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「ボーイズラブ」は聖女の照れ隠しである
「ボーイズラブ」それは世間一般では腐女子の好む一ジャンルという位置づけである。が、これは間違いである。そう指摘すると腐女子を名乗る者たちは「ガチホモと一緒にするな」と全否定を行うかもしれない。しかしそれは彼女たちが自らの深層心理に気付いていないからなのである。
彼女たちは無意識のうちにガチホモの美しさを感じ取る繊細なセンスを身につけている。が、直接ガチホモを目にする機会がない彼女たちは、マンガや小説でそのあふれる思いを満たす。そしてその先に我らガチホモの神なる美しさを想像するのである。
その際、特にマンガにおいて線の細い男性が描かれるのは当然である。彼女たちの世界では少年も壮年も老年も全て同じディティールで描かれる。それが彼女たちの「照れ」なのである。彼女たちは神なるガチホモの存在を想像しうる自らに照れているのである。その照れは、我らがきよしのDVDをレンタルする際に、つい健さんのDVDを上に重ねてしまうのと同様なものなのである。
改めて繰り返そう。
彼女たちこそ、我らの崇高さを知る聖女なのである。