サイ子とソシ男
ラブコメではありません。残酷な描写が少々ありますが当たり障りないのでご安心ください。
アレな表現は黒塗りしているのでご安心ください。理解しがたい部分もあると思いますが広い心で見守ってください。
僕だけが異常だと思っていた時に、君が現れた。
「ねえ。君……」
サラサラの黒髪に黒い瞳。まさに清楚系だ。あ、言っていくがここはゲームのような世界で、まさに「ファンタジー」っていう感じだ。彼女は清楚な見た目だから回復系だろうと思う。
「君、周りになじめてないみたいだけど……」
それを言われた瞬間、僕の脳内では色んな思い出がよみがえってきた。同じパーティーの人からアイツ空気読めない、とか、怖い、と直接言われたことだってあった。ずっと考えていた瞬間、
「嘘だよ」
突然うそをつかれた。
「どうしたの?」
プルプルと震えている僕に彼女は首をかしげている。しかも真顔で。
「あ、ごめん……?」
そう言うと、あ、とまた声を上げた。
「疑問形になっちゃった。ごめん。私前から罪悪感……?とかなくて」
その言葉を聞いたとき、僕は親近感を抱いた。嘘つきで責任感が欠如してて、罪悪感がなく、それでいて妙に自信家。そんなところが僕に似ていると思った。
「一緒、バトルいく?」
「……うん」
お互い初対面なのに一緒にバトルに行くことになってしまった。
バトル行くのはいいものの……彼女は真顔、無言でバシバシとモンスターを殺していっている。少し微笑んで(?)いるので楽しそうではある。回復系かと思ったらなんともまあ、戦闘系だった。しかも超強いしかなりアレな職業の傭兵だった。
そんな彼女はもう倒し終わったみたいで、一息ついていた。もちろん僕の方もだ。
「ねえ」
「!?」
そうそう話しかけてこなかったのでなかなかに驚いてしまった。その瞬間彼女は僕の秘密を暴いてしまった。
「あなた、《ソシオパス》でしょ?」
「ッ!?なんでっ……」
これはそんな《サイコパス》な女の子と《ソシオパス》な僕のファンタジーっぽくない日常の話である。言っておくが、ラブコメじゃない。
皆さん初めまして!野口政秋と申します!私は漫画も描いているので調べたら出てくると思います!
第一人称がバラバラです。カップ麺はシーフードとカレーが好きです。
この作品は何度も言っていますがラブコメではありません。ラブコメ目当てのやつは即バックれ!!!!