真相
ディアンが起きる少し前のこと
クレア「これから夜の見回りに行きます、ミリアは初めてで慣れないんだから、しっかりついてくるのよ。」
ミリア「クレアお姉ちゃん、大丈夫私まだ見習いだけど、最近はメイドの仕事もそれなりにこなせるようになってきたし。」
クレア「ここは職場なんだからメイド長と呼びなさい。…(ミリアは頑張ってるんだけど、そそっかしいところもあるのよね、今だって状況把握が不十分だったし)、今日は私の後についてルートを覚えるように。」
クレア「ミリアこの辺りは慣れていないと迷いやすいから、しっかり付い…て…いない?」
ミリア「あれ?クレアお姉ちゃんいない、それにここ何処なの?」
バタン!
ミリア「何?なんの音?誰かいるの?怖い…でも見回りに行かないと。」
ミリア「何処に行けば良いのかな…何もないよね…。」
ミリア「もうやだぁ、怖いよ、クレアお姉ちゃんどこ、助けて。」
クレア「ミリアこんなところにいた、もう、探したのよ。」
ミリア「ふぇーん、クレアお姉ちゃん怖かったよ。」
クレア「今日はもう見回り出来るような状況じゃないし、切り上げて戻りましょうか。」
ミリア「うん、ここが何処なのか分からなくなって怖かった。」
クレア「ここはディアン様の私室の近くね、まだ眠ってるだろうから、静かにしないとダメよ。」
ミリア「はーい。」