46手目 詰むや詰まざるやな少女
4五歩の突っかけに、猿渡さんは予想通りの4二金寄。
さて、ここで4四歩と3五歩の二択だけど……。
3五歩は受けの手よね。4五歩、同銀、3五角、同角、同飛は、3六角以外に止める手がない。そこで4四歩と打たれると、先手は痺れてる。だから却下。
最初から4四歩と取り込む順を見ましょう。4四歩、3六飛。ここで4三歩成としたいけど、2六角があるのか。……あ、でも、2六角なら、同飛、同飛に4二とで、角と金の2枚交換だわ。
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
悪くはないわね。こっちの方が速いでしょう。
問題は、4四歩の取り込みに、同金なのよね。4五歩、3六飛、4四歩、3九飛成は、さすがにこっちが悪そう。かと言って、3七歩と止めても、2六飛、同飛、4三金がある。これも先手負けだ。
だから、4四歩に同金なら、一回3五歩と打つしかないわね。そこで4五歩と押さえ込んできたら、反動を利用して4八飛車と寄りましょう。次の4五銀が防げないはず。
よし、これで行きましょう。4四歩、と。
猿渡さんは1分ほど考えて、同金と取り返す。オッケー、さっきの読み筋に入りそうよ。3五歩。銀取りの防ぎに、猿渡さんは再び1分の長考。そして5二金と寄った。
5二金? これは読んでなかったわ。4五歩は、受けになってないと見たのね。
ここで4五歩、4三金は、攻め味が消えちゃう。だから、単に4八飛かしら? 後手も4一飛と寄って……手が難しいか。4五歩、4三金としたいけど、その後どこから攻めるの? 3七桂とでも跳ねる? 右玉の狙いは、ひたすらカウンターと千日手。猿渡さんから動いてくれる可能性は低いわ。
私はもう一度読み直す。4五歩、4三金で……ん? 待ってよ。4五歩じゃなくて、いきなり3五歩はどう? 同金はありえないし、かと言って4五歩は、4四角、同角、3二金の両取り、あるいは4四角、同飛に4五銀、4二飛、4四歩。
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
後手からの角打ちは、まだ凌いでるはず。
……これで行ってみましょうか。私は4八飛と寄った。
「難しいですね……」
猿渡さんは眼鏡を押し上げ、それから3度目の長考に入った。お互いに正念場だ。持ち時間は、私が6分、猿渡さんが5分。その5分のうち、猿渡さんは1分を使って、3三銀と上がった。
4一飛車じゃないんだ……読み筋が全然合わないわね。それとも、4一飛車はさっきの展開でダメと読んだのかも。私は頬肘をついて、盤面を覗き込む。
ここで3四歩は効くのかしら? 同銀は4四角、同角、同飛があるから論外として、同金が問題よね。6二角成、同金、4三飛成、あるいは先に3二歩、8一飛を入れてから、4三飛成。
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
これは指せそう。だから6二角成には、同玉の一手。そこで3二歩は……8一飛車の後が難しいかしら。4三角なんて放り込んでみても、4四歩で何ともない。
代わりに4五銀はどうかしら? 同金、同飛に手が広いけど……。角を打つなら、2七か3六っぽい。どっちかって言うと、2七に打ちたいわね。3二歩、8一飛、4八飛、4七歩と叩いて、同飛なら3八角成、2八飛なら、4九角成。これは先手が不味い。
むむむ……3五銀もうまくいかないか……。ちょっと困ったわね。
私は、ちらりとチェスクロを確認する。残り時間は4分。もう1分考えて、答えが出ないときは1五歩、同歩、同香、同香、同角の端攻めに切り替えましょう。
私は全力で読む。……3四歩、同金、6二角成、同玉、3二歩、8一飛に4一角とか?
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
同飛はありえないから、例えば4四歩。でもそれなら、3一歩成とできるわ。2六角には4九飛車と引いて耐えてるし、放置なら3二角成〜2一馬の筋。場合によっては、2三角成もあるかもしれない。
よし、何とか攻めが繋がりそうね。私は3四歩と突いた。
猿渡さんは、強く息を吐く。やはり厳しいらしい。
だけど、猿渡さんはあまり時間がない。30秒ほど考えて、3四同金とした。私は継続手で6二角成。これにはノータイムで同玉が返ってくる。
3二歩、8一飛。さあ、待望の4一角ですよ。
私は角に触れようとした瞬間、何だか嫌な気配がした。
これは……重要なシグナルな気がする……。オカルトじゃないけど、指した直後に悪手だと気付くケースは、結構多い。私は、もう一度読み筋を追った。
4四歩、3一歩成、4一飛、2六角、4九飛、5八角、3九飛、4八角成、3七飛。ここで3七馬、同桂、3六角成があるけど、すぐに8一飛車と打ち返せる。7二銀なら7一角、6三玉、9一飛成だ。
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
こっちがはっきりいいわけじゃないけど、勝負にはなるはず。
やっぱり、4一角でいいような……。私は、猿渡さんの持ち駒をチェックした。
歩が3枚に、角が1枚。……ん? 歩が3枚?
「あッ……」
私は思わず呻いた。しまった……後手は3歩あるんだ……。
4一角には4七歩、同飛、4六歩、同飛、4五歩……ぴったり足りてる……。
私は両手を床につき、正座のまま局面を読む。4五歩に飛車は逃げられない。4一飛車と角を取られて終わっちゃう。だからその瞬間に5二角成、同銀として、4五銀。同金、同飛から2七角打ち……。
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
こ、これは痛い……。3七桂と跳ねる? 4五角成、同桂、3八飛……手がない……。これは先手負けだ。
あ、危ない。4一角は歩の連打で負けだったわ。だったら、手を変えないと……。でも、どうやって? ここまで進めちゃったら、今さら端攻めも……。
私が焦る中、ピッという無情な電子音が鳴る。ここからは1分将棋。パニックになりかけた私は、1五歩や2四歩を読む。……ダメだ、攻めが続かない。
ピッ、ピッ。あうちッ! 適当に歩突きッ! 私は、5五歩と突いた。
「ここで5筋ですか……」
猿渡さんは、角を手に持つ。5九角かしら。それも結構痛いかも……。
あ、でも、5九角、4九飛、2六角成、4五銀は、まだ指せそう。同金、同飛、4四歩、4九飛、5五歩かしら? ここで何か手があればいいけど……。
猿渡さんは角を持ったまま、じっと私の陣地を見据えている。ピッ。猿渡さんも1分将棋になった。10秒……20秒……30秒……。角を歩に持ち変える。40秒……。その歩も駒台に戻す。50秒……。
ピッ、ピッ、ピーッ! 猿渡さんの手が舞い、5五同歩と取った。
と、取った? これは読んでなかった。
まずい、取られてダメなら、なおさら不利……。
えーい、悩んでる場合じゃないわッ! 後手にも傷が出来たわよッ! 例えばここで、4一角はどうなの? 4七歩、同飛、4六歩、同飛、4五歩、5二角成、同銀、4五銀、同金は、さっきと違って5四に隙間が空いてる。2七角、3七桂、4四歩には、5五飛車と逃げられるわ。そこから……。
ピッ。時間がないッ! 私は4一角と打った。もうどうにでもなーれッ!
猿渡さんは59秒考えて、4七歩。同飛、4六歩、同飛、4五歩に、私は角を切って、4五銀と上がる。同金、同飛車。まさに想定局面だ。
猿渡さんは再び59秒使って、2七角。私は3七桂馬と跳ねた。
「しまった……桂馬跳ね……」
おっと、まさかの見落としですか? 単に5五飛車を読んでたとか?
猿渡さんは動揺したのか、さらに4五角成としてくる。これは同桂ッ! ここで4八飛車なら2六角でびっくり王手飛車よ。形勢逆転。猿渡さんは眼鏡のフレームに指を当て、腕を組みながら微妙に左目を細めていた。
ピッ、ピッ、ピーッ! 猿渡さんは、4九飛車と深く打ち込む。
でも、それは悪手ッ! 私は腕を高く振り上げ、5四角を放った。
「角打ち? それは6三角で受かって……」
と思うじゃん? 猿渡さんの6三角に、私は同角成、同玉、3三桂成ッ!
「あッ……」
桂馬を取ろうとした猿渡さんの指が止まる。微かに震えていた。無理もないわよね。3三同桂は、2七角が王手飛車。4八飛成なら、今度は2六角が6二金と龍取りを同時に見せた好手。どちらもゲームセットだ。
猿渡さんは、諦めずに1九飛成とする。私は4二成桂。
まだ勝ちが決まったわけじゃない。猿渡さんは、一番厳しく8六歩と迫ってきた。無視して5二成桂は、8七歩成、同金、同飛成、同玉、8九龍、8八金、7八銀、8六玉、8五香で詰む。
8六同歩も、8七歩が危ない。同金なら7九角、9八玉、9七香、同桂、8九銀、同玉、9七角成で詰むし、9八玉も7九角が再び詰めろ。
私は同銀と取った。猿渡さんは、8六同飛と勝負を挑んでくる。同歩、8七歩、9八玉に9七香ッ!? くッ! 読んでなかったッ! 同桂は8九銀、8七玉、7八銀不成、同玉、8九角、7七玉、6七角成、同玉、5六銀、7八玉、6七金、8八玉、7九龍、同玉、7八金で詰みか……。
まずい、これ先手寄ってるかも……。私は9七同玉と取る。8八銀、同金、同歩成。8七玉と逃げた方が安全だけど、私は駒を入手して、後手玉を詰ますことに決めた。猿渡さんの玉を睨む。
第一感は4五角だ。5四銀、7二銀、同玉、5四角、6三銀打。そこで……。
6二金ッ! 同玉、5一銀、7二玉(5三玉は4三飛、同銀、同角成まで)、6二飛、8三玉……。あれ? 捕まらない? 8五香は同桂が王手……。
ピッ。とりあえず4五角ッ!
猿渡さんは、ノータイムで5四銀と置く。既に時間攻めモードだ。私は続きを読む。6二飛、8三玉で寄らないと、事件なんだけど……。
いやッ! 寄るわッ! 8四銀、同玉、8二飛成、8三銀、8五香、同桂、同歩、同玉、8六歩、8四玉、8五金までッ! 勝ったわッ!
私は7二銀と打ち、同玉、5四角。猿渡さんは合い駒を変えて、6三角と打った。だけどこれも同じこと。6二金と打ち、同玉に5一銀。7一玉、6二銀、8二玉、8四香、8三金と合駒を使わせて、同香成、同玉、7三銀成、同玉、8五桂、8四玉、8三金ッ! 斜めの駒がなくても、この金捨てで詰むわッ!
私の金捨てを見た猿渡さんは、眼鏡から指を離した。肩を落とし、溜め息を吐く。
「……負けました」
やったーッ! 実は、途中で詰まないかと思ったのよね……危ない危ない……。
「こら、挨拶する」
後頭部にお馴染みのチョップを喰らい、私はその反動で頭を下げた。
「ありがとうございました」
振り返ると、歩美先輩が立っていた。
あれ? 先に対局終わったんですか?
私が疑問に思っていると、歩美先輩はそのまま自分の席に戻った。そして、横溝さんと何やら話を始める。どうやら、感想戦の途中だったらしい。
「最後、本当に詰んでましたか?」
猿渡さんはそう言うと、私に問いた気な眼差しを向けてきた。
確かに、怪しいところはいろいろあったけど……詰んでるんじゃないですかね……。
「4五角のところですよね」
私と猿渡さんは、協力して盤面を戻す。
これだけ持ち駒があったら、詰んでるとしたもんだけど……。
「とりあえず、5三玉は5二成桂から詰んでますね」
猿渡さんが、一番簡単な筋を確認してくる。私は頷きながら返事をする。
「同玉は5三銀、同玉、5四金ですよね。4四玉だと……4三飛ですか」
「同玉、3四金、5二玉、6三銀、4一玉、5二銀打、3二玉、4三銀成ですか。2三に金が滑り込めるのが大きいですね」
猿渡さんの言う通りだ。4五の角がめちゃくちゃ働いている。
だから、5四に合駒をするしかないんだけど……。
「5四角か5四銀で迷ったのですが……」
「角は渡すと不味そうですよね」
「しかし頭が丸いので、案外に銀打ちよりいい可能性もあります」
それもそうか……。
「5四角、7二銀、同玉、5四角までは、既定路線です」
「そこで6三銀打か6三金……6二金があったことを考えると、6三金でしたか」
猿渡さんは、自信なさげに金合いとした。
いやあ、これも普通に詰みそうだけど……。それに……。
「金を手放すと、先手の詰めろが解けませんか?」
私の指摘に、猿渡さんは眉を上げた。
「確かに……そうなると、6三には銀しか打てないのですね……」
「あと、6三金でも、6二金にどのみち同金とできないですからね。角が利いてます」
私の説明に納得したのか、猿渡さんは金と銀を入れ替えた。
限りなく本譜に近い図だ。違いは、本譜が銀2枚に対して、変化図は角銀ということ。
「6二金、同玉、5一銀……それとも、5一角ですか?」
猿渡さんの質問。私は、すぐには答えられなかった。どっちもありそうだ。
「……5一角の方が良さそうですね。7一玉に6二銀と打てますから」
私はそう言って、6二の地点を指し示す。
「なるほど、8二玉なら7三銀成から簡単な詰みですか。8一玉には8四香……」
要するに、本譜の5四銀合〜6三角合が最善だったわけね。
さて、そうなると問題は……。
「本譜は、微妙に逃れているかと思ったのですが……」
「そうですね……7一玉には、ちょっと焦りました。7二玉しか読んでなかったんで」
「まあ、これだけ持ち駒があれば、どうやっても詰みますよね。先手玉も、一時危なそうでしたけれど、足りなかった感じです」
そう言えば、あの8六歩以下の局面、先手ちゃんと助かってるのかしら?
……一応、確かめときますか。
「8六歩、同銀、同飛、同歩、8七歩のとき、先手は詰んでませんよね?」
私はそう尋ねながら、局面を前に戻した。
「単に同玉を予想してました」
と猿渡さん。単に同玉か……。私は言われた通り、歩を払ってみる。
「8九龍の追撃には、8八金打。これで後手負けでしょう」
……そっか、これで勝ってるのか。目から鱗だわ。
「だったら、なぜ8六歩を?」
「詰ます気はなかったんです。先手玉を危なくしてから、受けようかな、と。8七歩に9八玉と寄られたので、方針を変更してしまいました」
ああ、そういう裏話なんだ。私が危ない方に逃げちゃったから、受けずに駒を投入してきた感じなのね。本局は、それでも私が残してたけど、後手が詰まなかったら、9八玉が敗着になるところだったかも。
剣呑、剣呑。
「そもそも、中盤が酷かったですね。3七桂に4五角成は、完全にお手伝いでした」
はいはい、あの局面ですね。
「5五歩を取らずに、4三歩はなかったですか?」
「4三歩……少し戻しますか……」
「ふむ……先手はとりあえず5四歩と取り込みますか……」
「同銀ってします?」
私の質問に、猿渡さんは首を捻る。
「……普通はしたいところですよね」
「5五歩、同銀、5四角が嫌かな、と思うんですけど」
私がそう言うと、猿渡さんは10秒ほど考えて、6三に角を合わせた。
……あ、これでダメか。4三角成、3六角、5二馬に同玉で切れてる。
「じゃあ、5五歩はあんまり良くなかったですね。端攻めだったかもしれないです」
「そうですね、私も端攻めを本線に読んでました。3四歩の代わりに1五歩、同歩、同香、同香、同角ですか。香車を手に入れれば、先手の攻めにも幅が出そうです」
「ただ、どこに手を作るかが……」
室内に、パンと手を打つ音が響いた。振り返ると、志保部長の笑顔。
「はーい、それでは3回戦に入ります。2連勝の人は、手を挙げてください」
歩美先輩、それに続いて、姫野さんと甘田さんが挙手する。
さすがの面子ね。ただ、奇数なのが問題か。
「3人ですか……また誰かに抜けてもらうことになりますが……」
困った志保部長に、甘田さんが声を掛ける。
「あたしが抜けるよ。姫野vs駒込なんて、因縁の対決だしね」
ふーん、やっぱりそうなんだ……。って、それを面と向かって言いますか?
姫野さんは、華麗にスルーしてるけど……。歩美先輩は、ちょっと嬉しそう。
「で、では、2連勝同士で、姫野さんと駒込さんの対局を組みます。1勝1敗の人は?」
冴島先輩と鞘谷さんがまず手を挙げて、それから横溝さん。
3人か……これも奇数……。ん、何かが私の肘を小突いて……。
「おい、裏見、おまえもだろ?」
冴島先輩が、耳元で囁く。……あ、そっか。ボケてたわ。
私も挙手する。合計4人だ。駒桜が2人で、藤女が2人。ちょうどいいじゃない。
「藤花と駒桜同士の組み合わせにできますね。じゃんけんにしますか?」
「できれば裏見さんは、鞘谷さんと当てて欲しいですね。対局経験がないと思いますので」
猿渡さんの提案に、私と鞘谷さんは、お互いに目を合わせた。
これは……ついにきましたか?
場所:2013年度夏合宿
先手:裏見 香子
後手:猿渡 哲子
戦型:後手右玉
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △3二金 ▲5六歩 △5二金 ▲5八金右 △4三金右
▲7八銀 △5四歩 ▲7九角 △6二銀 ▲6六歩 △6四歩
▲7七銀 △6三銀 ▲7八金 △7四歩 ▲6九玉 △8四歩
▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △6二玉 ▲6七金右 △7三桂
▲3七銀 △5一角 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △8一飛
▲7九玉 △8五歩 ▲8八玉 △7二玉 ▲3六銀 △2二銀
▲1六歩 △1四歩 ▲4六歩 △6二角 ▲2六角 △3一飛
▲4五歩 △4二金寄 ▲4四歩 △同 金 ▲3五歩 △5二金
▲4八飛 △3三銀 ▲3四歩 △同 金 ▲6二角成 △同 玉
▲3二歩 △8一飛 ▲5五歩 △同 歩 ▲4一角 △4七歩
▲同 飛 △4六歩 ▲同 飛 △4五歩 ▲5二角成 △同 銀
▲4五銀 △同 金 ▲同 飛 △2七角 ▲3七桂 △4五角成
▲同 桂 △4九飛 ▲5四角 △6三角 ▲同角成 △同 玉
▲3三桂成 △1九飛成 ▲4二成桂 △8六歩 ▲同 銀 △同 飛
▲同 歩 △8七歩 ▲9八玉 △9七香 ▲同 玉 △8八銀
▲同 金 △同歩成 ▲4五角 △5四銀 ▲7二銀 △同 玉
▲5四角 △6三角 ▲6二金 △同 玉 ▲5一銀 △7一玉
▲6二銀打 △8二玉 ▲8四香 △8三金 ▲同香成 △同 玉
▲7三銀成 △同 玉 ▲8五桂 △8四玉 ▲8三金
まで119手で裏見の勝ち
《対戦成績》
駒込 猿渡○ 横溝○ 姫野
姫野 木原○ 冴島○ 駒込
甘田 裏見○ 木原○ 大川
冴島 鞘谷○ 姫野● 横溝
横溝 大川○ 駒込● 冴島
裏見 甘田● 猿渡○ 鞘谷
鞘谷 冴島● 大川○ 裏見
大川 横溝● 鞘谷● 甘田
猿渡 駒込● 裏見● 木原
木原 姫野● 甘田● 猿渡