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第130話 ハッピーウエディング

 お色直しが済んだ。

「まあ、ウエディングドレスも似合うわ。お人形さんみたい」

 また、50代の人がそう言ってくれた。

「お色直し済みましたか?」

 緑川さんが部屋に入ってきた。


「はい」

 ベールもして頭には小さなティアラものせた。それから、可愛いブーケも持った。

「披露宴会場は、すぐ近くのレストランです。もうすでに、みんなそちらの方に移動していますので」

「え?聖君も?」

「いいえ。新郎はお待ちです。どうしても、一緒に行きたいそうですよ」

 良かった。聖君、待っててくれたんだ。


 私は部屋を出た。そして広間で待っているという聖君のもとに急いだ。

「新婦さん、そんなに慌てないで。裾を踏んだら大変」

 後ろから緑川さんに言われてしまった。


「はい」

 でも、早くタキシード姿の聖君が見たいんだもん。

 そして広間のすふまを緑川さんが開けてくれた。

「…桃子ちゃん」


 ふすまを開けると、聖君は一人で待っていた。

「……ひ、聖君、かっこいい」

 モデルか俳優か、王子様か…。

「お待たせしました。どう?花嫁さん、とっても可愛いですよね」

 緑川さんがそう言うと、聖君は緑川さんを見ることもなく、私をじっと見つめたままこくんとうなづいた。


「み、緑川さん。聖君のほうがかっこいい」

 思わずそう言うと、緑川さんは私の顔を見て、

「そうですよね。新郎も本当に素敵ですよね」

とにっこりとした。


 聖君は黙って、私のことをずっと見ている。それからニコッと最上級の笑顔を見せてくれた。

 その笑顔、その笑顔に私は恋をしたんだ。


 高校1年の夏、聖君の笑顔に恋に落ちた。まだ、あの時の笑顔を覚えている。それから私の胸のときめきも。

 あの時からずうっと、私は聖君に恋をしているよ。


 真っ白なタキシードは、色黒の聖君の肌を引き立てる。ニコリと笑うと、真っ白な綺麗な歯が見えて、キリリとクールな印象の聖君が、いきなり可愛くなる。


 その笑顔に何度、胸がキュンってしたかな。

 

「桃子ちゃん、やばいね」

 聖君がすぐそばまで来ると、小声でそう言った。

「え?」

「めちゃくちゃ、今日の桃子ちゃん、可愛いからやばい」

「……え?」


「綿帽子も可愛かった。ドレスも可愛い。すごく似合ってる」

「…そ、そう?」

「ティアラ、似合うね。お人形か、どっかのお姫様みたいだ」

「え?私が?」


「うん」

 聖君が目尻を下げてにっこりと笑った。

「聖君は王子様だよ。もろ、王子様」

「俺?あはは。じゃ、王子と姫なんだ、俺ら」

「………」


「桃子ちゃん、今、どっかに意識飛んだ?」

「ちょっと…。シンデレラにでもなった気分になっちゃって」

「あはは。12時になって消えたりしないでね?ちゃんと俺のそばにいるんだよ?」

「うん。いる。ずうっと隣にいる」


 私がそう言うと、聖君はまた可愛い笑顔で微笑んだ。

「コホン。そろそろ、会場の方に行きましょうか」

 緑川さんがそう言った。私と聖君は、緑川さんに今の会話を聞かれていたことに気がつき、二人して照れながら、

「はい」

とうなづいた。


 レストランに着くと、会場まで緑川さんともうひとりのスタッフの人に案内され、そして、ウエディングソングが会場内から聞こえてきた。

「ドアを開けますね。新婦は新郎と腕を組んでくださいね」

「あ、はい」


 ドキドキドキドキ。聖君の腕を真っ白の手袋をはめた手で掴んだ。逆の手には可愛い真っ白なブーケを持っていた。

 そして、聖君の顔を見た。聖君はまたキリリとしたかっこいい顔をしていたけど、私の方を見て、

「ん?」

と優しく微笑んだ。


「き、緊張…」

 そう言うと聖君は、もっと笑って、

「大丈夫だよ。親戚しかいないんだから。いつものバカ騒ぎのパーティのつもりでいたらいいんだよ?」

と優しくそう言ってくれた。


 緑川さんがドアを開いた。中から、どっと拍手が聞こえてきた。その中を、私と聖君は入っていった。

 ドアの前で二人でお辞儀をした。そして顔を上げると、みんなが写真を撮り始めた。

「可愛い!桃子ちゃん」

「お兄ちゃん、かっこいい!」


 そんな中を私と聖君はゆっくりと歩き出した。

 

「本当に素敵ねえ」

 母と実花おばさんのため息が聞こえた。その横では父が、私を見て目を赤くしている。

 聖君のお母さんは、私と聖君を交互に見て、やっぱり目を潤ませ、お父さんは抱っこしている凪が私と聖君に手を伸ばし、あ~う~言って暴れたそうにしているのを抑えるので、大変そうだった。


「凪、あとで抱っこするから」

 聖君が凪に近づきそう言った。でも、凪はお父さんの腕から抜け出そうともがき、今にも落ちそうになっている。

「わかった。凪ちゃん、パパのところに行くかい?」

 お父さんが断念したらしい。


 聖君が凪を抱っこした。そして、私は凪を抱っこした聖君と一緒に、各テーブルを挨拶をしながら回った。本来なら、ここでキャンドルに火を灯していくんだろうけど、親戚だけだし、そういうのもしなくていいよねと、聖君と私でやめにした。


 各テーブルに回っている間、凪はご機嫌で、私たちよりも大きな声で、「あ~う~」と話していた。まるで、私のパパとママなの、と自慢しているように聞こえた。


 みんなが「おめでとう」と言ってくれた。披露宴から参加している菜摘、蘭、葉君、基樹君のテーブルでは、4人が思い切り大声で、

「おめでとう~~~!」

と言ったので、周りがみんなびっくりしていた。凪もびっくりして目を丸くしたが、すぐにまた、あ~う~とおしゃべりを始めた。


「桃子、可愛い!」

「兄貴、かっこいい!」

 蘭と菜摘はそう言って、ちょっと涙ぐんでいる。


 その隣のテーブルには、菜摘のお母さんとお父さんがいた。お父さんは凪を見て目を細め、

「ちょっと見ないうちに大きくなったなあ」

と笑った。


 菜摘のご両親は、夏に凪に会いに来てくれていた。なかなか、凪ちゃんに会いに来れなくてごめんと言って、凪に可愛い服もプレゼントしてくれた。

 菜摘のお母さんが、何やら複雑な心境だったらしいが、でも、親友のくるみの孫なんだもの。生まれてきたことを祝福するわと、そう言ってくれたのだ。


 そして、私たちも席に着き、聖君のおじいさんの音頭で乾杯をすると、パーティは始まった。

 司会進行は聖君のおじいさんと、その弟さん。

 まず、聖君のお父さんが挨拶をして、そのあと、ひまわりと杏樹ちゃんが歌を歌った。そのあとは、菜摘と蘭が歌を歌い、スピーチまでしてくれた。


「桃子、兄貴、おめでとう。ずっと二人はこの日を待ち望んでいたと思うけど、やっと式を挙げられて、本当に良かったよね」

 菜摘がそう言った。


「桃子は、本当に聖君のことを大事に思っていて、すごいなってずっと思っていました。それに、聖君も。凪ちゃんがお腹にいるのがわかって、すぐに結婚を決意して、それに、うちの学校に来て、桃子を卒業まで居させてくださいと校長や理事長を説得しちゃったり、そりゃもう、傍から見ててこの二人って本当にすごいなってそう思っていました」

 蘭は、紙を見ることもなく、淡々とスピーチを始めた。


「凪ちゃんが生まれて、本当に二人とも可愛がっていて、それでも二人はいつまでも、ラブラブで、っていうのは、ここにいるみんなも知っていると思うけど。でも、そんな二人って、見ているとこっちまで幸せになっちゃうし、なんかもう、絶対この二人は祝福したいって、そういうふうに思わせる何かがあって」

 そんなことを蘭が言うと、会場がわっと湧いた。


「桃子は、海で兄貴を見た時から一目ぼれして、ずうっとそのあと想い続けていたんです。そりゃもう、ひたすら、健気にずっと」

 菜摘がそう言うと、また会場が湧いた。私は顔が熱く火照り、隣で聖君も照れているようだった。


「そういうのも、全部知っているから、本当に今日は自分のことのように嬉しいです。兄貴、桃子のこと泣かせないでね。泣かせたら私と蘭が、承知しないから!」

 菜摘が最後にそう言うと、聖君はこくんとうなづいて、

「大丈夫。幸せにするからさ」

とそう菜摘に言った。


 隣でその言葉を聞き、私はすでに泣いていたけど、すかさずそこにメイクさんが飛んできて、すぐに涙を拭いてくれた。


 続いて、聖君のお父さんが、今の流行りの歌を熱唱して、なぜか2番は聖君にマイクが向けられ、聖君が仕方なく歌っていた。でも、やっぱり、最高に上手でかっこよかった。


「わあ、お兄ちゃん、歌上手い」

 ひまわりがビデオカメラを回しながらそう言っている。母もうっとりとしながら、聖君の歌を聴いていた。


 食事も済み、出し物も終わった頃、会場内にジャズのメロデイが流れ出した。会場の明かりが暗くなり、

「お、ダンスタイムだ」

という聖君のお父さんの声で、数人の人が立ち上がった。


 聖君のおじいさんはおばあさんと、そしてお父さんがお母さんとチークダンスを始めた。不思議な空間が空いているなあと思っていたけど、そこはダンスを踊れるようにあけた空間だったようだ。


 私の母と父、そしてひまわりは驚いて見ているだけだったが、聖君の親戚はみんな広い空間に出て、チークダンスを始めた。櫂さんも空君を抱っこしたまま、春香さんと踊っている。


「桃子ちゃん、踊ろう?」

「え?わ、私、踊れないよ」

「大丈夫。俺にひっついて、左右に揺れてたらいいから」

 聖君はそう言うと席を立って、凪は父に預け、私の手をとってみんなの輪の中に入っていった。


 みんなは真ん中を開けてくれた。そこに二人で向かい合って立ち、聖君が私の腰に手を回してきた。

「桃子ちゃん、手、俺の手に乗せて」

 もう片方の手は私の手を聖君が優しく握りしめ、

「もう片方の手は、俺の背中に回して?」

と言ってきた。


 私は言われたとおりにした。ドキドキ。こんなの初めてで、ものすごく照れる。

 でも、音楽に合わせ、聖君が優しく左右に揺れだして、それに合わせて私も揺れているうちに、ドキドキはおさまっていった。


 隣を見ると、お父さんとお母さんがチークを踊っていた。なんと、披露宴から参加しているやすくんと杏樹ちゃんも踊っている。

 それを見て、ひまわりもかんちゃんを誘って、踊りだした。かんちゃんも披露宴から来ているが、相当恥ずかしいのか、真っ赤になっている。


 それから、菜摘、蘭、葉君、基樹君も照れながらもチークを踊りだした。特に基樹君は、顔が真っ赤。ものすごく恥ずかしそうだ。


「桃子ちゃん」

「え?」

 聖君の顔を見た。聖君は優しい目で私を見ていた。

「ずっと、これからもよろしくね」

「…うん」


 じわ~~~~~。今の言葉で、一気に涙が。

「あ。あれ?泣いちゃう?俺、泣かせた?」

 聖君はそう言うと、くすっと笑った。

「今日の俺にも、惚れちゃった?」


「うん、いっぱい」

「俺も。また、桃子ちゃんに惚れちゃった」

 耳元で優しく聖君がそう囁く。

「俺ら、きっと、ずっとバカップルだね」

「うん…」


 聖君の胸に顔をくっつけてみた。ああ、安心する。

 この胸は私専用なんだよね。聖君。

 しばらく私は聖君と踊りながら、幸せを噛み締めていた。



 披露宴が終わって、聖君はかっこいいスーツ姿に着替えた。ネクタイもして、これまた、モデルがファッション雑誌から出てきたかのように素敵だ。

 私は、薄いピンクの、ヒラヒラした膝丈の可愛いドレスに着替えた。髪もピンクの小花をちらした。


「可愛い!」

 聖君はそんな私を見て、一瞬抱きしめてきた。

 きゃ~~~。かっこいい聖君に抱きしめられちゃった。なんて、私はときめいてしまった。


 それから、二次会の会場へと向かった。

 凪はお父さんとお母さんに預けた。二次会は、ロックバンドのライブをするんだから、さすがの凪もそのうるささには参っちゃうだろうから。


 2次会には、ひまわり、かんちゃん、杏樹ちゃんとやすくんも来た。ひまわりは聖君が歌うのを楽しみにしていて、杏樹ちゃんは、ウィステリアの籐也君が、果たしてどんな歌を披露してくれるのか、そんなことを楽しみにしている。

 私は、もちろん聖君の歌が楽しみでならない。


 会場にはすでにみんなが来ていて、私と聖君の到着を待っていた。

 ライブハウスのドアを開け、私たちが入ると、みんなが一斉に拍手をした。そして、ステージの方に私たちが上がると、

「桃子、可愛い!」

「兄貴、かっこいい!」

という、菜摘や蘭の声が聞こえた。


 2次会場には、たくさんの人が来ていた。花ちゃんの顔も見えるし、その隣にはヒガちゃん、メグちゃん。そして、小百合ちゃん、椿ちゃん、苗ちゃん、果歩ちゃんもいる。


 それから、れいんどろっぷすの店員さんたち、桜さん、紗枝さん、絵梨さん、朱実さん。

 聖君のダイビングのサークルのメンバーも来ている。東海林さんもその中にいる。

 それから、桐太と麦さん。


 みんなの顔を、順番に見た。聖君も見ているようだ。そして、二人で顔を見合わせた。


「みなさん、今日は俺たちのために来てくれて、本当にありがとうございます」

 聖君がマイクを持って、挨拶を始めた。

「みんながこうやって、集まってくれたこと、まじで、桃子ちゃんも俺も、嬉しいです。今日は、最高のライブもあるし、みんなで楽しんで、盛り上がっていってください!」

 聖君がそう言うと、会場のみんなが一斉にまた拍手をして盛り上がった。


 それから、ウィステリアのメンバーがステージに上がった。すると、

「きゃ~~~!籐也だ!」

とか、

「きゃ~~~~!ウィステリアだよ!!」

という黄色い声が聞こえてきた。誰だろうと思って見てみたら、聖君のダイビングのサークル仲間だ。


 そうか。この中で籐也君に会っていないのって、あのサークルの人たちか。と思っていたら、なぜか、蘭も、

「籐也だ~~~!」

と喜んで手を振っていた。隣で基樹君は顔を引きつらせ、花ちゃんも顔を青くしていた。


 籐也君はマイクを持つと、

「今日は、聖さんと桃子ちゃんのために歌います。本当にご結婚おめでとうございます」

とそう私たちに言ってくれた。


 聖君は私の腰に手をまわし、ステージを降りて、席に座った。私の隣には、花ちゃんがいる。

「花ちゃん、楽しみだね」

 私がそう言うと、花ちゃんは真っ赤になった。

「うん」

 可愛いなあ、花ちゃん。私は花ちゃんがどんな顔をして籐也君の歌を聴くのか、ちょっと見たかったんだよねえ。


 そして、ウィステリアのステージが始まった。


 ライブハウスは、ステージの前に広い空間がある。後ろにカウンターがあって、そこで飲み物を注文できる。今日は特別に食べ物も置いてある。

 カウンターはちょっと段差のある高い位置にあるが、その周りにはテーブル席がいくつかあり、そこで、くつろげるようになっている。


 それだけでは、椅子の数が足りないので、今日はライブハウスの隅にも椅子が置いてある。でも、ほとんどの人が真ん中にいて、立ったままウィステリアの演奏を楽しんでいる。

 一緒に歌ったり、踊ったり、跳ねたりしながら。


 私と聖君は、端にある、一番ステージに近い椅子に座っていた。花ちゃんも真ん中で聞いていたらいいのに、なぜかこんな目立たない隅っこに座っているのだ。


「は~~~」

 それでも、花ちゃんには満足のようで、たまに籐也君を見ながらため息をついていた。そんな花ちゃんを見てみると、目がハート。

 ああ、私が聖君のステージを見ている時と同じ目だなあ。


「桃子ちゃん、真ん中に行く?」

「ううん。私、ここで見てる」

「そう?じゃ、俺、行ってきていい?」

「うん」


 聖君はそう言うと、席を立って基樹君や葉君のもとに行ってしまった。そのあと、曲調が思い切りロックになり、聖君は基樹君と思い切りのり始めた。


「…聖君って、ああいう人だっけ?」

 隣でそれを見た花ちゃんが驚いている。

「うん。カラオケに行っても、基樹君とあんな感じ」

 そうなんだよね。聖君って、けっこう思い切り弾け飛んじゃえる人なんだよね。


「ヒュ~~~~!」

 聖君が、指笛で盛り上げる。その横で基樹君も飛び跳ね、

「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」

と、腕を振り回して盛り上がっている。


 聖君、すっごく楽しそうだ。菜摘が、聖君の横に行った。蘭も基樹君のそばに行って、一緒に跳ね出した。

「ヒュ~~、ヒュ~~!」

 聖君が指笛を鳴らすと、その横で菜摘が飛び上がった。


 すごい。盛り上がりすぎじゃない?っていうくらい、盛り上がっているんだけど、聖君。

 他のみんなも、影響されたのか異常に盛り上がりだした。ウィステリアのメンバーも、ものすごくノリノリだ。


 そして、

「次の曲は、聖さん!」

 そう籐也君が言うと、聖君は、すでに上着を脱いでいたその上着を私のところまで来て、

「持ってて」

と私にポイと渡し、ネクタイも外して私に放ると、

「行ってくるね」

と私になぜかウィンクをして、そのままステージに駆け上っていった。


「きゃ~~~。聖君が歌うんだ!」

 そう奇声をあげたのは、絵梨さんだ。ああ、きっと歌っている聖君を見たら、もっと絵梨さんは聖君に惚れちゃうんだ。


 聖君が、マイクを持ってステージ正面に立った。

「お~~~!聖~~~!」

 桐太が叫んだ。桐太まで、また聖君に惚れたらどうしよう。でも、そんな不安より何より、やっぱり私はこれから歌う聖君に、ドキドキしながら見入っていた。



 


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