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俺の名前は木曽龍二、14歳だ。
今日も自転車で学校を帰っている所で、友達と何秒手を離せるかをやっている。
バカだと思われるかもしれない。でも面白いんだからいいじゃない。
「175…176…177……うぇーい!179秒だ!」
「はっ!やるな!俺もいくぜ!」
そして俺はバランスを整えつつ角を曲がって(手を離した状態)そのまま直進する…
と思っていた。
横からきた車に衝突された。
血が止まらない…
「う…」
「龍二!龍二!誰か!救急車を!」
だが誰も助けてくれない…現実は非情だ…
「大丈夫ですか!」
大人の人が来てくれたみたいだ。
「す…みません…こんな事頼むのも…いやだと思いますが…」
「何!?」
「友達に…いや…櫻に……好き…だと…伝えて…くだ…さい…」
そこで俺の意識は真っ黒に染まった。
____________________________
…
…
ん…ここは…
あ…れ…?
前の記憶が蘇ってくる。咄嗟にあんな事を言ってしまったけど、めちゃくちゃ恥ずかしい…
「よっす〜!」
あんたは誰だ…?
って喋れない!?
「んにゃ〜聞こえてるよ〜」
あ…一応聞こえてるのか…
「ところでさ、今恥ずかしい?恥ずかしいよねぇ!」
うるせぇ!
「え…ごめん…」
許す
じゃなくてさ…天界みたいな場所に来たんだからさ、なんか特典とかないの?
「特典〜?そうだねぇ…」
誰か知らんけど…いや…仮にかりんとうと名付けようか…
かりんとうは考えている。
「チート魔術師とか?」
いらんな
「平均値が最強種と最弱種の間とか!」
いらん
「転生したらスライムで魔王へと上り詰めていくのh…」
却下!
「ん〜…じゃあ転生したらはちn…」
お前懲りねえな!何のためにやめろとか言ってやってんだと思ってんだ!
「なんで?」
著作権だよ!ちょ、さ、く、け、ん!
「あぁ〜!忘れてた!」
「じゃあこういう世界はどうかな?自転車の乗っている、もしくは乗っていた時間で能力値が決まる世界とか!」
ん〜そうだな…もう一個頼めるか?
「なんだい?」
『手を離してこいでいた時間×1000』
「ん〜まあいいかな!」
やった!じゃあ早速転移しt…
「あ!言い忘れてた!絶対能力選択してね!じゃないと記憶なくなるよ!」
そういうことは早く言え!
「ほいっとな!」
俺の前にステータス画面が現れる
ステータス
lv1 状態:霊
攻:24(攻撃力)
防:34(防御力)
魔:0 (魔力)
素:54(素早さ)
安:653(安定さ)
スキル
絶対的バランスlv3
自転車術lv7
知識lv6 (算術、歴史、文術、常識)
機械術lv9
必須スキル
二足歩行lv17
右手lv8
左手lv6
右足lv5
左足lv4
…etc
ん…?ステータスって言っても普通…じゃねえな…必須スキルになんか人間に必須なの…ってそういうこと!?人間に必須ってことね!?
まあいっか…
さあ能力選択かもん!
能力値選択
能力ポイント700
( 能力名 1 ) ( 取得値 2 ) ( 最大レベル 3 )
フリーズ 1 60
ファイア 1 60
ウィンド 1 60
ボルト 1 60
中級魔法(×2)
アイアンフリーズ 1 100
ゴールデンファイア 1 100
エメラルドウィンド 1 100
10Kボルティング 1 100
上級魔法 (×100倍ポイントが必要)
永久凍土の奇跡 1 5
神の炎柱 1 5
緑の微風 1 5
10億電流発生菌 1 5
特殊能力(×10)
魔法効率増加 1 10
攻撃効率増加 1 10
魔力回復力 1 10
G◯◯◯◯e先生 70 70
…etc
滅茶苦茶やな…
700ポイントかー…ん?これは…著作権こええよ!
なんやねんこのグー…おっとやめておこう
んー
7時間後
能力値選択
能力ポイント0
( 能力名 1 ) ( 取得値 2 ) ( 最大レベル 3 )
フリーズ 10 60 690
ファイア 10 60 680
ウィンド 10 60 670
ボルト 10 60 660
中級魔法(×2)
アイアンフリーズ 10 100 640
ゴールデンファイア 1 100
エメラルドウィンド 1 100
10Kボルティング 10 100 620
上級魔法 (×100倍ポイントが必要)
|永久凍土の奇跡 2 5 420
|神の炎柱 1 5
緑の微風 1 5
10億電流発生菌 1 5 220
特殊能力(×10)
魔法効率増加 1 10 120
攻撃効率増加 1 10 100
魔力回復力 1 10 0
G◯◯◯◯e先生 70 70
…etc
やっと終わったわ…
「ん〜?終わった〜?」
おう…
「じゃあ…ほい!」
え…?うわあああああああああああああ
俺はかりんとうが出した暗黒空間へと吸い込まれていった…