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言想化(げんそうか) ―習獅野 比奈乃(ならしの ひなの)―
三幕主人公・比奈乃の持つ狩気能。作中に登場する妖獣の中でも、狩気能の面でも戦闘力の面でも最強と言われています(ただしあくまで家系的に最強というだけで、事情が事情ということもあり、本人が戦うシーンは少ししかありません)。
この狩気能の効果を簡潔に言うと、口にした言葉を現実にする、というもの。ムカついた相手に「骨折」と言えばポキン、と小気味いい音を立てて相手の任意の骨が折れますし、「遊園地へ」と言えば瞬時に自分の体を移動させて指定した遊園地に降り立つことができます。また言ったこと全て現実化してしまうのではなく、この狩気能を発動中でも自在に叶えたり叶えなかったりすることができます。
ちなみに習獅野家は代々強力な妖獣の力を受け継ぐ一族であり、通常は使い続けると理性を失って暴走してしまう狩気能ですが、習獅野家の者だけは一日中発動し続けても特に問題ない、というチート性能があります。