭は良いが力比べは弱そうだよな、ジェラルトやガルキオも見てきたがレギオンよりは筋肉があったからな」


デジガは一見確かに筋肉も多くあるし、竜人の中の種族としても比較的パワータイプな部類の姿をしている


俺もムカついたがここは我慢だ

「さぁ、本気で喧嘩するような事にならないから自分でも強いか分からない」


デジガが拍子抜けして「喧嘩した事ないの!?兄弟なのに!?」


「あ、あぁ、何かと迷惑を掛けられていたけど・・・俺が怒った事は一度もない」


本当は嘘で、城内に侵入者があった時、本気出して城を吹っ飛ばしている


デジガは『なんだ』という顔でガッカリしている



そしてあんまし喋らないロウが話かけてくる「あ、あの・・・レギオン王子って魔法とか使えるんですか?」


俺が手から魔力を出して頷き「あぁ、簡易的な物なら、水の入ったコップをこっちに」


ロウが水の入ったコップを差し出し、俺が小さな氷の塊をイメージしてコップの上に魔力を注ぐ


小さな氷の結晶が形成されてコップにポチャンと入る


ロウが目をキラキラさせて「す、すごい・・・」


デジガも口をアングリ開けて驚愕している


ギゲルもテンションが上がって「すげぇ!!どうやったの!?」


俺は苦笑いして返答する「ちょっと難しいかな・・・俺もまだ勉強中の身だから」


エルフのメロルもポケットから10cm程度のタクトを取り出して自分のコップに氷を落す


俺も驚いて「メロル!お前も魔法が使えるのか!?」


メロルは少し嬉しそうに笑って「エルフ族は・・・皆生まれた時から魔法を教わるから・・・喋ると事と同じ・・・」


俺は気になって質問する「メロル、魔法の事について色々聞きたい、複雑術式の書き方なんだが、俺はどうも想像造形しかできないんだが、これに術式を組み込む場合どうしたらいい?」


メロルが考えて「た、多分、イメージの造形がしっかりし過ぎている・・・と思う・・・もっと曖昧にしないと体が発動条件を満たしてしまうから・・・」


なるほど・・・これは参考になる


――――――


それからはという物・・・


俺はメロルと休み時間、教室で色々と魔法について質問して、エルフ族の魔法の使い方や、様々な魔法の展開方法なども聞き


色々と話が盛り上がっていた



そして午後の授業もメルシア先生は落ち着いて無事に授業して、俺が帰りにトイレに寄って帰り支度をしようと教室へと戻ると、他の女達がメロルを取り囲んでいる


俺は気配を消して隠れて盗み聞きする


囲んでいる女子達はエルフよりも力のある種族ばかり、竜人とサキュバスとネコの獣人の3人だ

「あんたさ・・・レギオン王子に魔法を披露して随分と仲良くしてるじゃない」

「レギオン王子に近寄るの止めてくれない?」

「それ凄くウザイんだけど」



メロルは怖がって何も言えなくなってしまっている


俺が歩いて出て「俺以外にだってカッコイイ男はいっぱいいるのに、気に食わないからって3体1かい?」


メロルが驚いて俺を見上げる「レギオン君!」


竜人の女子が頭に来たのか蹴っ飛ばして「君付けとか調子に乗るな!」


俺も我慢できず魔法で竜人女子を衝撃波で吹っ飛ばす


ぶっ飛ばされた竜人女子は廊下の壁にたたきつけられ軽く怯む


「調子に乗ってるのはテメェだろ・・・俺はお前らみたいな女子が大嫌いでな・・・失せろ」


女子達は顔を真っ青にして走って逃げて行った


メロルの手を引っ張り立ち上がらせるとメロルはモジモジして「そ、その・・・ありがとう・・・」


俺もハッとして「ご、ごめんね、ちょっと驚かせ過ぎたかな、俺怖い顔していたでしょう?」


メロルは首を振り「ううん、そんな事ない、とってもかっこよかった」


俺も照れ笑いするとメロルが笑って返してくれた



しかし俺も我慢弱いな、イジメの経験があるからついカッとなってしまった



―――――――


家へと戻るとやっぱりペドラが少し怒っていた


「レギオン・・・先生から聞いたわ・・・女子生徒を魔法で軽く攻撃したみたいじゃない・・・」


俺は頭を下げて「ごめんなさい・・・クラスメートの子が3体1で責められていて・・・助けたら女子たちがクラスメートに手を上げたからつい・・・」


ペドラが溜息を吐いて「そうだと思ったわ・・・相手からの報告が何か一方的で不自然だなって思ったもの・・・貴方が吹き飛ばした人達はね、何度かヘルマンドでも問題を起こしている一家なの、だから気にしなくていいわ」


なるほど、そうゆう事か


俺がホッとした顔をするとペドラが言ってくる「でも!魔法を使った事は私も感心できないわ」


「あっ、はい・・・反省します・・・」


ペドラが苦笑いして「でもレギオンなら可愛い物だわ・・・ジェラルトとガルキオなんて・・・」


「?」


親父が溜息を吐いて部屋に入ってきて、ジェリクの足もとにはゲンナリしたガルキオとジェラルトが


「ど、どうしたの父さん?」


ジェリクが溜息を吐いて「こいつら・・・喧嘩売られたと怒って生徒6人を3人骨折・・・3人打撲と・・・酷い目に合わせた見たいでな・・・」


うわぁ・・・


ジェラルトとガルキオは普通の子達に比べ、日ごろから親父の戦闘ゴッコで鍛えている為、並大抵の子供ではない


だから下手すればこういった事も起きるようだ



ジェラルトがボソッと「だってアイツから手を上げてきたし・・・」


ガルキオも納得いかなさそうに「殴られたら殴られたままなんて分かんないよ・・・」


ジェリクが溜息を吐いて「お前達の体は私の息子だから故普通の魔族と構造が違うのだ・・・下手に攻撃すれば相手にとって大きな一撃と変らんのだ・・・」


ジェリクが俺も見て「レギオンも・・・魔法で怪我しない程度に女子を攻撃したそうではないか・・・まぁこの2人に比べれば可愛いものだったがな・・・」



なんかすみません


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