184手目 ニヤつく少女
桐野 駒込○ 大場○
吉備 ポーン○ 鞘谷○
神崎 裏見○ 飛瀬○
鞘谷 来島○ 吉備●
飛瀬 横溝○ 神崎●
大場 甘田○ 桐野●
駒込 桐野● ポーン○
甘田 大場● 来島○
裏見 神崎● 横溝○
横溝 飛瀬● 裏見●
来島 鞘谷● 甘田●
ポーン 吉備● 駒込●
「大丈夫?」
飛瀬さんは、頭にコールドシートを貼っていた。
「ちょっと能力を使い過ぎただけなので……」
のぼせたって正直に言いなさい。
「目隠し将棋で卒倒とは、なかなかのレアケースですね」
吉備さんは、じと目でこちらを見つめた。
申し訳ございません。
「無事で良かったのですぅ。天国へ行くのは、まだ早いのですぅ」
桐野さんは、心配しているのやらしていないのやら、よく分からない。
「えー、それでは第3局を始めます。組み合わせは、桐野さんvs吉備さん、神崎さんvs私、飛瀬さんvs大場さん、駒込先輩vs横溝さん、甘田先輩vs裏見さん、来島さんvsポーンさん、OK?」
サーヤの発表に合わせて、みんな席を移動した。
今日はこれで最後だし、気合いを入れて行きましょう。
「香子ちゃん、よろしくぅ」
甘田さんは、いつものニヤニヤスマイルで着席。
ここまで一回も勝てていない相手だ。
棋力的には、勝ててもおかしくないはずなんだけど……相性の問題かしら?
「じゃ、振り駒させてもらうよぉん」
甘田さんは歩を掻き集めて、ぽいと宙に放る。
表が3枚。甘田さんの先手だ。
「対局準備が整っていないところはありますか?」
返事なし。
「それでは、対局を始めてください」
「よろしくお願いします」
私はチェスクロのボタンを押す。
7六歩、3四歩、6六歩、8四歩、7八飛。
ま、こうなるわよね。
甘田さんは、三間飛車党。
8五歩、7七角、6二銀、4八玉、4二玉、6八銀、3二玉。
「今回は、どういう趣向で来るのかな?」
甘田さんはニヤつきながら5六歩。
やっぱりコーヤン流だ。このへんが大場さんと微妙に違う。
3三角、5八金左、2二玉、3八銀、1二香。
「穴熊かぁ」
待ってましたと言わんばかりの表情。
3九玉、1一玉、4六歩、2二銀。
普通に組ませてくれた。ただ、過去も穴熊に潜って負けている。油断できない。
3六歩、5四歩、1六歩、4二角、5七銀。
んー、どうなの?
どっちも変則的な形になっちゃった印象。
3二金、1五歩、5一金、3七桂、5三銀。
3二金じゃなくて、3一金だったかな……でも5一金〜4一金右〜3一金寄とすれば、結局は同じこと。それに、上部が若干怖い。
「4五歩と突きたいけど……こっちが先かな」
甘田さんは、4七金と囲いを優先した。
次に4五歩は見えている。コーヤン流だから、4五歩〜4六銀という形が理想的なはず。だったら、ここは先に……。
こう?
「自分から突かれに行くスタイル? ……あ、3三銀か」
正解。
4五歩〜3三銀引と、手順に固める作戦。
「だったら、すぐに4五歩は損かな……6五歩」
以下、3三銀引、2六歩、4一金と進んだ。
このまま4枚穴熊へレッツゴー!
「これはちょっと考えないとマズいね」
甘田さんは長考に入った。
私も続きを読む。
第一候補は……よく分からない。普通に考えるなら、4五歩、3一金寄、4六銀と盛り上がって、5九角みたいな展開かな。この場合は、どこかで2八玉と上がりそう。でないと、流れ弾に当たる虞がある。あるいは、捻って2九玉。
4六銀に対するこっちの応手は……7四歩? 4枚穴熊だと、あんまり手がないのよね。7四歩……5五歩?
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
同歩、同角は許せないから、5二飛、5八飛、7三桂……いや、先に7五歩だわ。同歩なら同角が王手。まさに流れ弾ってやつよ。だから先手は無視して5四歩、7六歩、8八角、8六歩……ん? あんまり冴えない? 同歩、8二飛と戻れない……5三歩成がある。
だったら、7四歩、5五歩の仕掛けに速攻で7三桂は、どうかしら? 5四歩、6五桂、5九角、8六歩、同歩、同角、8八飛……続かないか……ん、待ってよ、そこで7五角の鬼手だと?
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
これ、先手が死んでない?
3九玉の位置が悪過ぎる。
私が顔を上げると、甘田さんは腕組みをして、体を前後に揺らしていた。
「……4六銀と出れないね」
どうやら、同じ結論に達したようだ。
「いやぁ、参ったね」
甘田さんはあぐらを掻いたまま、イヒヒと笑った。
パンツ見えてますよ。
「じゃ、こうしてみようか」
ふわッ!?
4八銀? ……1秒も読んでない。
けど、意図は分かる。4五銀と出れないなら、引いて使えってことだ。
さっきまでの流れ弾の筋は消えている。
でもでも、これは3一金寄でいいんじゃないかしら?
私は念入りに読む。なんか罠がありそう。3一金寄……7五歩? 同角、3三角成……は4八角成が王手だから無問題ね。再度7五同角……2五桂? 2四銀、2二角成、同金上、7五飛は、こっちの銀損。なるほど、この筋があるのか。
ということは、3一玉の前に7四歩? ……5五歩が気になるわね。同歩、同角はダメだから、5二飛、5八飛と寄って、8六歩、同歩、5五歩、同飛、同飛、同角。これは……先手の方がいいかしら? 7九飛、9一角成、8九飛成、7一飛が金当たり。以下、3一金寄に8一飛成は、こっちの角が使いにくい。遡って5五飛のときに5四歩と収めて、5八飛、3一金寄と固めたいかも。
私は悩んだ。あらかじめ3一金寄と固めるか、7四歩を優先するか。
どちらの局面にも、あまり飛び込みたくない。
「……」
「えへへぇ、今日はカニさんと遊んだのですぅ」
「だからカニカニ銀なんですか?」
「丸子ちゃん、名推理ですぅ」
「不利になっているのが、かなりショックです……」
そこ、静かに。
私は、持ち時間が7分を切ったところで、7四歩と突いた。
甘田さんはうんうん頷いてから、5五歩と開戦した。
5二飛、5八飛、8六歩、5四歩。
うッ……読みと違う……まさかここを手抜くなんて……。
私は背筋を伸ばして、深呼吸する。
こういうときこそ、冷静にならなくっちゃね。うん。
8七歩成に……6六角と逃げる気か。ただ、これは5五歩の止めが効かない? 同飛なら7八とと入れる。同角なら5四飛、9一角成、5八飛成、同金、7九飛が王手桂馬取り。9一角成のところで3三角成と突っ込むのは、5八飛成、2二馬、同金、5八金、7九飛、5九歩、8九飛成……ん? こっちが悪い? また4一の金が浮いてる。
どうやら、攻め合いはマズいらしい。となると、受け……5五歩、同角、5四飛、3三角成には、素直に同角と取って、5四飛、9九角成かしら? 7一飛、3一金寄、8一飛成、7八と……いやぁ、これも冴えない。
私は、前の読みと後の読みを比較した。
……………………
……………………
…………………
………………
前者の方が粘れるかも。3三角〜9九角成が入れば、相当いい勝負。
私は8七歩成とした。
「6六角だよぉん」
5五歩。
「4五桂」
えッ……また読んでない手……。
私は前のめりになる。
……………………
……………………
…………………
………………
5四飛、3三桂成、同角で、何が悪いの?
……あ、4五銀か。しまった、これを軽視してたわ。
5二飛、3四銀、5一角、5五飛、同飛、同角、7三角……あれ? これって、さっき私が読んでたときよりも、かなりマシなような……。
5五同角と突っ込まれた方が、困ったと思う。読み抜けてる?
私はもう一度同じ筋を読んで、ほぼ変化がないという結論に至った。
「……5四飛で」
以下、3三桂成、同角、4五銀、5二飛、3四銀、5一角、5五飛、同飛、同角、7三角と進んだ。読み筋通り。
「同角成」
同桂ッ!
「8一飛」
総交換。正確には、銀桂交換だ。
とりま、3一金寄と逃げまして……む、4五角か。
大ピンチに見えるけど、そうでもない。甘田さんも難しそうな顔している。
ここの対応はズバリ……4四歩ッ!
「んー、やっぱ引っかからないよねぇ……5四角」
5三飛ッ!
「あちゃー、角が死んじゃった」
甘田さんは3二角成と切って、同金に5四歩と叩いてきた。
これは取らざるを得ない。同飛。
「ガジガジいくよ」
さすがにこれは無視できない。3二金とされると、必至寸前。3一金。
「参ったな……手が続かないや……」
5五歩のときに、同角とした方が良かったんじゃないですか、先輩?
「駒渡してもらおうか。2八玉」
手渡し……6七角。
5六歩、5一歩、9一飛成、3三歩。
ガチガチの固め合いだ。
「引くしかないね」
2五銀。これで余裕ができた。
4五歩ッ!
同歩なら6五桂が王手龍の準備で味よし。
「取らないよ」
甘田さんは先に8二龍として、桂馬の確保を急いだ。
ここで4六歩、同金、6五桂……いや、4六歩も取らないか。
むしろ6五桂の単跳ね……それとも……。
私は30秒ほど読んで、2四歩を選択した。
当然の1六銀に6五桂だ。
「厳しくなってきたねぇ」
ですね。私が優勢と見ました。
甘田さんは3七銀左として、4六歩に備える。
急所の6四角に、8七龍。
ん? 自陣龍?
「……あッ」
「角が死んでるね」
ぐぅ……4九角成。
同銀、4六歩、同金、同角。
うらうら、龍さえいなけりゃ穴熊は安泰なのよ。
同銀、5六飛、3七角。
私はもう一発4五歩と叩いた。
「3二香」
さあ、ここからの寄せ合いが重要。
私は気合いを入れ直す。
無視して3一香成を許すのは、さすがに無理。だから一旦4一金と逃げて、4二歩とさせてから攻勢が第一感。手順は……4六飛? 同角、同歩、4一歩成。これが一手スキ。だから詰めろ詰めろで迫れば勝ち。詰めろは……私は湯呑みを傾けながら、一心に読んだ。
……まさかの3九銀、同玉、5七角、同龍、同桂不成が詰めろ?
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
3一と、4九桂成、同玉は4八銀以下、簡単な詰み。取らないで2八玉は、3七金と捨てて、同玉、4七飛、2八玉、3九銀、1八玉、2八金まで。2八玉のところで2九玉は、3九飛、1八玉、3八飛成、2八銀、2九銀、1七玉、2八龍、同玉、3八金、1七玉、2八銀、2七玉、3七金打まで。2八銀合を角合に変えても同じだし、飛合なら同龍、同玉、3七金以下、最初に2八玉と逃げたバージョンへ合流。
5七桂不成は詰めろね。問題は、受けられたときだわ。5七桂不成……4八銀打? ここで詰めろが続かないと私の負け……詰めろ……詰めろ……4七飛とか?
(※図は香子ちゃんの脳内イメージです。)
3一となら、4九桂成、同玉、4八飛成、同玉からの並べ詰み。4七同銀は、同歩成がまた詰めろのはず。4七歩成、3一と、4九桂成、2九玉、3九成桂、1八玉……ん? 詰まない? ……いや、3九成桂じゃなくて3八金と打てばいいのか。1八玉の一手に2九銀、1七玉、2八銀、2七玉、3七と。
ふむふむ、どうやら4七飛は詰めろみたいね。念のため、4八金の受けも読みましょう。4八金、4七飛、同金、同歩成、3一と、4九桂成、2九玉、3八金、1八玉……1七金、同玉、2八銀、1八玉、1七金。オッケー。
私はチェスクロを確認する。
残り時間は、私が47秒、甘田さんが2分。
私は4一金と寄った。
「ま、一種のテクニックだよね」
甘田さんも予想済みだったらしく、ノータイムで4二歩。
そこで私は4六飛と切った。
「うへぇ、切るの?」
どうやら、違う手を読んでいたようだ。チャンス。
「ああして、こうして……」
甘田さんは、空中で指差し確認。
「そっか……そういうことか……」
ピッ。甘田さんの持ち時間が1分を切った。
「いや、参ったね」
甘田さんは動きを止めて、じっと盤面に見入る。
ピッ。30秒将棋に突入。
「……」
ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ! パシリ!
同角。
私は同歩と取って、4一歩成に3九銀、同玉、5七角と王手する。
その間に、私も30秒将棋へ突入。
「うーん……」
甘田さんは29秒まで悩んで、同龍。
私は同桂不成と突っ込む。
「これさすがに詰めろだよね……」
詰めろです。
3一ととしてくれると、ありがたい。
「読みきれないけど、受けとこ」
甘田さんは4八金とガードした。
もらったッ! 4七飛ッ!
「ひえぇ」
甘田さんは両手を後頭部に当てて、ゆらゆらと上半身を揺らす。
ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ!
「こうッ!」
ッ!?
「これで受かってなかったら降参」
私は甘田さんの挑発を無視して読む。
同飛成、同銀、4七飛の打ち直しは……さすがに詰めろじゃないっぽい。
4九桂成、同金、同飛成、同玉、4八銀、同玉、4七金、同飛、同歩成……。
ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ!
「3七金ッ!」
私は金を打った。
4九桂成からは詰まないと判断したのだ。
「同飛」
同飛成、同金、4七金。
「2七金」
私は青くなる。
これは……パッと見、詰まない……。
ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ!
「4九桂成ッ!」
「こっちもギリギリだね……2八玉」
3八飛、1七玉、3七金。届いてちょうだい。
「……1八金」
まだ受けるの? 何かあった?
2七金は同銀で絶対に詰まないから……詰まないから……。
ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ! パシリ!
3五桂……自分で指しといてなんだけど、これは……。
同歩、3六銀、同金、同金。
「2八銀」
うわぁ……3七飛成〜2六金の頓死筋が消えた……。
私は4七歩成と手を渡し、3一とに同銀と取った。
同香成に2二金。
「あぁ、そういうのもあるのか……」
一瞬感心した甘田さんだったけど、すぐに顔色を変えた。
「あれ、でもそれって……」
甘田さんは顎に手をあてて10秒読んだあと、桂馬を摘んだ。
あ、終わった。
……詰んでるわね。
「負けました」
「ありがとうございました」
甘田さんは手揉みをして、満面の笑みを浮かべた。
「最後、こっち勝ってた? ヒヤヒヤもんだったけど」
「……ちょっと分かんないです」
冗談抜きで、どっちに転んでもおかしくなかったような……。
「3七金と寄ったとき、受ける必要ありましたか?」
「あるよん。放置で3一とは、2八銀、1八玉、1九銀成、同玉、1七香で詰むから」
2八銀、1八玉……あ、そっか、詰んでるんだわ。
「っていうか、よく考えたら3六銀に同金って取る必要なかったよね、あたし」
甘田さんは、その局面まで戻した。
「3一とと寄って、2七銀成、同銀、同金、同金で詰まないっしょ?」
……っぽいわね。
「そうですね。詰まないと思います」
「途中、3八飛じゃなくて、3八銀だったら?」
「どこですか?」
「4九桂成、2八玉に3八銀」
私たちは、さらに局面を戻す。
ここか……。
「詰めろになってない気がしますけど」
「そっかな?」
甘田さんは、3一とと入った。
「まあ、初手は2七銀成だよね」
「同銀、3七金打ですか?」
「1七玉だと?」
「2七金、同玉、3七飛、1六玉、2七銀、1七玉、3八銀不成、1八玉、2七飛成。この順は詰みますね。2七金に1六玉も……」
ん? 詰まない?
2六金、同玉、2五飛、1六玉、2七銀、1七玉、2八銀不成、1六玉。これはアウト。2六金に代えて2五銀も、2七玉、3七飛、1八玉で、ギリギリ詰まない。
「2七金に1六玉は詰まないですね」
「そっか、じゃあ本譜の方がいっか」
私たちは、2七飛の受けの周辺を調べて、さらに5五歩、同角の順も調べた。
しばらくして、手を叩く音が聞こえる。
「はーい、そこまで。そろそろお開きにしましょう」
サーヤだった。
「まだ早くない?」
と歩美先輩。
時計を見ると、9時を過ぎたばかりだ。
確かに早い。
「本将棋ばかりじゃ飽きるから、ここいらでパーティーゲームしようよ」
甘田さんの提案。
この時点で悪い予感しかしない。
「パーティーゲームって何よ?」
歩美先輩は、あまり乗り気でなさそう。
「ズバリ、罰ゲーム付きの必至・詰め将棋早解き選手権ッ!」
えぇ、という声が、部屋の端から漏れた。
「絶対勝てないよぉ……」
来島さんは、しょんぼり。
「大丈夫、大丈夫、罰ゲームは一人一回まで」
「一度罰ゲームを受けた者は、順位レースから外れるわけだな?」
神崎さんはルールを確認した。
「そういうこと。椅子取りゲーム方式だよ」
ふむ、椅子がどんどん少なくなるわけですね。
下手すると、2番目に解いても罰ゲームがありうる。
「ま、将棋ができるなら何でもいいわ」
さすがは歩美先輩。恐れ入ります。
「じゃ、テーブルを片付けて始めるよぉん」
場所:2014年度夏合宿
先手:甘田 幸子
後手:裏見 香子
戦型:先手コーヤン流三間飛車vs後手居飛車穴熊
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩
▲7七角 △6二銀 ▲4八玉 △4二玉 ▲6八銀 △3二玉
▲5六歩 △3三角 ▲5八金左 △2二玉 ▲3八銀 △1二香
▲3九玉 △1一玉 ▲4六歩 △2二銀 ▲3六歩 △5四歩
▲1六歩 △4二角 ▲5七銀 △3二金 ▲1五歩 △5一金
▲3七桂 △5三銀 ▲4七金 △4四銀 ▲6五歩 △3三銀引
▲2六歩 △4一金 ▲4八銀 △7四歩 ▲5五歩 △5二飛
▲5八飛 △8六歩 ▲5四歩 △8七歩成 ▲6六角 △5五歩
▲4五桂 △5四飛 ▲3三桂成 △同 角 ▲4五銀 △5二飛
▲3四銀 △5一角 ▲5五飛 △同 飛 ▲同 角 △7三角
▲同角成 △同 桂 ▲8一飛 △3一金寄 ▲4五角 △4四歩
▲5四角 △5三飛 ▲3二角成 △同 金 ▲5四歩 △同 飛
▲4三金 △3一金 ▲2八玉 △6七角 ▲5六歩 △5一歩
▲9一飛成 △3三歩 ▲2五銀 △4五歩 ▲8二龍 △2四歩
▲1六銀 △6五桂 ▲3七銀左 △6四角 ▲8七龍 △4九角成
▲同 銀 △4六歩 ▲同 金 △同 角 ▲同 銀 △5六飛
▲3七角 △4五歩 ▲3二香 △4一金 ▲4二歩 △4六飛
▲同 角 △同 歩 ▲4一歩成 △3九銀 ▲同 玉 △5七角
▲同 龍 △同桂不成 ▲4八金 △4七飛 ▲2七飛 △3七金
▲同 飛 △同飛成 ▲同 金 △4七金 ▲2七金 △4九桂成
▲2八玉 △3八飛 ▲1七玉 △3七金 ▲1八金 △3五桂
▲同 歩 △3六銀 ▲同 金 △同 金 ▲2八銀 △4七歩成
▲3一と △同 銀 ▲同香成 △2二金 ▲2三桂
まで137手で甘田の勝ち
【合宿最終成績】
桐野 駒込○ 大場○ 吉備○
神崎 裏見○ 飛瀬○ 鞘谷○
吉備 ポーン○ 鞘谷○ 桐野●
大場 甘田○ 桐野● 飛瀬○
駒込 桐野● ポーン○ 横溝○
甘田 大場● 来島○ 裏見○
鞘谷 来島○ 吉備● 神崎●
飛瀬 横溝○ 神崎● 大場●
裏見 神崎● 横溝○ 甘田●
ポーン 吉備● 駒込● 来島○
横溝 飛瀬● 裏見● 駒込●
来島 鞘谷● 甘田● ポーン●