event3:追想
―――レイ兄さん
―――あ?…■■■じゃねーか。驚かせるなよ
―――すまん
―――………
―――………
―――レイ兄さんは…
―――うん?
―――レイ兄さんは悔しくないのか?父さん達が裏切って…しかも首謀者で…
―――……そりゃー悔しいさ。俺達に向ける笑顔の裏でいつも企んで…何故気付かなかったのか、もっと早くに気付いとけば止められたかもしんねーし……
―――………
───なぁ■■■、何処で間違えたんだろうな、俺達は…
やぁ、毎度お馴染みの光一だ。
…って、まだ馴染んでないか。
んーと、あれから一週間が経ったよ。
何で飛ばしたかって?ほら、世界意思が…ってメタ発言は自重しないとまずいや…。
ともかく、説明の回に入るぞ?
俺がこの一週間の間此処に居て分かったのは"異世界"で、しかも"霊界"だという事だ。
ん?そんな事は分かってる?
…まぁ、知らない所に一瞬で飛ばされた時点でもしかしてとは思ってたけどさ…実際それに遭うと、どうも現実逃避しちゃってさーあははー…。
それは良いとして、次に俺が"レインティア"っていう精霊王の生まれ変わりかって事だけど…どうやら本当っぽい。
ってか、"レインティア"も何か訳すと雨の雫…響きが女っぽくね!?
…と思ったらウィンダーク…長いからダークで良いや、が律儀に答えてくれた。
「その名前は貴方の母上様が御付けになられました。因みに光と雨を掛けている様です。言い難いのですが、女性と勘違いされた様です」と。
…俺の何処を見たら女と間違えるんだよ?
身長は日本人男性の平均あるし、垂目だけど華奢でも無ければ女顔でもない。
そういやダークの名前も変だよな…誰だよ名前付けた奴?もしかしてコレも"母親"か?センスねーなーとか思ったら…俺が付けたらしい。
…まさか目が緑、髪が黒いから風闇からド取っただけ…な訳ないよな?
……俺の前世のネーミングセンスは親譲り?
流石に俺でもそこまで酷くないぞ?いや、ほんとだって!!
…って、それは置いといて、精霊について説明しなきゃな。
…んーと、まず、天界と魔界と霊界がある。
それぞれ神・天使、魔神・魔族、精霊・妖精がいるらしく、創造された数多の世界を共同で管理しているらしい。
…仲良いのかよ天界と魔界メンバー…。
普通不仲じゃねーのか?
…いけない、また話が脱線だ。
で、それらが仲良く管理をしてた…はずだったんだが、"俺達"の"両親"が裏切りを起こしたらしい…。
えっ、"両親"何やってるんだよ…?
それだけなら大した問題でも無かったんだが、"父親"は魔界最高権力者、"母親"も元天界最高権力者だったから…とんでもない騒動になったらしい。
………。
そこで、魔界側は実力のあるメンバーで討伐しようと、天界側は他に問題を抱えていた為に情報を制限して上層部のみに伝達して少数先鋭を組み、霊界側も積極的に協力したらしい。
俺達三兄弟は親の失態に責任を感じ各界の臨時責任者(俺は既に霊界の最高権力者だったらしい)に転じ、全力で向かった。
ってか、"兄"は魔神、"俺"は精霊、"弟"は神らしい…凄まじいな。…それは置いといて、
で、厄介だと思われたのか"弟"は天界から出られない様にされてしまい、泣く泣く戦線離脱。
代わりに"弟"の子(俺から見たら"甥っ子")が代理で参加、連携も普段から顔を見合わせていて友人状態だった為、特に支障は無くスムーズに事が運んだらしい。
…"甥っ子"と"俺"が友人な件について。
死闘を繰り広げた結果、終にその機会を手に入れた"俺達"は、父親の所に行って決戦…という時に一番先にたどり着いた"俺"は何を思ったのか一人で突っ込む。
"父親"に多大なダメージを与える事が出来たが…"俺"は消滅したらしい。
その後、"兄"と"甥っ子"は討伐出来た…らしいけど、"兄"は今までの蓄積したダメージが原因で魂と身体が別れてしまい…魂は何処かへ飛ばされ、身体は厳重に保管されていたんだけど…何者かに持ち去られた、と。
更に、"父親"が倒されたと知った"母親"は逃走し…行方を眩ませた。
当時、トップの能力を持っていた"俺達"が全員行動不可能になってしまった上に、上層部に結構死人が続出したせいで三世界の力が低下。"母親"を探すよりも世界の安定が先だろうと捜索を打ち切った。
世界が安定し始めた…そんな時、今度は天界で事件が起きた。
普段から徐々に不穏な空気になっていた天界。
それが千年前(時間概念無いらしいけど)に天界が混乱に陥る。
世界を滅亡させよう、と考える過激派が出てきたらしい。
ソイツらは人間のあまりの身勝手な行動に憤慨し、一から世界を創造しようとか考えていたとか。
…阿呆だろ…何考えてんだよ。
全てが悪い奴なんてほんの一握りだってのに…。
…で、保守派と対立して天界は真っ二つ。初めは保守派が有利だったけど…上層部の大半が寝返った為に形勢逆転、保守派は壊滅に追い込まれたらしい。
天界に閉じ込められていた"弟"も巻き込まれ…力の殆どを封印された状態のまま何処かに飛ばされた。
ソレを知ったダーク達は"俺"を捜した。
三世界の人(?)は例外を除くと、死んだ瞬間、前世の記憶を所持したまま転生するらしい。
本来は精霊なら霊界…らしいんだけど、何を間違えたのか俺は"地球"に生まれたせいで捜索する事になった。
…のだけど、膨大な霊力(魔力みたいなものらしい)を頼りに捜していた為、記憶を失っていたから力が弱体化してるとは思わず見落として…今頃になってしまった、と。
もっと早くに見つけていたり、その世界で不幸に遭っていたら躊躇なかったらしいが、俺は平凡ながらも満喫し…環境に適応していたもんだから巻き込んでも良いのか、前世があまりにも悲惨だったから来世は幸福になって欲しい…と思って一時期召喚するのは止めた(不覚にも嬉しかったのは秘密だ!(汗))けど、そうも言ってられない事態に陥る。
"父親"を倒す時、転生出来ない様に魂ごと消滅させたらしいけど…蘇ったんじゃないかという噂まで上がり始めた。
そんな訳はない、と初めは誰もが否定をしてたけど…同時期に天界の過激派が何かを企んで、三世界の人々を狩り始めた。
…蘇らせる為の生贄だ、と過激派の一人が対峙した時に漏らした為発覚。
それを阻止する為にも、俺が必要になったらしい。
…けどさ、俺、何すりゃー良いのか分かんねーんだけど…。聞いた限りだと俺も戦わなきゃいけなさそうだし…戦闘経験皆無だぞ?
とか思ったけど、俺がいるだけで精霊や妖精達が強化されてるらしい。
だから今すぐ戦闘に加わる必要はないんだと。
…良かったー。いきなり戦えって言われても困る所だったし…。
んまぁ、一応部活で剣道やってたけど、例の天才野郎(兄)に叩きのめされてただけだからな…無理無理。
という訳で霊界の豪華お城にて絶賛ダラダラ自堕落ライフ中だ!
…何か罪悪感あるけど。
「光一様、此方にいらっしゃいましたか」
窓枠に肘を突いて空を見上げてた俺。
声の方に振り向くとすっかり見慣れたダークがいた。
そういえば例の件の方法分かったんだっけ?
「はい、準備が整いましたのでご案内します」
『おう!』
遂にこの時が来たか…やっと…やっとこれで…!
俺は嬉々とした表情でダークの後を付いてったのだった。
この後(あらゆる意味で)インパクトを受ける羽目にあうとは知らずに、な。
タイトル通りの追想…改め説明の回です。
因みにこの小説は主に三世界の1000年前から続くいざこざ中心です。
龍ryはメイン小説で過激派撃退、栗ryは20年前の両親の馴れ初め(現在連載停止中)、二ryは…この小説と同じ感じかな?
それはそうと、小説放置してしまってすみません!!
風邪でダウンしてたんです!!
まさかテスト空けてズルズル引き続けるなんて思ってもみませんでした…。
今でも鼻水じゅるじゅるですよ…呼吸できなくて息苦しい…。
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友達に感想貰ってるけど、口頭だし…正直活字に飢えてます…w




