迷車両で行こう9
うP主:今回はなぜが二つの形式がある207系です。
「うP主さん。今私のこと呼びましたか。」
「僕のことも呼びましたか。」
うP主:呼んだの二人ともね。そう。207系というだけでなぜが二人もやってくる。これはいったいどうしてだろうか。実は彼ら、それぞれ歴史が違う。なんかとてもややこしい。じゃあ、ちょっとだけ紹介します。まずは先に名乗りを上げたJR東日本の207系さん。
「どうも。皆さんおはこんばんちは。JR東日本の持ち物だった207系900番台です。私は国鉄の時代に常磐緩行線にVVVFインバーターの試験車両として、投入されました。試験車両ということで、投入されたのは私一人だけで、友達はいないの。人生の中でずっとボッチだった。」
うP主:ボッチか。長い間生きていて、ずっとボッチっていうのも嫌だな。
「いや。末期には大きなお兄さんたちが私に会いに来てくれたよ。」
うP主:そうか。じゃあ、次JR西日本もちの207系さん。
「どうも。僕はJR西日本もちの207系1000番台です。東の207系とどこが違うかということを簡単に言うとね、僕はJRになってから製作されたの。だから、車体とか、見た目とか。それは全部違うんだけど、僕たちに共通していることが一つだけある。それは地下鉄線に乗り入れるということ。」
「おい。VVVFインバーター制御であることも同じだろ。素子だって同じGTOじゃないか。」
「確かに。僕と0番台の兄貴はGTOだけど、2000番台になるとIGBT素子になるから、とりあえずそこは違うってことにしといて。ごめん。難しい話したわね。」
うP主:まぁ、簡単に言ったら、国鉄で生まれたか、JRで生まれたか。その違いだよね。
「・・・そ・・・そうですね。」
うP主:ていうか。両形式とも地下鉄線に乗り入れるって・・・。JR東日本もちの207系さんは東京メトロ千代田線に直通して、JR西日本もちの207系さんは0番台の兄貴と2000番台の弟とともにJR東西線に直通していますよね。
「そうだよ。でも、東の207系さんが今も千代田線に乗り入れているということはない。なぜなら、2010年にすでに重機のエサになっているからだよ。」
「いやぁ。それは私ももうぼろくなったからだよ。それに私試験車だからね。だからJR東日本が投入したE233系3000番台の置き換えを一番最初に受けてしまったの。そう言うあんたも、仲間が4両消えて、今は480両じゃない。」
「こら。その話をするな。その黒歴史の話をさせられると今でも心が痛む。」
「そうだったのか。4月25日は僕も天国からご冥福をお祈りしたぞ。」
「・・・そこはありがとう。」
うP主:特にJR西日本の207系を紹介するとどうしても避けて通れない話題だけど、どんどん話が暗くなるから、そこら辺でやめにしておいてくれ。
「分かりました。じゃあ、何を話せばいいですか。国鉄が私にした○△ですか。」
うP主:お前。さっさと天国に消えろ。
「はーい。」
「ところで。今日はなんで僕のこと呼んだんですか。新三田で暇そうにニートレインしていたからですか。」
うP主:簡単に言えば、そうだよ。だって仕事している仲間を引っ張ってくるわけにもいかないだろ。
「そうですけど、ニートレインなんて理由であんまり呼ばないでください。僕こう見えても忙しいんで。」
うP主:そうか。昼間時折お前らの横を通るんだけどな、高槻や新三田にいるとき他の321系と一緒になってものすごく暇そうにニートレインをやっているのはどうしてだ。
「・・・その時は仕事がないから。」
うP主:なら問題ない。だから、連れてきた。
「・・・うP主さん。僕。常時0番台の兄貴とキスしているから、今度僕に乗りに来た時は0番台の兄貴に乗ってね。とっておきのガックン発車をお見舞いするから。」
うP主:やめておくよ。ガックン発車なら、225系に従えられてた223系2000番台に乗車したときに体験したしね。
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