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プロローグ
亀投稿な上、発想が幼稚しれませんがよろしくお願いします!
田代少年の生まれた家は、それは大層な金持ちだった。
父、田代竜造は、大手企業の社長。母、松子はアナウンサー。そんな恵まれた家庭に生まれた田代少年は、
幸せだと誰からも思われていた。
だが、世間からのイメージとは裏腹に、田代少年の家庭はボロボロだった。
竜造は、態度が悪くギャンブルに明け暮れ、多くの人から反感を買っていた。松子は、金使いが荒く毎日高額な服やカバンを大量に買っていた。
二人とも帰りが遅かったため、田代少年は毎日親の帰りを寂しく待っていたのだ。
両親は家に帰っても自分のことばかりで、田代少年にかまうことはなかった。
幼いころからそのように育てられてきたため、それが当たり前だと思っていた。
故に、少年は愛というものを知らなかった。
そして、人の痛みが分からない冷たい人間になっていた。