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西町警察エリア23分署  作者: 新庄雄太郎
7/11

第6話 呉羽地区捜査網

「杉木、昨日新庄の空き巣はどうなった。」


「ええ、昨日身柄を富山署に連行しました。」


「そうか。」


ジリリリリリリリリリ。


「はい、広域特捜班西町分室、はい、わかりました、すぐ伺います。」


「どうした。」


「班長、呉羽のショッピングセンターで猟銃が盗難されたそうです。」


南達が乗った、Y31セドリックとU12ブルーバードが呉羽のショッピングセンターの駐車場に到着した。


「牧村さん。」


「はい、実は昨日猟銃を修理から取りに行って、その帰りに友人に会ってそれで飲もうと思って。」


「じゃあ、昨夜はここの駐車場に。」


「ええ、昨夜はタクシーで帰って、車を取りに行こうとしたら猟銃が無くなっていたんです。」


「それで、猟銃はケースに入っていましたか。」


「ええ。」


「弾は?。」


「それが散弾が2発、ケースに入れたままなんです。」


水野は、無線で班長に報告した。


「昨夜の時間帯から今朝にかけて、駐車場に出入りした車とショッピングセンターの客を片っ端洗ってみまする」


「よし、了解。」


分室の刑事は呉羽のショッピングセンターの駐車場と店内を片っ端洗ってみたが、犯人は見つからない。


「あっ、南さん。」


「おっ、巽巡査。」


そこへ、R30スカイラインのパトカーに乗った巽巡査が、南に声を掛けた。


「何か事件ですか。」


「今呉羽のショッピングセンターで猟銃が盗難されてね、今聞き込みをしているんです。」


「そうか、乗って、こちらも警らに行くんです。」


「ああ、助かった。」


南は早速、パトカーに乗り呉羽方面に聞き込みをすることにした。


その頃、1人の男が該当をうろうろしている男が歩いていると、公園でトレカで遊んでいる小学生がいた。


「僕、おじさんも混ぜてくれるかな。」


「いいよ。」


カードゲームで勝負していたら、おじさんがゲームに勝った。


「ああ負けたよ。」


「負けたらな、金をよこせ。」


男は無理矢理に小学生の男の子のお小遣いを奪って、逃げて行った。


「大変だ、恐喝だ。」


「どうしたの。」


「僕の小遣いが、知らないおじさんに取られた。」


「何だって。」


南と巽巡査が乗ったパトカーは呉羽児童公園で停車した。


「どうかしましたか。」


「おまわりさん、友達が変な男に恐喝されたって。」


「ええ、わかった。」


巽巡査のパートナーの中村部長は無線で連絡し恐喝事件の連絡をした。


「あっ、そこに入るのは。」


「やべぇ。」


「待ちなさい。」


そこへ、南も駆けつけてきた。


「恐喝の現行犯で逮捕する。」


「何なんだてめぇは。」


1人の小学生が言った。


「この人だよ、おまわりさん。」


「間違いない。」


「うん。」


男を身柄を所轄の富山署に連行し、恐喝の現行犯で逮捕した。


「ありがとう、恐喝犯を富山署に連行します。」


「そうか、後は頼むよ。」


南は、引き続き猟銃盗難の聞き込みを続けていた。


「えっ、犯人を見た。」


「ええ、昨日の午後に赤いスポーツカーが猛スピードで走って来たんです。」


「なるほど、それで犯人は。」


「2人だったかな。」


「2人。」


南は、分室に戻り班長に報告した。


「赤いスポーツカーが暴走。」


「ええ、その住民が恐怖におびえていたそうです。」


「ほう、赤いスポーツカーか。」


もしかしたら、犯人はその2人って事も。


次の日、2人の男は猟銃を持って現金輸送車を付けていた。


「おい、おとなしく降りろ。」


「ひぇぇぇ。」


警備員は脅えていた。


「そこまでだ。」


そこへ南と水野と梶村が張り込んでいた。


「くそー。」


2人は、徒歩で逃走した。


「逃げるぞ。」


「おお。」


そこへ、加藤と川井と杉木が挟み撃ちしたのだ。


「お前を強盗の容疑で逮捕する。」


犯人の2人は、長谷川と北岡の2人だった、借金の返済による犯行だった。


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