第4話 強奪・ニューナンブ38口径
「ううっ。」
とある公園で職務質問をしようとした警官が1人の男に刺され、重傷を負い拳銃を奪って逃走した。
「どうも、ご苦労様です。」
数分後、西町分室も現場に到着した。
「状況は。」
「公園にホームレス風の男に職質しようとしたところ、ナイフで刺し、永田巡査長のニューナンブ38口径を奪って逃走したと。」
「永田巡査長は犯人は見たの。」
「ええ、帽子とサングラスだけだったので、年齢は23歳から35歳ぐらいの男だと。」
「うーむ。」
あちこちの市内で聞き込みをした結果、23歳から35歳ぐらいの男は見つからない、そして強奪した
ニューナンブが火を噴いたのだ。
バキューン!
「キャーッ!、強盗だーっ。」
西町分室は、コンビニ強盗の入電が入り現場へ向かった。
「犯人は現金50万円を奪って、アルバイト店員の安川に発砲して逃走した。」
「ええ、犯人は呉羽方面へ向けて逃げたと。」
「呉羽方面に逃走したんですね。」
「はい。」
事件から2時間後、犯人が乗った車が発見された。
「犯人が乗り捨てたんですかね。」
「ええ、恐らく。」
撃たれた安川店員は、一命をとりとめた。
「班長、安川は一命をとりとめました。」
「そうか、その強盗はホームレスの犯行か。」
「多分、可能性があります。」
杉木と梶村は、市内のホームレスに聞き込みした。
「えっ、この男を知ってる。」
「おお、去年頃から来てるんだけど、50ぐらいかな。」
「そうか、犯人は23歳から35歳の男に見えるが、実際は51歳ぐらいね。」
そして、次の日、小学校の通学路で連れ去り事件が起きた。
「うわっ、放せーっ!。」
少年は叫びながら、車に乗せ逃走した。
分室に連れ去り事件の一報が入った、南達は覆面パトカーに乗り犯人の車を追跡をした。
その時、南と水野が乗った紺青の覆面パトカーが犯人の車を発見し、追跡をした。
「やろーっ。」
男は、南の覆面に気付いたのか、前から応援のパトカーが先回りしてきたのだ、男は近くの資材置き場に逃げ込んだのだ。
「水野、犯人はあそこだ。」
南と水野と警官は、犯人の隠れ家に入った。
「動くなっ、こいつがどうなってもいいのか。」
男はニューナンブを取り出した。
「お前は、上川啓介だな。」
「そいつを誘拐して何になる、もう逃げられないぞ。」
「どうせ助からないからな、こいつが助かりたいならわしのいう事きけっ。」
そこへ、香川が44マグナムを取り出し、1発発砲した。
「ぐはっ。」
南達は、犯人上川を確保し、小学生を救出した。
「上川、強盗致傷及び未成年者誘拐の容疑で逮捕する。」
と、水野は上川に手錠をかけた。