第2話 信金強盗・消えた少女
午前10時ごろ、富山市は賑やかになっている、この町にも犯罪は必ず起きる、富山市の中心街に信用金庫がある、その信用金庫に強盗が押し入りしたのだ。
バキューン、バキューンと2発発砲した。
「動くなよ!。」と1人の男は拳銃を片手に行員に威嚇した。
銀行員はもう1人の男に現金100万円をバックに詰めていた。
「ゴルァ、はよせーや!!。」
2人は現金を奪って逃走したのだが。
「待てッ!。」
と1人の警備員が強盗の仲間を取り押さえようとしたが、男は警備員を拳銃で撃って逃走したのだ、2人はあらかじめ用意していた日産・ローレルスピリットで逃走してしまったのだ。
西町広域特捜班にて
ピィーッピィーッとけたたましく無線が鳴った
「はいっ、西町広域特捜班ですどうぞ。」
「新庄信用金庫にて強盗事件発生、犯人は二人組、拳銃を所持、犯人は現金500万円を奪って、警備員に発砲して、逃走した模様、至急現場に向かえ。」
「特捜班了解、富山市新庄付近にて信金強盗発生、現場急行。」
特捜班は2手に分かれて現場へ向かった。
川合と加藤と梶村は、信金に向かい現場検証していた、一方南は犯人の足取りを追った。しかし犯人はどこへ逃げたのだろうか、全く見当はつかなかった。
南と香川は犯人の車を捜索していると犯人が乗った逃走車が発見された。
「ご苦労様です。」
「広域の南です。」
南と香川は、犯人が乗った車を調べて見た。
「間違いないな。」
「ええ。」
「ナンバーを紹介した結果、盗難車でした。」
「そうか、犯人は車を乗り換えて逃走したって事ですかね。」
「可能性はあるな。」
犯人の隠れ家
「これで、年金生活とバイト暮らしもおさらばだな。」
「そうだげど、どうするんだあのガキ!。」
「顔を見られんだ、返すわけには行かないな、こいつを始末しようか。」
「えっ、始末!。」
「かわいそうだけど、しょうがねぇな。」
南と水野が乗った日産・Y31セドリックが捜査中に小学生の捜索願の無線が入った。
「富山中央署管内において捜索願入電、富山市立児童館からの通報があった模様。」
「了解、急行します。」
富山市の児童館へ向かった南と水野は小学生の特徴を確認した。
「えーと、神崎みくるちゃん、7歳、小学校1年生。」
南と水野は、岡本班長に連絡し、すぐに小学生の捜索に入った。
その時、犯人らしき男が1人の少女を車に乗せようした、その時。
「あの車、似てないか。」
「や、やべぇ、サツだ。」
「逃げろっ!。」
2人は日産ブルーバードに乗って逃走した。
「こちら西町7、手配中の強盗犯と7歳の小学生を発見、追跡します。」
犯人が乗ったブルーバードは、近くの廃工場に立てこもった。
「もう逃げられないぞ。」
「うるせぇ、こっちは人質がいるんだからな。」
そこへ、応援の川本主任と香川刑事が到着した。
強盗は、拳銃を2.3発発砲した。
「そこだっ、この野郎。」
「うぎゃっ。」
「ぐはっ。」
南が撃つベレッタは、犯人に命中。
2人は強盗殺人と未成年者誘拐の容疑で逮捕し、みくるちゃんは無事救出した