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西町警察エリア23分署  作者: 新庄雄太郎
2/11

第1話 誕生・富山中心街特捜班 配属・西町分室

「あれっ、皆さんどうしたんです。」


「あなたも西町分室に。」


「ええ、何か。」


「で、あんたも岡本という人に呼び出されたのか。」


「はいっ、この中心街特捜班って何なんですかね。」


「さぁ。」


そこへ、松岡分室長がやってきた。


「キミが、南雄太郎か。」


「はいっ、本日付をもって西町分室に配属となりました。」


「室長の松岡だ、君は今日から富山市中心街特捜班として私の指示通りに動いてもらう。」


「中心街特捜班って何なんです。」


「何かわからなんけど、帰らせてもらいます。」


「こらこら、君らにはここ以外に帰るとこないぞ。」


「えっ。」


「私は分室長、南と川井は捜査主任、杉木と梶村は部長刑事、加藤と香川と水野はその下だ、後班長に岡本警部が君たちの上司だ、明日制式に辞令が出る。」


「了解しました。」


「うん、ではさっそく捜査を始める、この事件の捜査をしてくれ。」


「どんな事件です。」


「連続切り裂き魔の坂東勇作を追ってくれ。」


「今手配中の切り裂き魔だ、先日から切り裂き通り魔が起きている、新庄で6件、山室で2件だ。」


「なるほど、その通り魔を追ってくれという事か。」


「そうだ、奴は二人を殺している、何としても切り裂き魔を逮捕するんだ。」


「了解。」


ピーピーピーピー、とけたたましく無線が鳴った。


「はいっ西町分室。」


「富山市運河公園にて通り魔事件発生、犯人は女子高生と主婦を重傷負わせ逃走、現状に向かえ。」


「西町分室了解。」


俺達は、ワインレッドのY31セドリックと2台の黒のY30セドリックの覆面パトカーで富山運河公園に向かった。


ファンファンファンファンファン。とサイレンをけたたましく鳴らして運河公園に到着した。


「被害者の方は。」


「病院へ運ばれています。」


「そうか、梶村は被害者に事情聴取を。」


「わかりました、行くわよ加藤君。」


「はいっ。」


梶村と加藤は、富山市立中央病院へ向かった。


「よしっ、残りの特捜班は周辺に不審者はいなかったのか聞き込みを。」


「了解しました。」


運河公園付近に聞き込みをしてみたが、犯人は見つかっていない、何処へ消えたのか。


川合主任と水野刑事は近くの住宅街で、白いクーペを目撃したと住民が目撃していた。


「白いクーペ。」


「ええ、27歳から32歳ぐらいのね。」


「なるほど。」


「実は、先日前から無断駐車してるから困るのよ。」


2週間豆から、白いクーペの男が無断駐車で苦情が来てたことが判明された。


西町分室で捜査会議が行われた。


「白いクーペが無断駐車か。」


「ええ、2週間前から無断駐車していたらしいんです。」


「そうか、それが怪しいな。」


班長の岡本警部は、次のように指示した。


「犯人は、その男と見て間違いない、犯人は2人を殺害している、逮捕するときは十分気を付けるように。」


「わかりました。」


次の日、南達は坂東の逮捕へ向かった。


「こちら水野、板東が白のクーペに乗り、出発しました。」


「よしっ、犯人を尾行しろ。」


「了解。」


坂東が乗った、日産・ガゼール2ドアクーペは西町分室に気づかないようにミラーを見ていた


「何だ、あのセドリックは。」


ガゼールに乗った坂東は、信号に引っかかったがその場で逃走した。


「逃げたっ。」


水野が乗った430セドリックの覆面は、ガゼールを追跡した。


「こちら水野、板東が逃走しました。」


「えっ、逃走した。」


南は乗ったC32ローレル後期型で歌ゼールを追った。


2台のセドリックもサイレンを鳴らし、ガゼールを追った。


「しまった、囲まれたか。」


「この野郎、貴様からぶっ殺してやるっ!」


バキューン、と南が打つベレッタМ92で1発で決めた。


「ギャッ。」と坂東はナイフを吹っ飛び気絶した。


坂東は水野たちに確保し、逮捕した。


「坂東勇作、殺人未遂の容疑で逮捕する。」


加藤が坂東に出錠をかけた。


岡本班長と松岡室長は全員に褒めた。


「君たちはよくやった、ごくろうさん。」


「はいっ、ありがとうございます。」


「本日付をもって、富山中心街特捜班・西町分室を設ける。」


こうして、1つの事件が解決し西町に特捜班を設置した。





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