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14 フリーデリケの決断、王国の未来を担う

翔とフリーデリケは、王宮の執務室で反乱の報告を受けた直後、緊迫した空気の中で作戦会議をしていた。ルドルフ伯爵の反乱により、他の貴族たちが動く可能性があるため、対応は急を要していた。


「今、最も重要なのは、直ちに王の勅命を得ることです。」

フリーデリケは厳しい表情で翔に話しかけた。

「こちらが正規軍として動いているということを、国中に知らしめなければなりません。勅命があれば、ルドルフ伯爵は正式に反乱軍と見なされ、他の貴族たちも彼に同調することが難しくなります。」


翔はその言葉に頷いた。

「なるほど、確かにそうですね。王の承認を得て正規軍としての立場を確立すれば、他の貴族も軽率に動けなくなります。早急に動くべきです。」


「ええ。」

フリーデリケは立ち上がり、決然とした表情で言葉を続けた。

「今すぐ王に謁見し、勅命をもらいましょう。そうすれば、我々が反乱を鎮圧する正当な力であることを示すことができます。」


二人はすぐに王宮へと向かった。フリーデリケの迅速な判断と決断力が、事態を一刻も早く収拾するための第一歩となる。王国の未来は、今まさにその手の中にあった。







フリーデリケは、王座に向かい深々と頭を下げ、緊迫した声で語り始めた。「王国にとって重大な事態です。ノルテンの領主ルドルフ伯爵が反乱を起こしました。このままでは他の貴族たちも同調し、事態はさらに悪化する恐れがあります。王国全体が危機にさらされています。速やかな行動が必要です。」


宮殿の中は不穏な沈黙が漂い、空気が張り詰めていた。隣に立つ翔も息を呑み、その緊張感を肌で感じていた。


その時、第一王太子アレクサンダーが前に進み出た。彼は真剣な表情でフリーデリケと王を見つめ、堂々とした声で言った。

「陛下、フリーデリケ様の言う通り、ルドルフ伯爵の反乱は国家の存続に関わる重大な問題です。彼が反逆の意図を持って挙兵した以上、それは王国への明確な裏切りであり、決して許すわけにはいきません。」


皇太子は続けて、威厳を持って語った。

「ルドルフ伯爵は反逆者と認定される。正規軍として、彼の勢力を速やかに鎮圧せよ。いかなる手段を取るとも、王国を守ることを最優先とせよ。」


王太子の言葉が宮殿内に響き渡ると、全員がその重みを感じた。勅命が下された瞬間、フリーデリケは頭を深く下げ、翔もまたその重要さを噛み締めた。この一言で、ルドルフ伯爵は正式に反乱軍となり、もし他の貴族が彼に同調すれば、彼らも同様に反逆者として処罰されることとなる。ここに至り、彼らは正義の側に立ち、ルドルフ伯爵の勢力を打ち破るべき使命を背負うことになった。


「お任せください、陛下。」

フリーデリケは真剣な表情で応え、振り返るとすぐに近衛兵を呼び、軍司令官クラウス・レヒナーを急ぎ王宮へ招集するよう指示した。

「この勅命に基づき、ルドルフ伯爵の反乱を鎮圧する準備を急ぎましょう。」


翔はその場でフリーデリケの手腕と決断力に感心しながら、これから始まる厳しい戦いを覚悟した。王国を救うための戦いは、今まさに本格的に動き出していた。




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