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こちら、駒桜高校将棋部  作者: 稲葉孝太郎
番外編 2013年度 四市対抗オールスター戦(2014年1月12日日曜)
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(3)ほんわかする少女

 あぁ、お気楽、お気楽。

 抜け番になった私は、廊下のベンチで思いっきり背伸びをした。

 食後のお茶を飲みながら、休憩。

 私がそんな風にぼんやりしていると、左側から誰かが歩いてきた。

 ちらり……げッ! 開会宣言の子だ。

 ……嫌な予感がする。

 私は視線を右に向けて、相手が通り過ぎるのを待った。

「うにゅ?」

 少女は変な声を発して、いきなり足を止めた。

 ……なんで私の前で立ち止まるんですか。早く行ってください。

 少女は手を胸元でくねくねさせながら、私の顔を覗き込んできた。

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………

 目逸らし。

 私は左に視線を移した。

 少女も体をひねって、もう一度私の顔を覗き込んでくる。

 うわぁ……これは……ヤバい……。

「ふえぇ、どっかで見た人なのですぅ」

 知りません。存じません。記憶にございません。

「私の名前はぁ、お花って言いまぁす。あなたのお名前、なんですかぁ?」

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………

「お名前を教えてくださぁい」

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………

「ふえぇ、ぐすん」

 ああ、もう分かったわよ。教えてあげるから。

裏見(うらみ)

「変わった名前なのですぅ」

 第一声がそれかい。

 まあ、親戚以外に会ったことないけどね、この苗字。

「下の名前は、なんですかぁ?」

香子(きょうこ)

「どういう字ですかぁ?」

「香車の香に子供の子よ」

「ほえぇ、カッコいいのですぅ」

 そうですとも。

 おじいちゃんが付けてくれたんだから。

 香車みたいに真っ直ぐ生きなさいって意味なのよ。

「じゃあ、香子ちゃんって呼ぶのですぅ」

 いきなり馴れ馴れしくなってきた。いや、最初からか。

「香子ちゃんの好きな動物は、なんですかぁ?」

 ……答える必要あるの?

「……犬かな」

 私がそう答えると、お花(?)さんの顔色がパッと明るくなった。

「お花もワンちゃん大好きですぅ。毎日モフモフしてますぅ」

 うーん、なんというか、ヤバい人に話し掛けられてる感がぷんぷんする。

 これが道ばただったら、速攻で逃げ出してるシチュエーションだ。

「桐野さーん、桐野花さーん、試合が始まりますよー」

 廊下で男子が叫んだ。

 これは助け舟。

「あなたのこと、捜してるんじゃない?」

「みたいですぅ。またあとで遊ぶのですぅ」

 お花さんは、そのまま会場へ戻った。

 と、私もそろそろ戻らないとね。荷物番、荷物番。

 会場に戻ると、千駄(せんだ)さんと姫野(ひめの)さんは30秒将棋を指していた。

 熱心なことで。

「裏見さんは、観戦してていいよ」

 と千駄先輩。

「荷物番があるんじゃないですか?」

「それならふたりで足りてるから。勉強してきなよ」

 ふむ……では、お言葉に甘えて……。

「失礼します」

 私は対局テーブルへと向かった。

 んー、どこが面白そうかしら……訊いてくればよかったかな……。

 

 ドン

 

「っと、ごめんなさい」

 え? 人とぶつかった? なんで? だれかいた?

 私はキョロキョロする……だれもいない。

「ここですよ、ここ」

 下の方から声が聞こえてきた。

 視線を思いっきり下ろすと、そこには……。

「弾き飛ばされるかと思いました」

 眼鏡を掛けたおかっぱ頭の少女が立っていた。

 ちっさッ! 小学生? ……じゃないわね。

 本榧(ほんがや)の制服を着ている。

「あ、今、私のことチビだと思いましたね?」

 ギクリ。

「そ、そんなことは……」

「冗談ですよ、冗談。ところで、あなたは駒桜市立の生徒ですか?」

「はい」

「何年生の方ですか?」

「1年です」

 私が答えると、少女は眼鏡のフレームを摘んで、上げ下げした。

「同学年ですか」

 こっちがびっくりだ。年上でもびっくりだけど。

「見かけたことがありませんね。誰かの応援で?」

 む、舐められてるわね。

「いえ、十傑です」

「あ、そうですか、これは失礼しました」

 少女は、素直に謝った。

「私は、吉備(きび)と言います。吉備地方の吉備ですね。あなたは?」

「裏見です。裏側を見る」

 さっきから、ですます調で喋ってるけど、タメ口でもいいんじゃないかしら。

「裏見さんですか……あなたも、お花さんの将棋を観に?」

 ん、お花さんの名前が出た。

「そういうわけじゃないです」

「お花さんの将棋は、ぜひ観るといいですよ」

 へぇ、そうなんだ。じゃあ、よく分かんないし、そうしましょ。

「分かりました」

「では、このへんで」

 吉備さんはそう言って、パタパタと対局テーブルに戻って行った。

 礼儀正しいようでいて、あっけらかんとした子だったわね。

 えーと、お花さんの対局席は……おっと、久世(くぜ)先輩だ。

 テーブルに向かい合って、お花さんと久世先輩が対峙している。

 美女と野獣?

「それでは、振り駒をお願いします」

 運営の指示に従って、三宅(みやけ)先輩が振り駒。

「……駒桜市、偶数戦だ」

「艶田市、奇数先です」

 ということは、4番席の久世さんが先手か。

 どう仕留めるか、見せてもらいましょう。

「対局準備ができていないところはありませんね? ……では、始めてください」

「よろしくお願いします」

 久世さんは、その大きな体を折り畳んだ。

「よろしくお願いしまぁす」

 お花さんは、チェスクロをポチッと押す。

 7六歩、3四歩。普通の出だしね。

「6六歩」


挿絵(By みてみん)


 ん、振り飛車にした?

 久世先輩って、居飛車党だったような……。

「ふえぇ、お花のほんわか向かい飛車ができないのですぅ」

 お花さんは、ちょっとがっかりした模様。

 そのための振り飛車?

 っていうか、ほんわか向かい飛車ってなによ。

 オリジナル戦法?

「桐野くんの番だぞ」

「3二飛ですぅ」

 相振り飛車になりそう。

 7八銀、6二玉、6七銀、3五歩、7七角、4二銀、8八飛。


挿絵(By みてみん)


 ですよねぇ。一番オーソドックスな形になった。

「7二銀としまぁす」

「8六歩」

 7一玉、9六歩、9四歩、8五歩、3六歩。

 お花さんは、早速仕掛けた。

 同歩、同飛、8四歩、同歩、同飛、8三歩、8五飛、3四飛。

 お互いに指し手は速い。

 あんまり考える局面でもないか。

 3七歩、3三銀、4八玉、5二金左、3八銀。両者美濃。

 金無双って、ほとんどみなくなったわね。プロでもアマでも。

 4四銀、6五歩、3三角、5八金左。

「ニョキニョキしまぁす」

 お花さんは、2四歩と突いた。


挿絵(By みてみん)


 このまま2五歩〜2四飛〜2六歩かしら。

 3九玉、2五歩、2八玉、2四飛。ほらね。

「ずいぶんと熱心に観てるわね」

 ん、この声は……。

「サーヤ、どうかした?」

「先輩ふたりに荷物番任せるって、どうなの?」

「それは、ふたりでいいって言われたから……」

「いいって言われたらいいってもんじゃないでしょ」

 そりゃ体育会系の理屈でしょ。

 元陸上部だから、言いたいことは分かるけど、ここは文化部。

 ルーズにいきましょう。

「お花さんのこと、知ってる?」

 私は話題逸らしで尋ねた。

「知ってるわよ」

「個人的に?」

 サーヤは頷き返した。

 さすがに中学生からやっていると、面識があるらしい。

 神崎(かんざき)さんの件と言い、私だけ浮いてる感じね。

「強い?」

「あー、それは観てたら分かるかな」

 サーヤは意味深なことを言った。

「それって、どういう……」

「駒桜の役員の方ですか?」

 見知らぬ男子が、サーヤに声を掛けた。

「そうですけど?」

「打ち上げの相談があるので、少しお時間よろしいですか?」

「はい」

 サーヤが離脱。

 私は対局を見直す。


挿絵(By みてみん)


 進んでるわね。

 これは……5六銀、2六歩、同歩、3五銀かな?

 次は3三角成でしょ。

「決戦だな。3三角成」

 久世先輩は、鼻息荒く角を交換した。

 同桂、6六角、4四歩。

 お花さんも、そこそこ手が速いわね。神崎さんほどじゃないけど。

「もっと平和にいくのですぅ」

 将棋でしょ。盤上の格闘技よ。

「これはなにかありそうだな」

 久世先輩は、長考を始めた。

 確かに、これだけごちゃごちゃしてると、なにかありそう。

 例えば……6四歩とか? これが銀当たりだから、同歩と取れない。

 4五桂と跳ねて、4六歩(いきなり4五同銀は、2六飛が王手角取り)、同銀、4五銀、同歩、同飛。これが銀当たりで勝ち……じゃないか。3七銀成があるわね。


挿絵(By みてみん)


 (※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)

 

 同桂なら2六飛が王手角取り。同銀なら2七歩、同玉、5四角が王手飛車取り。かと言って2七歩に3八玉と逃げるのは、6四飛くらいでダメ。先手負けだ。

 うーん、結構難しいのか。4六歩が利かないとなると……。

「こうだな」

 久世先輩は、6四歩、4五桂に7七角と引いた。

 なるほど、角が浮いてるから2六飛の筋ができる。それを回避したわけか。

 冷静ですね。

「うにゅ? それでいいんですかぁ?」

 お花さんは、笑顔で首を傾げた。

「反則手じゃないぞ?」

「これもう先手負けなのですぅ」

 は? なにを言ってるんでしょうか……。

「せ、先手負け?」

「まずこうしてぇ」

 お花さんは、3六歩と打った。

 同歩、2六銀、2七歩。

「次にこうしたら終わりですぅ」


挿絵(By みてみん)


 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………

「なん……だと……」

 久世先輩は、顔面蒼白になる。

 え? 終わってる?

 3七同桂、同桂成、同銀、同銀成……攻め駒が足りないような……あッ!

 違うッ! 3七同桂、同桂成、同銀、2七銀成だわッ!

 3九玉、3七成銀で終わってるッ!

「し、しまった、相振りでよくある筋じゃないか……」

 久世先輩は両手の拳をにぎって、わなわなと震えた。

「えへへぇ、投了しますかぁ?」

「それはできん。他が対局してるからな」

 久世先輩は、3七同桂とした。

 同桂成、同銀、2七銀成、3九玉、3七成銀。

「3八金だ」


挿絵(By みてみん)


 これくらいしか、受ける手はない。

「2八銀ですぅ」

 お花さんは、重たく打った。普通に3八同成銀もあったと思う。

 2八銀は、2五歩なんかの止めを警戒した手だ。

 4九玉、3八成銀。

「5九玉」

 久世先輩は、どんどん左に逃げる。

 同玉、2九銀不成もあったような……4九玉、2八飛成……あ、これがいきなり詰めろなのか。でも、お花さんはさっき、その順を選ばなかったし……んー、必勝形だから、あんまり深く考えてないのかなあ。

 2七飛成、6三歩成、同金、5五桂、7四金(強い)、8八飛。


挿絵(By みてみん)


 金で顔面受けされるのはキツい。ただ、後手陣も薄くなった。

 3七銀成、6三歩(ここが急所)、2九龍、6八玉、1九龍。

 最後の1九龍が冷静。6四香と打てば、合駒ができない。

 7八玉の早逃げもあるけど……。

「1六角」

 久世先輩は、それでも攻めをみせた。

「6四香でぷすぷすしますぅ」

「7八玉」

「6六桂ですぅ」


挿絵(By みてみん)


 さすがに……これは……。

 8七玉、5八桂成、9八玉。飛車筋をムリヤリ通す。

「ほえぇ、6一角成、同銀、8三飛成はダメですぅ」

 8三飛成に8二金は、6二金、同銀、同歩成、同玉、8二龍。

 代わって7二金も、6二金、同銀、同歩成、同玉、6三歩。

 粘りが功を奏してきた。

「受けまぁす、9二金」

 うわ、すごいところに金を打った。

 でも、9八に玉がいるからアリだ。8二にスペースを作る方針。

 それに、8四歩なんかの受けは、7五歩で困る。

「て、手がなくなったか……」

 久世先輩は額に汗しながら、4三角成と馬を作った。

「5二金打ですぅ」

 手堅い。5三馬からの王手を消した。

 1六馬、5七成桂、4三桂成、6三金、5二成桂、5六成桂、6一成桂、同銀、5一金、7二銀打、6一金、同銀、5二銀、同銀、同馬、6二金打。


挿絵(By みてみん)


 攻めが切れたっぽい。

 1六馬、6七香成(反撃開始)、4四角、7九龍。

「次に6六成桂が詰めろですぅ」

 言わなくてよろしい。

「そっちは寄らないし、こっちは受けがない……投了だ」

 久世さんは、大きく溜め息を吐いた。

「ありがとうございましたぁ」

 お花さん、満面の笑み。

 こうやって笑ってるだけなら、女優さんに見える。笑ってるだけなら。

「いやはや、酷かったな。50手台で敗勢とは」

 久世先輩は、額の汗を拭う。

「粘られちゃったのでぇ、ちょっとひやひやしたのですぅ」

 どこかで受け間違えたら、一発で終わってたわよね。

 9二金と5二金打が冷静だったと思う。

「7七角のところで、どうしたらよかった?」

 久世先輩は、問題の局面に戻した。


挿絵(By みてみん)


「ここはぁ、もうお花の勝ちな気がしまぁす」

 えぇ、それはどうなの? 先走り過ぎじゃない?

「なにかある気もするんだが……」

「でもぉ、一番ありそうな4六歩が成立しないのですぅ」

 確かに、それは私も読んだ。6六角の位置が悪い。

「とはいえ、そっちの順がまだマシだったな。4六歩、同銀、4五銀、同歩、同飛、3七銀成、同玉、3六歩、4八玉みたいに指すんだった」

「うにゅ? それは2八角か7八角がありますよぉ?」


挿絵(By みてみん)


「そ、そうか、それがあるのか……」

 これも終わってるっちゃ終わってるけど、3七角以下よりはずっといい。

 久世先輩、苦しいけどこっちを選んだ方がよかったわね。

「たぶん、角さんと飛車さんのバランスが悪いのですぅ」

「この場合は金無双の方がいいのか……先人の知恵は偉大だな」

 そう言われてみると、金無双って美濃に組みにくいから流行ってたのよね。上からの攻めにはすごく弱いのが美濃。そのあたりに気を遣わなかった久世先輩の構想ミスってことに。

「最後は手数稼ぎして悪かったね。ありがとうございました」

「ありがとうございましたぁ」

 お花さんと久世先輩は一礼して、席を立った。

「あ、香子ちゃんがいるのですぅ」

 げげ、見つかった。

「お花のほんわかふわふわな将棋、観てくれましたかぁ?」

 まあ……嘘は吐かない方がいいわよね。

「観てたわよ」

「えへへぇ、嬉しいのですぅ」

「お花さんって、将棋強いのね」

「そんなことないですぅ。県代表レベルくらいですぅ」

 県代表ッ!? この子がッ!?

 雲の上の存在だったんだ……いろいろ衝撃的……。

 どうりで開会式の挨拶してるわけだわ。

「香子ちゃんのお顔、これまで見たことないのですぅ。新人さんですかぁ?」

「将棋は子供の頃からやってたけど、大会は高校からよ」

「えへへぇ、美人さんで羨ましいのですぅ」

 あらやだ、口がうまいのね。

「お花さんこそ、モデルさんみたいじゃない」

「姫野お姉様も加えて、3人で『将棋世界』の表紙になるのですぅ」

 売上げ伸びそう。

「それじゃ、またあとで遊ぶのですぅ」

 お花さんはそう言って、艶田のブースへと戻って行った。

場所:2013年度 四市対抗オールスター戦 2回戦

先手:久世 友治

後手:桐野 花

戦型:相振り飛車


▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3二飛 ▲7八銀 △6二玉

▲6七銀 △3五歩 ▲7七角 △4二銀 ▲8八飛 △7二銀

▲8六歩 △7一玉 ▲9六歩 △9四歩 ▲8五歩 △3六歩

▲同 歩 △同 飛 ▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩

▲8五飛 △3四飛 ▲3七歩 △3三銀 ▲4八玉 △5二金左

▲3八銀 △4四銀 ▲6五歩 △3三角 ▲5八金左 △2四歩

▲3九玉 △2五歩 ▲2八玉 △2四飛 ▲5六銀 △2六歩

▲同 歩 △3五銀 ▲3三角成 △同 桂 ▲6六角 △4四歩

▲6四歩 △4五桂 ▲7七角 △3六歩 ▲同 歩 △2六銀

▲2七歩 △3七角 ▲同 桂 △同桂成 ▲同 銀 △2七銀成

▲3九玉 △3七成銀 ▲3八金 △2八銀 ▲4九玉 △3八成銀

▲5九玉 △2七飛成 ▲6三歩成 △同 金 ▲5五桂 △7四金

▲8八飛 △3七銀成 ▲6三歩 △2九龍 ▲6八玉 △1九龍

▲1六角 △6四香 ▲7八玉 △6六桂 ▲8七玉 △5八桂成

▲9八玉 △9二金 ▲4三角成 △5二金打 ▲1六馬 △5七成桂

▲4三桂成 △6三金 ▲5二成桂 △5六成桂 ▲6一成桂 △同 銀

▲5一金 △7二銀打 ▲6一金 △同 銀 ▲5二銀 △同 銀

▲同 馬 △6二金打 ▲1六馬 △6七香成 ▲4四角 △7九龍


まで108手で桐野の勝ち

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