王都への道
「お兄ちゃん もう行っちゃうの?」
こいつは俺の妹 ハミィ・オルドール だ白髪のお兄ちゃんっ娘だ
「にぃ様 僕もいつかにぃ様と一緒に戦えるようになります」
こいつは弟 ドナス・オルドール 同じく白髪の弟だ
二人は俺の2歳したで可愛いやつらだ
…今はな 俺は知っている 可愛いのは最初だけだ俺は何度も経験してる ずっとお兄ちゃんっ娘でも50歳ぐらいになってみろ鬱陶しいだけだから 可愛いさ何てない妹はケバくなったり弟はゴツくなったり 引き籠もったり いい歳してなにしてんだよってなるから
「あぁ 二人ともいい子にしてるんだぞ お前らが頑張り過ぎて飛び級して一緒に勉強したりしてな」
「「頑張りますっ!!」」
「えっ? いやそうなったら俺の威厳がだな」
「にぃ様は僕のヒーローです」
「お兄ちゃんは私の王子様です」
転生歴 一番のプレッシャーだな
「頑張れよ」
「「?」」
何はともあれ弟と妹の見送りも済み 馬車が出発して俺は眠りについた
移動してる間は魔力の操作練習と魔法の応用の確認 秘密に新しい魔法を考え さらには筋トレまで いつもの2倍ほどやる
そうして 王都到着間近で母に言われる
「そうそう あそこ寮制なの知っているわよね」
「まぁ家との距離を考えればあり得なくはないと思ってましたけど」
「話が早くていいわね 寮と生活費は自分で稼ぎなさい」
おぅ…母上よかわいく言っても こっちには死刑宣告にしか聞こえません 働き口は? 弟と妹たちは? なんでそんなに笑顔なの?
「ハァー 分かりました 」
何を言っても無断だって知ってるからね
とりあえず 試験が近いので勉強でもしよう
まず試験に合格することが目標だ
今日 母にもらった紙にこんなことが書いてあった
ージンへのミッション♡ー
・試験に合格
・さりげなく偉い立場の娘に近づく
・さりげなく娘に秘密 (ジンの強さ) を共有させる
・一番偉くて可愛い子と親密になる
・あとはわかるな? 男の宿命だ
まったくあの人は
でも4番目ってつまり 好きな娘と付き合えってことかな?
偉い って言うのは分からんけどまぁいいか